SharePoint Onlineとは?無料で使えるのか?
最終更新日:2026年8月5日
目次
そもそもSharePoint Onlineってなに?
SharePoint OnlineとはMicrosoftがビジネス向けに提供しているサービスのひとつで、ファイル、情報共有サービスです。
SharePoint Onlineを使うことで、ファイルや情報をひとつのシステムに集約することができます。
情報を集約することで社内外問わず業務やコミュニケーションをより円滑に行うことができるようになります。
SharePoint Onlineとは?
SharePoint Onlineとは、一言で表すのは難しいですが、強いて言うならクラウド上でファイルの保管と共有を実現するビジネス向けのクラウドストレージです。
データはすべてクラウド上にあるため、いつでも、どこでも、どのデバイスでもクラウド上のファイルを利用することができます。
インターネットにつながる場所ならどこでも情報共有ができますし、自動同期機能を活用することで、オフラインの状態でも情報共有することが可能です。
また外部ユーザーの招待機能も搭載されているので、取引先や協力会社とのファイル共有が簡単にできます。
権限設定もできるので社外秘の情報が漏れてしまう心配もありません。
最新のデータファイルが一元管理でき、SharePoint Onlineならクラウドにファイルを保存するだけで情報共有できます。30日間は削除されたファイルもゴミ箱からいつでも復元できるため、誤ってファイルを削除してしまったり、上書きしてしまっても問題ありません。一々バックアップを取る必要がなく、無駄にバックアップシステムを導入しなくてもシンプルかつコストパフォーマンスの面でも優れたファイルの共有が可能です。
利用するにはMicrosoft 365の法人向けプランを契約するのが基本です(従来はSharePoint Online単体プランの契約も可能でしたが、後述のとおり単体プランは廃止が予定されています)。個人向けプランには含まれていない点に注意してください。
いくらかかるの?
※以下は2020年当時のSharePoint Online単体プランの料金です。歴史的な参考情報として残していますが、単体プランは新規契約ができなくなる予定です(詳しくは次の見出しをご覧ください)。現在契約を検討している場合は、この見出しの後にある「現在(2026年時点)の料金体系」を参考にしてください。
| 機能名 | プラン1 | プラン2 |
|---|---|---|
| 月額料金(2020年当時) | 540円 | 1,090円 |
| チームサイト | ○ | ○ |
| 外部ユーザー招待 | ○ | ○ |
| コンテンツ管理 | ○ | ○ |
| Access Service | ○ | ○ |
| ワークフロー | ○ | ○ |
| 検索 | ○ | ○ |
| エンタープライズ検索 | – | ○ |
| 電子情報開示 | – | ○ |
| コンプライアンス対応 | – | ○ |
| Excel、Visio、InfoPath Forms Services | – | ○ |
| Business Connectivity Services | – | ○ |
基本の機能はどちらも提供されていましたが、エンタープライズ検索機能やコンプライアンス対応機能などより高度な機能をカバーしているのはプラン2でした。
単体プラン以外にもMicrosoft 365を契約することでSharePoint Onlineを使用することができます(こちらが現在の主流です)。
| 機能名 | Business Premium | Enterprise E3 |
|---|---|---|
| 月額料金(2020年当時) | 1,360円 | 2,180円 |
| Officeアプリケーション | ○ | ○ |
| オンライン版Office | ○ | ○ |
| SharePoint Online | ○ | ○ |
| OneDrive for Business | ○ | ○ |
| ワークフロー | ○ | ○ |
| 検索 | ○ | ○ |
| エンタープライズ検索 | – | ○ |
| フィルター検索 | – | ○ |
| 電子情報開示の検索 | ○ | ○ |
| 電子情報開示の保留 | – | ○ |
| 電子情報開示のエクスポート | – | ○ |
| コンプライアンス対応 | – | ○ |
| Excel、Visio、InfoPath Forms Services | – | ○ |
| Business Connectivity Services | – | ○ |
SharePoint Online単体を導入するより費用はかかりますが、Microsoft 365を導入することでビジネスメールのExchange OnlineやWeb会議・チャットに使われるMicrosoft Teamsなどのコミュニケーションツールも利用できるようになります(旧Skype for Businessは2021年にサービス終了し、現在はTeamsに統合されています)。
その他にも、デスクワークをしていれば、必ずといってもいいほど利用することになる「Word」「Excel」「Outlook」「PowerPoint」など必要不可欠なOfficeのアプリを利用することができます。
これらのアプリは買い切り版と異なり、契約中は常に最新バージョン(現在は「Microsoft 365 Apps」と呼ばれています)へ自動でアップグレードされ続けます。
現在(2026年時点)の料金体系の目安
上記の2020年当時の料金は現在では参考になりません。現時点でSharePoint Onlineを利用する場合は、Microsoft 365の法人向けプランに含まれる形で契約するのが基本です。目安は以下のとおりです(為替・料金改定により変動するため、契約前に必ずMicrosoft公式サイトの最新価格をご確認ください)。
| プラン名 | 月額目安(ユーザーあたり) | 主な用途 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Business Basic | 約1,000円台 | SharePoint・Teams・Exchange等のクラウドサービスのみ(デスクトップアプリなし) |
| Microsoft 365 Business Standard | 約3,000円台 | 上記に加えデスクトップ版Officeアプリを利用 |
| Microsoft 365 Business Premium | 約4,000円台後半 | 上記に加え高度なセキュリティ・端末管理機能 |
| Microsoft 365 Enterprise E3 / E5 | 個別見積り | 大企業向け。高度なコンプライアンス・セキュリティ機能 |
※価格は目安です。契約形態(年間一括/月次)やCopilot等のオプション有無で変動します。最新かつ正確な料金はMicrosoft公式サイトでご確認ください。
SharePoint Online単体プランの廃止について(重要)
Microsoftは廃止の理由として「単体プランの需要の低さ」「意図しない使われ方の増加」「運用コストの増加」を挙げています。すでにSharePoint Online単体プランを契約中の場合も、すぐに使えなくなるわけではありませんが、更新のタイミングでMicrosoft 365スイートへの移行案内を受ける可能性があります。移行によって費用が増加するケースもあるため、既存契約者は早めに社内で移行計画を検討しておくと安心です。
Microsoft 365の無料トライアル
SharePoint Online単体の無料トライアルは基本的に提供されていませんが、Microsoft 365の法人向けプランには期間限定の無料トライアルが用意されている場合があります。気になった方は導入前に試してみるのもよいでしょう(提供有無・条件は時期によって変わるため、契約前にMicrosoft公式サイトで最新情報をご確認ください)。
無料トライアルで試せるプランは、契約したいプランと同等またはそれに近いプランになるのが一般的です。ただし個人・家庭向けのMicrosoft 365 Family/PersonalにはSharePoint Onlineは含まれていないため、トライアルであっても個人向けプランではSharePoint Onlineを利用できません。
よくある質問(FAQ)
Q. SharePoint Onlineは無料で使えますか?
単体で恒久的に無料で使うことはできません。SharePoint Onlineを利用するには、法人向けのMicrosoft 365プラン(Business Basic/Standard/PremiumやEnterprise E3/E5など)への加入が必要です。個人・家庭向けのMicrosoft 365 Family/Personalには含まれていません。期間限定の無料トライアルが提供される場合はありますが、恒久的な無料プランではない点に注意してください。
Q. SharePoint Onlineの単体プランはまだ契約できますか?
Microsoftは2026年1月に単体プラン(Plan 1・Plan 2)の廃止を発表しており、新規販売は2026年半ばで終了予定です。既存契約者も2029年12月末までにMicrosoft 365スイートへの移行が必要です。これから導入する場合は、はじめからMicrosoft 365のスイートプランでの契約を前提に検討することをおすすめします。
Q. 個人でSharePoint Onlineを使うことはできますか?
個人・家庭向けのMicrosoft 365 Family/Personal(旧Microsoft 365 Solo)にはSharePoint Onlineは含まれていません。個人利用の場合は、ファイル共有には同じMicrosoftのサービスであるOneDriveが選択肢になります。SharePoint Onlineはあくまで組織・チームでの情報共有を目的とした、法人向けのサービスです。
Q. どのくらいの費用がかかりますか?
単体プランではなく、Microsoft 365スイートで契約するのが基本です。中小企業向けのBusiness Basic/Standard/Premiumや、大企業向けのEnterprise E3/E5など複数のプランがあり、料金は選ぶプランや契約形態(年間一括/月次)によって異なります。正確な最新料金はMicrosoft公式サイトの料金比較ページでご確認ください。
まとめ:SharePoint Onlineとは?無料で使えるのか?
この記事のポイント:
- SharePoint Onlineは、Microsoftが提供するクラウド型のファイル・情報共有サービス
- 単体で恒久的に無料で使うことはできず、利用にはMicrosoft 365の法人向けプランへの加入が基本的に必要
- 個人・家庭向けのMicrosoft 365 Family/Personalには含まれていない
- 従来のSharePoint Online単体プラン(Plan 1/Plan 2)はMicrosoftにより廃止が発表されており、新規販売終了・2029年末までの完全移行が予定されている
- これから導入する場合は、Microsoft 365のBusiness Basic/Standard/PremiumやEnterprise E3/E5などのスイートプランを前提に検討するのがおすすめ
- 外部ユーザー招待・自動同期・削除ファイルの復元(30日間)など、組織でのファイル共有に適した機能が豊富
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