SharePointで起こりうる不具合と解決策
最終更新日:2026年8月4日
この記事でわかること
SharePointの不具合について
SharePointはMicrosoftのMicrosoft 365から提供されているサービスの一種で、ファイル共有や情報共有を目的とした主に企業向けのサービスです。様々な機能が搭載されており、多くの企業がビジネスシーンで活用しています。
しかし、システムやツールでは時に予期せぬ不具合が発生することがあります。もちろんそれはSharePointに限ったことではありませんが、自分で解決できるレベルの不具合から自分ではどうすることもできないレベルの不具合まで多種多様です。今回はSharePointで起こりうる不具合と、実際にこれまでに発生した不具合への対処法を説明します。
よくある不具合の種類一覧
| 不具合の種類 | 主な症状 | 難易度 |
|---|---|---|
| 動作の不具合 | ページが読み込まれない・操作が遅い | ★(多くは自然解消) |
| ライブラリ・ファイルの不具合 | ファイルが開けない・互換性エラー | ★★(設定確認で解消) |
| 同期エラー | OneDriveと同期しない・競合が発生する | ★★(クライアント再起動等) |
| 権限・アクセスエラー | 「アクセス権がありません」と表示される | ★★★(管理者対応が必要) |
| サインインの不具合 | ログインループ・認証エラー | ★★(キャッシュクリアで解消が多い) |
動作の不具合と解決策
SharePointでも他のサービスと同じで動作の不具合は起こりえます。原因は様々ですが、一因としてあげられるのはSharePointを含むMicrosoft 365サービスはクラウドサービスという性質上、セキュリティアップデートが日々行われているという点にあります。
このアップデートと利用が重なってしまったり、アップデート直後であればうまく動作せず、不具合が発生する場合があります。このアップデートはテナント毎に順次行われるため、タイミングがテナント毎に若干異なる場合もあります。
動作の不具合 対処手順
- しばらく時間を置いてから再度アクセスする(アップデート起因なら自然解消することが多い)
- ブラウザのキャッシュ・Cookieを削除してから再度アクセスする
- 別のブラウザ(ChromeやEdge等)で試してみる
- Microsoft 365のサービス正常性ダッシュボードで障害情報を確認する
ライブラリ・ファイルの不具合と解決策
SharePointドキュメントライブラリからOfficeファイルやドキュメントを開く際に不具合が発生する場合があります。
以前は普通に開けていたファイルが現在は開けなくなってしまった場合は、ファイル自体が破損しているか、特定のアプリとの互換性がない形式である可能性があります。ファイルを他のユーザーと共有している場合は、同じファイル形式を使用していて、完全に保存できていることを確認してください。
また、ファイル形式がサポートされていない可能性もあります。新しいOfficeのバージョンでは旧バージョンでは利用できない新機能が追加されているため、旧バージョンで作成されたドキュメントを新バージョンでは表示できますが、旧バージョンでは新バージョンのドキュメントを表示できません。例えばExcel 2016ではファイルを.xlsx形式で保存しますが、Excel 2003では.xls形式のみを表示します。
SharePointでファイルを共有する際は、互換性のあるOfficeバージョンのドキュメントをユーザーが所有していることを確認してください。SharePointサーバーとOfficeのバージョンが異なることによって不具合が発生する場合があります。解決できない場合は、ファイルをダウンロードしてローカルで開けるかどうかを確認してください。
ライブラリ不具合 対処手順
- ファイルをダウンロードし、ローカルで開けるか確認する
- ファイルの拡張子(.xlsx / .xls等)がSharePointおよび使用しているOfficeバージョンと互換性があるか確認する
- ファイルを再度アップロードして開けるか試す
- 他のユーザーが同じファイルに問題なくアクセスできるか確認する
同期エラーの不具合と解決策
SharePointとOneDriveの同期がうまくいかない場合、以下の原因が考えられます。
- ファイル名やパスに日本語の特殊文字・禁止文字( # % & * など)が含まれている
- ファイルパスが長すぎる(400文字以内を推奨)
- 同じファイルを複数のユーザーが同時編集して競合が発生している
- OneDriveクライアントが古いバージョンのまま更新されていない
同期エラー 対処手順
- タスクバーのOneDriveアイコンを右クリック→「同期の一時停止」→「同期の再開」を試す
- ファイル名・フォルダー名に禁止文字が含まれていないか確認し、含まれている場合はリネームする
- OneDriveクライアントを最新バージョンにアップデートする
- 競合が発生している場合は、「競合バージョン」を確認してどちらを残すか決定する
権限・アクセスエラーの不具合と解決策
「アクセス権がありません」「このコンテンツを表示する権限がありません」といったエラーが表示される場合があります。
- サイト管理者から適切な権限を付与してもらっていない
- ゲストアカウントや外部ユーザーへの共有設定が制限されている
- サインインしているアカウントが正しくない(個人用アカウントと職場アカウントの混同)
権限エラー 対処手順
- ページ内に「アクセスを要求する」リンクがある場合はクリックし、サイト管理者に申請する
- SharePoint管理者(または所有者)にアクセス権の付与を依頼する
- サインアウトして正しいアカウント(会社メールアドレス)で再サインインする
- ブラウザのプライベートウィンドウ(InPrivate/シークレット)でアクセスして動作を確認する
それでも解決しない場合
上記の対処法を試しても解決しない場合は、以下の手段を検討してください。
- インターネットで検索すると同じような疑問を抱いているユーザーが多く見つかり、解決策が掲載されているケースも多くあります
- Microsoftの公式ドキュメント(Microsoft Learn)で最新のトラブルシューティング情報を確認する
- サービスの提供元(Microsoft)への問い合わせは電話やインターネットからでも簡単に行うことができます。Microsoft 365管理センターからサポートチケットを発行することもできます
よくある質問(FAQ)
まとめ
SharePointで起こりうる不具合と解決策についてのポイントをまとめます。
- SharePointの不具合は「動作の不具合」「ライブラリ・ファイルの不具合」「同期エラー」「権限エラー」「サインインの不具合」に大別できる
- 動作の不具合はMicrosoft 365の日々のアップデートと重なることが原因のことが多く、時間を置いてから再アクセスするか、ブラウザキャッシュをクリアすることで解消するケースが多い
- ファイルが開けない場合は、Officeバージョンの互換性(.xlsx/.xls等)や、ファイルの破損を確認する
- 同期エラーの場合はファイル名の禁止文字とOneDriveクライアントのバージョンを確認する
- 自分で解決できない場合はインターネットで検索するか、Microsoft 365管理センターからサポートチケットを発行する
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