「Skype for business」とは?「Skype・Lync」と新しい「Microsoft Teams」について

最終更新日:2026年8月7日

重要:Skype for Business Onlineは2021年7月31日にサービスが終了しており、現在は後継のMicrosoft Teamsへの移行が推奨・実施されています。本記事は参考資料としての情報を提供しています。

Skype for Business(Lync)とは

「Skype for Business・Lync(リンク)」はMicrosoftが提供していた法人向けコミュニケーションサービスです。一般向けのSkype同様に複数人数での音声チャット・ビデオ会議などが行えるコミュニケーションツールで、PCだけでなくスマートフォンアプリも存在していました。

「Lync」は法人向けコミュニケーションツールとして2011年1月に公開されました。2013年には「Lync」と一般向けの「Skype」の相互接続が可能となり、2015年4月に「Skype for Business」に名称変更されました。名称変更の理由は、企業向け「Lync」に比べ一般向け「Skype」のブランド知名度が圧倒的に大きかったことが挙げられています。

Microsoftは「Skype for Business」に代わり、同様の機能を持つ後継サービス「Microsoft Teams」への移行を推進し、2021年7月31日にSkype for Business Onlineのサービスを終了しました。また、2018年10月より500名以下の新規テナントでは「Skype for Business」は利用できなくなっていました。

SkypeとSkype for Businessの違い

Skype(個人向け・現在も提供中)

個人向けで、固定電話や携帯電話への発信・国際通話を除いて無料で利用できます。音声通話・ビデオ通話・画面共有・インスタントメッセージ・ファイル送信などが利用可能です。ビデオ通話は最大50人、グループチャットは最大100人まで利用できます。

Skype for Business(2021年7月31日終了)

法人向けサービスで終了済みです。主な特徴は以下でした。

  • オンライン会議の最大参加人数:250人
  • ブロードキャスト機能:最大10,000人まで対応
  • Microsoft 365(Outlook・SharePoint)と完全連携
  • 管理者側からの利用制限・暗号化

後継サービス:Microsoft Teams

Microsoft Teamsは2017年3月より開始されたMicrosoft 365の一部で、Skype for Businessの後継サービスです。Skype for Businessで利用できた機能はもちろん、さらにチームメンバー間のコミュニケーションを円滑にするための特化した機能が追加されています。

Teamsで追加・変更された主な機能

  • チーム・チャネル機能:プロジェクト・部署ごとに「チーム」を作成し、そのチーム内のコミュニケーションスペース「チャネル」で情報を整理できる
  • スレッド機能:会話内容ごとにスレッドを立てることができ、後から参加したメンバーも会話の流れを追いやすい
  • チャット機能:インスタントメッセージから複数人のチャット方式に進化し、チャットスペースからWeb会議を即座に開始できる
  • メンション機能:「@ユーザー名」でメッセージ送信すると相手に通知が届き、大人数グループでの見逃しを防止
  • ファイル共有・共同編集:SharePoint/OneDriveと連携してチームのオンラインストレージにファイルを共有・共同編集できる
  • 会議人数の大幅拡張:通常会議は最大1,000人(Townhall/ウェビナーは最大10,000人)まで対応

3サービスの比較

比較項目 Skype(個人向け) Skype for Business(終了済み) Microsoft Teams(現行)
対象 個人 法人(サービス終了) 法人・教育機関等
会議最大人数 最大50人(ビデオ) 最大250人 最大1,000人(ウェビナー10,000人)
チーム/チャネル機能 なし なし あり
SharePoint/OneDrive連携 なし 部分的 深い統合
Outlookカレンダー連携 なし あり あり
現在のサービス状況 継続中 2021年7月31日終了 継続中(機能拡張中)
料金について:Microsoft Teams・Microsoft 365プランの料金は定期的に改定されています。本記事に記載されていた旧料金(540円・1,360円・2,170円等)は2020年時点の情報で現在は変更されています。最新の料金はMicrosoft公式サイトでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. Skype for Business OnlineとSkype(個人向け)は別のサービスですか?
A. はい、別のサービスです。Skype(個人向け)は現在も継続して無料提供されています。Skype for Business Onlineは法人向けで、2021年7月31日にサービスが終了しました。「Skypeがなくなった」という認識は誤りで、個人向けSkypeは継続中です。
Q. Microsoft TeamsはSkype for Businessと比べて人数制限はどう変わりましたか?
A. Skype for Business Onlineの通常会議は最大250人でしたが、Microsoft Teamsは最大1,000人(Townhall/ウェビナー形式は最大10,000人)まで参加可能です。全社説明会・ウェビナーなどの大規模イベントにも対応できるようになりました。
Q. Lync・Skype for Business・Microsoft Teamsはどういう関係ですか?
A. いずれもMicrosoftの法人向けコミュニケーションツールで、世代が進化した後継関係にあります。「Lync(2011年)→Skype for Business(2015年改名)→Microsoft Teams(2017年開始)」という流れで、現在はTeamsが最新の後継サービスです。Skype for Businessは2021年7月31日に終了しました。
Q. Microsoft Teamsは有料ですか?
A. 基本的なチャット・ビデオ会議機能は無償版Teamsで利用可能です(機能制限あり)。フル機能はMicrosoft 365プランに含まれており、Business Basic・Business Standard・Business Premiumなどのプランで利用できます。最新の料金はMicrosoft公式サイトでご確認ください。

まとめ

  • 「Skype for Business(Lync)」はMicrosoftの法人向けコミュニケーションツールで、Lync(2011年)→Skype for Business(2015年改名)→Microsoft Teams(後継)という歴史で進化してきた
  • 個人向けSkypeはサービスを継続しており、Skype for Business OnlineとSkype(個人向け)は別のサービス
  • Skype for Business Onlineは2021年7月31日にサービスが終了しており、後継はMicrosoft Teams
  • Microsoft TeamsはSkype for Businessの機能にチーム/チャネル/スレッド/メンション/ファイル共同編集機能が加わり、会議の最大人数も1,000人(ウェビナー10,000人)に大幅拡張されている
  • Microsoft TeamsはMicrosoft 365プランに含まれており、SharePoint・Outlook・OneDriveと深く統合されている

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