Microsoft 365とは

最終更新日:2026年8月7日

Microsoft 365(旧Office 365)をこれから導入しようとしている方のために、Microsoft 365の概要・ライセンスの種類と選び方・個人向けプランの特徴・メール機能について解説します。

Microsoft 365とは

Microsoft 365とは、Microsoft社が提供するクラウドベースのサブスクリプションサービスで、Word・Excel・PowerPoint・OutlookなどのOfficeアプリとクラウドサービス(OneDrive・SharePoint・Teams)をひとまとめに提供するものです。以前は「Office 365」と呼ばれていましたが、2020年に「Microsoft 365」に名称変更されています。

Microsoft 365の主な特徴は以下の通りです。

  • Word・Excel・PowerPoint・OutlookなどのOfficeアプリが常に最新版で使える
  • OneDriveのクラウドストレージが付属し、どこからでもファイルにアクセスできる
  • Windows・Mac・iOS・Androidのマルチプラットフォームに対応
  • 月額または年額サブスクリプション型の料金体系
  • 法人向けにはSharePoint・Teams・Exchange Onlineなどの企業向けサービスも含まれる

ライセンスの種類と選び方

Microsoft 365のライセンスは大きく分けて「個人・家庭向け」と「法人・企業向け」の2種類があります。購入前に自分の用途に合ったライセンスを選ぶことが重要です。

カテゴリ プラン名 主な対象 インストール台数
個人向け Microsoft 365 Personal 1人での利用 PC・タブレット・スマホ計5台
家庭向け Microsoft 365 Family 最大6名まで共有 1人あたり5台まで
法人向け Microsoft 365 Business Basic Web版・クラウドサービスのみ Web版のみ(アプリなし)
法人向け Microsoft 365 Business Standard Officeアプリ+クラウドサービス PC・タブレット各5台+スマホ5台
法人向け Microsoft 365 Business Premium セキュリティ機能が強化された上位版 PC・タブレット各5台+スマホ5台

個人・家庭向けプランは月額支払いまたは年額一括払いを選択でき、プリインストール版(新しいPCにあらかじめインストールされているOffice)や買い切りのパッケージ版(Office 2021等)と異なり、常に最新バージョンのOfficeアプリが使えることが最大の違いです。

Microsoft 365 Personal(旧Solo)の特徴

「Microsoft 365 Personal」はMicrosoft 365の個人向けプランです(以前の日本版の名称「Microsoft 365 Solo」は現在「Microsoft 365 Personal」に統合されています)。

主な特徴は以下の通りです。

  • Word・Excel・PowerPoint・OutlookなどのOfficeアプリを最大5台のデバイスに同時インストールできる
  • OneDriveが1TBのクラウドストレージを提供し、ファイルを自動バックアップできる
  • Windows・Mac・iOS・Androidに対応
  • 月額または年額の支払い。年額一括は月額より割安
  • Microsoftサポートへのアクセスが含まれる

家族で使うにはもう少し月額を追加するだけで最大6名が利用できる「Microsoft 365 Family」にアップグレードできます。

Microsoft 365のデメリット

Microsoft 365はメリットが多い一方で、いくつかデメリットも存在します。

  • サブスクリプション料金が継続的にかかる:買い切り版(Office 2021等)と違い、毎月・毎年の費用が発生します。長期間使い続けると合計費用が高くなる可能性があります
  • インターネット接続が前提:クラウド機能(OneDriveの同期・ライセンス認証・Webアプリ)はインターネット環境が必要です。なおOfficeアプリ自体はオフラインでも動作します
  • プランが多く選択が複雑:個人・家庭・法人向けに複数プランがあり、自分に合ったプランを選ぶのに情報収集が必要です
  • Microsoftアカウントの管理が必要:Microsoftアカウントでサインインして使うため、アカウント管理が必要になります

メール機能(Outlook)について

Microsoft 365にはメールソフト「Outlook」が含まれています。Outlookはメールの送受信だけでなく、予定管理(カレンダー)・タスク管理・連絡先管理も1つのアプリで行えます。

Microsoft 365のメール機能には主に2つの利用方法があります。

  • Outlookアプリ(デスクトップ版):PCにインストールして使うメールクライアント。他のメールアカウント(GmailやYahoo!メール等)も統合して管理できる
  • Outlook on the web(旧OWA):Webブラウザ上でOutlookを使うサービス。アプリのインストール不要でどこからでもアクセスできる。インターフェースはアプリ版に近く、ほぼ同等の機能が使える

法人向けプランでは、Exchange Onlineとの組み合わせでメールドメインの管理・セキュリティポリシーの適用・大量のメール履歴の保管(アーカイブ)が可能になります。

よくある質問(FAQ)

Q. Microsoft 365とOffice 2021(買い切り版)はどちらがお得ですか?
A. 短期間の利用ならOffice 2021(買い切り)が割安な場合もありますが、Microsoft 365は常に最新バージョンのOfficeが使える・1TBのOneDriveが付属・複数デバイスにインストール可能といったメリットがあります。4〜5年以上使い続けることを考えると、Microsoft 365のほうがコストパフォーマンスが良いケースも多いです。
Q. Microsoft 365 PersonalとFamilyの違いは何ですか?
A. Personal(個人)は1人で最大5台まで、Family(家庭)は最大6人が各5台まで使えます。OneDriveの容量もFamilyでは各1TB(合計最大6TB)になります。同居家族で複数人が使う場合はFamilyのほうがお得になることが多いです。
Q. Microsoft 365はMacでも使えますか?
A. はい、使えます。Word・Excel・PowerPoint・OutlookなどのMac版Officeアプリが提供されており、1ライセンスでWindowsとMacの両方に対応しています。機能はWindows版とほぼ同等ですが、一部アドインやマクロの互換性に差がある場合があります。
Q. Microsoft 365のサブスクリプションを解約したらOfficeは使えなくなりますか?
A. サブスクリプションを解約またはライセンス期限が切れると、Officeアプリは「機能制限モード」になり、編集ができなくなります(閲覧のみ可能)。ファイル自体は残りますが、新しい文書の作成・編集を続けるには再契約が必要です。OneDriveのファイルも30日以内にダウンロードする必要があります。

まとめ

  • Microsoft 365とは、Word・Excel・PowerPoint・OutlookなどのOfficeアプリとクラウドサービスをサブスクリプションで提供するMicrosoftのサービス(旧Office 365)
  • 個人向け(Personal・Family)・法人向け(Business Basic/Standard/Premium・Enterprise)と用途に応じた複数プランがある
  • Microsoft 365 Personalは1人で5台のデバイスに使え、1TBのOneDriveが付属する個人向けプラン(旧Solo名称は現在Personalに統一)
  • デメリットはサブスクリプションの継続費用・インターネット接続前提・Microsoftアカウント管理の必要性など
  • メール機能はOutlookアプリとOutlook on the web(旧OWA)の2形態で利用でき、予定・タスク・連絡先も一元管理できる

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