Amazon Pinpointへのデータインポート時の注意点

エンコーディング

  • インポートするCSVファイルは必ずUTF-8エンコーディングを使用する必要がある。
  • 顧客管理(配信)からエクスポートする際は、エンコーディングを「UTF-8」に設定すること。デフォルトのShift-JISではインポート時にエラーが発生する。

データ形式

  • 複数の値を含む項目
    • 同一項目内に複数の値(例:担当営業が2名)が登録されている場合、CSVファイル内に改行が入るためエラーとなる。
    • 複数値が設定されている項目はエクスポート対象から除外する必要がある。
  • タブの除去
    • 設定値内にタブが含まれている場合、すべて除去すること。

ヘッダー名の変換

  • Amazon Pinpointが指定するヘッダー名に変換する必要がある。
    • 例:
      • ChannelType
      • Address
      • Id
      • Attributes.CompanyName
  • Amazon Pinpointの公式ドキュメントを参照し、適切なヘッダー名を使用すること。[1]

日時形式の変換

  • Amazon Pinpointでは、ISO 8601形式の日時が求められる。
    • 例:2025/01/27 15:502025-01-27T06:50:00Z(UTC時間)

必須属性

  • 新規エンドポイントをインポートする場合
    • Address(Eメール、電話番号、デバイストークンなど)
    • ChannelType(SMS, EMAIL, APNS, GCMなど)
  • 既存エンドポイントの更新の場合
    • Idが必須

制限事項

  • 属性名の長さ: 最大50文字[1]
  • 属性値の長さ: 最大100文字[1]
  • カスタム属性の制限: 1プロジェクトあたり最大250個まで[1]

エンドポイントの定義例

CSV形式

ChannelType,Address,Location.Country,Demographic.Platform,Demographic.Make,User.UserId
SMS,+16045550182,CA,Android,LG,example-user-id-1
APNS,1a2b3c4d5e6f7g8h9i0j1a2b3c4d5e6f,US,iOS,Apple,example-user-id-2
EMAIL,john.stiles@example.com,US,iOS,Apple,example-user-id-2
GCM,4d5e6f1a2b3c4d5e6f7g8h9i0j1a2b3c,CN,Android,Google,example-user-id-3
EMAIL,wang.xiulan@example.com,CN,Android,OnePlus,example-user-id-3
  • 最初の行がヘッダーで、各列がエンドポイント属性を表す。
  • User.UserIdのように、ユーザー識別子を関連付けることが可能。

セグメントインポートの方法

  1. Amazon Pinpointコンソールを開く
  2. プロジェクトを選択し、「Segments」メニューへ移動
  3. 「Create a segment」→「Import a segment」
  4. 「Import method」で「Upload files from your computer」を選択
  5. 「Choose files」からCSVファイルを選択
  6. 「Create segment」をクリックし、インポートを完了

参考リンク

[1] Amazon Pinpoint: Importing Segments