こんにちは、しまゆずです。
今話題のAI搭載エディター「Windsurf」と「Cursor」。どちらも優秀なAI機能を備えていますが、実はインストール先やAPIキーの設定、有料プランの違いなど、見落としがちなポイントがいくつかあります。この記事では、それぞれの特徴やインストール方法、注意点をまとめてみました!
1. Windsurfとは? 〜プログラミング初心者に優しい新世代AIエディター〜
Windsurfは、Codeium社がリリースした次世代のAI搭載エディター(IDE)です。コードの自動補完やエラー修正はもちろん、Cascadeと呼ばれる独自のプロジェクト全体管理機能が魅力的。
- プロジェクト全体を理解しているため、複数ファイルにまたがる修正やライブラリのインストールなどもAIがサポート。
- 初心者でもインストール直後から比較的扱いやすく、英語のエラーメッセージに悩まされることが少ないのが特徴です。
2. Windsurfのインストール先はどこに? OS別まとめ
■ Windowsの場合
- デフォルトでユーザーディレクトリ(例:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData
など)にインストールされることが多いです。 - インストール時に「システム全体にインストールする」を選択すると、自動更新関連のエラー(「Windsurf User is running with administrative rights」など)が回避できる場合があります。
■ macOSの場合
- 多くのアプリケーション同様、「
/Applications
」ディレクトリに配置されます。特別な指定をしない場合は、自動的にここにインストールされるはずです。
■ Linuxの場合
- ディストリビューションやインストール方法によりますが、「
/usr/local/bin
」や「/opt
」にインストールされるケースが一般的です。
インストール先が分からないときは…
- インストール時の設定を確認
インストーラーのウィザードでカスタムインストール先を指定した場合は、そのパスをチェック。 - システム検索を活用
「Windsurf」で検索し、関連ファイルがどこにあるか調べましょう。 - 公式ドキュメントやサポートを参照
OSごとの詳細な手順や注意点が掲載されているのでおすすめです。
3. Windsurfでは独自のAPIキーが使えない?
結論から言うと、Windsurfには独自のAPIキーを設定してAIを利用する機能がありません。
WindsurfのAI機能はデフォルトの仕組みを使う設計になっており、自分のOpenAI APIキー等を追加して利用できるオプションは、現時点では提供されていないようです。将来的に機能が追加される可能性はありますが、現状は公式ドキュメントやサポートページを随時チェックしておくと良いでしょう。
4. Cursorは独自のAPIキーを設定可能!制限回避の裏ワザ
一方、Cursorでは独自のOpenAI APIキーを設定することができます。これによって、Cursorが用意している無料プランの回数制限(月200回のGPT-3.5、月50回のGPT-4など)を超えてAI機能を利用可能です。
- 有料プランに未加入でも使える:
OpenAIのAPIを自前で契約している場合は、使用量に応じてOpenAI側に支払いを行う“従量課金制”の形になります。 - 注意点:
独自APIキーを使うと、Cursorの有料プランで提供される一部機能(コードを直接適用する「Apply」機能など)は利用できない場合があります。
CursorでのAPIキー設定方法
- OpenAI APIキーの取得
OpenAIのプラットフォームにて「Create new secret key」をクリック。 - Cursorへの登録
Command + Shift + P
(Mac)またはCtrl + Shift + P
(Windows)でコマンドパレットを開く。- 「Cursor: Open Settings」で設定モーダルを開き、「Models」セクション内にAPIキーを貼り付ける。
- 「Verify」ボタンでキーが有効か確認すれば完了です。
5. Windsurfの初期設定と日本語化
初めて使う場合は、以下のステップでセットアップしてみましょう。
- Windsurfの公式サイトからインストール
codeium.com/windsurf にアクセスし、OSに合ったインストーラーをダウンロード。ウィザードの指示に従ってインストールを完了させます。 - 初期設定を行う
- Get Startedボタンをクリックし、VSCodeやCursorの設定をインポートするか、新規に開始するかを選択。
- キーバインドやテーマを好みで設定し、Codeiumアカウントでサインイン(または新規作成)します。
- 日本語化
- 左サイドバーの「拡張機能」アイコンをクリックし、「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を検索してインストール。
- 「Change Language and Restart」を押すと再起動され、日本語表示に切り替わります。
6. WindsurfとCursorの料金プラン比較
AIエディターを使う上で気になるのが、「無料プランと有料プランの違い」です。特に、制限回数や追加機能が異なるため、プロジェクトの規模や使い方に合ったプランを選ぶことが大事です。
- Windsurf
- 無料プラン:ある程度のAI機能が利用可能。
- プロ版(月額約10ドル〜):高速化やCascadeのステップ数増量など追加特典あり。
- Cursor
- 無料プラン:GPT-3.5が月200回、GPT-4が月50回まで利用可能。
- プロ版(月額約20ドル):コード提案の「Apply」機能や、より多くのGPT-4リクエストが利用可能。
APIキーを独自で設定すれば、Cursorの無料プランを使い続けながらも従量課金でより多くのリクエストを飛ばす、という方法もあります。逆にWindsurfはそうしたAPIキーの持ち込み利用ができないため、無料プランの回数制限や有料プランへの移行でカバーするイメージです。
7. まとめ:あなたに合ったAIエディターは?
- Windsurfの魅力
- Cascade機能によるプロジェクト全体の自動化・一括管理
- 比較的安価な有料プラン
- 初学者向けの分かりやすいインターフェース
- Cursorの魅力
- 独自のAPIキーが使え、無料プランの制限回数を気にせずに済む
- 「Apply」機能など高度なAI支援を備えた有料プラン
結論:
- プログラミング初心者や、プロジェクト全体を丸ごとAIに任せたい方はWindsurfがおすすめ。
- コードの品質向上にこだわる、あるいはすでにOpenAIのAPIを契約している方はCursorが便利でしょう。
いずれも無料プランから試せるので、「自分に合うのはどっち?」という方は、まずは両方インストールして触ってみるのが一番です!ぜひ最新のAIエディターを活用して、コーディングの新しい世界を体感してみてくださいね。
最後に
WindsurfもCursorも、それぞれ進化が早く、新機能が追加され続けています。インストール先や日本語化の手順、APIキーの設定可否など、重要なポイントを押さえて使いこなしましょう。特にWindsurfはまだまだ開発段階なので、将来的にはカスタムAPIキー対応が実装される可能性もあります。定期的に公式情報やコミュニティをチェックしてみてください。
以上、しまゆずがAI搭載エディターWindsurfとCursorの気になるポイントをまとめてご紹介しました。ぜひ参考にして、ストレスフリーなコーディングライフをお楽しみください!