新卒でSE(システムエンジニア)になるには?就活でやるべき5つのこと
新卒でSEになれるの?
新卒でSE(システムエンジニア)を目指しているけど、未経験でもSEになれるの?と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。新卒でプログラムが未経験でも、SEになれる可能性はあります。そこで今回は、SEになるために習得するべきこととやるべきこと、SEになるために登録しておくべき就活サイトについてご紹介します。新卒でSEになりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
SEの仕事内容
SEの仕事内容は、主にクライアントからの要求に応じてシステムの設計書やソフトウェアの設計書を作成するという工程を担当します。ソフトウェア開発の現場にはさまざまな工程がありますが、SEが主に担当するのは「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」などの業務です。「要件定義」においては、クライアントのシステムに対するニーズを細かく聞き出すコミュニケーション能力が重要なため、文系出身者でも十分活躍できます。
新卒でSE(システムエンジニア)になるための5つのこと
日本を代表する大手のIT企業などは理系の新卒か、経験者の転職に限定して採用を行っていますが、それ以外の企業では未経験者でも意欲さえあれば歓迎しているほど、今はSEが不足しています。ですから、経験のない文系新卒であってもあきらめる必要はないのです。必要なスキルなどを習得しておけば、新卒で未経験でもSEになることは可能ですここからは、新卒で未経験でもSEになるために、習得しておくべきことや面接対策などについてご紹介します。
1:プログラミング言語の知識をつけておく
新卒でSEになるためには、システムを構成するうえで重要な要素であるプログラミング言語の知識を身につけておくことが大前提です。プログラミング言語は全部で200種類以上あり、IT業界により使用する言語は異なります。自分がどんなSEになりたいか、的を絞ってから学習を始めましょう。新卒でSEになるために、押さえておくべきおすすめの言語として「Java」「C言語」「PHP」がありますが、まずはこれらについてご紹介します。
勉強しておくと良いプログラミング言語1:Java
新卒で勉強しておくと良いプログラミング言語は、なんといっても「Java」です。Java言語は多くの現場で使われ、汎用性があるのでOSに依存せず、LinuxでもWindowsでも iOSでも動作が可能な言語です。さまざまな言語の元になっており、プラットフォームを多く提供してくれることが人気が高い理由と言えるでしょう。新卒で経験はなくてもJavaを独学で学んでおくと、就職に有利だと言えます。
勉強しておくと良いプログラミング言語2:C言語
次に新卒で勉強しておくとよいプログラミング言語は、基礎から応用まで幅広く習得できる「C言語」です。C言語は「メモリ」「CPU」などコンピューターのハードウェアを意識してプログラミングする必要があるため、コンピューターの仕組みに強くなりますが、習得する難易度は高めです。ですが難易度が高い分、C言語をマスターするとObjective-Cなど、C言語の影響を受けて開発されたプログラミング言語が習得しやすくなります。
勉強しておくと良いプログラミング言語3:PHP
新卒で勉強しておくとよいプログラミング言語は、WEBアプリ・サービス開発に特化した言語「PHP」です。PHPは1996年ごろに登場したサーバーサイドのスクリプト言語です。スクリプト言語は記述法が英語に近くシンプルなため、プログラミング未経験者が始めやすく初心者に優しいプログラミング言語です。SEになりたい理由がWEBアプリ開発・サービス開発を目標としているなら、PHP言語の学習が適しています。
2:CAB対策をしましょう
新卒でSEになるためには、SE・プログラマー等のコンピューター職適性診断テストのCAB対策をしましょう。CAB適性診断にはペーパー形式の「CAB」とweb形式の「Web-CAB」の2種類があり、時間配分が異なります。どちらも独特の形式で難しく対策は必須です。この診断では、コンピューター職としての能力適性を診断されますので、早めの対策で問題の出題形式に慣れておくようにしましょう。
3:SEの面接対策はこれ!
新卒でSEになるために、面接対策として挙げられることはどんなことなのでしょうか。ITのスキルや資格を多く持っているから、必ずしもSEに向いているとは言えません。面接の際、SEとして求められていることは何かを知っておく必要があります。ITのスキル以外のものをあなたが持っているかが面接の際に問われます。それでは、面接を成功させるために、ITのスキルや資格の多さ以外に必要な能力についてご紹介します。
SEの面接対策1:論理的思考能力
SE面接対策の1番目は、物事の筋を通して考える「論理的思考能力」です。「人に何かを説明するとき順序立てて分かるように説明できる」、また、「常に物事の原因やその理由などを突き詰めて考える」こんな人は論理的思考能力がありSEに向いている人です。例えばクライアントの要望通りにシステムを設計するとき、論理的思考能力のある人はあらゆる仕様を検討し筋を通して説明できるので、クライアントに納得してもらえます。
SEの面接対策2:コミュニケーション能力
次にSEにとって必要なのは、開発メンバーやクライアントとのコミュニケーション能力です。SEはコミュニケーションとはかけ離れたイメージがありますが、システムはチームで開発するものなので開発メンバーやクライアントとのコミュニケーション能力が必要です。情報を共通できないと大きなミスにつながります。面接ではハキハキと受け答えをし、コミュニケーション力をアピールしましょう。
SEの面接対策3:新しいことへの積極性や好奇心
新しいことは何でも知りたいという積極性や好奇心を日頃から養いましょう。常に新しい技術が生まれるIT業界で、分からないことは本やネットで徹底的に調べて、その知識を自分のものにすることはSEにとって当たり前のことです。突然のシステム障害にも対応できないといけません。「マニュアル通りにやります」という受け身の姿勢では務まらないでしょう。常に新しいことに興味を持ち、努力を惜しまない人こそSEに向いていると言えます。
4:ポートフォリオやアプリを開発する
新卒でSEになるためには、ポートフォリオやアプリを開発しましょう。複雑な機能のアプリ開発ではなく、簡単なアプリ(メモアプリ・動作が単純なゲームアプリ・SNS風アプリ)の開発なら、基礎的なプログラミング言語を学べば未経験者でもできます。ポートフォリオとは、自分の経歴(履歴書)にスキルレベルなどをまとめたものです。新卒で未経験からSEになりたい意気込みと、基礎スキルの習得を書いてアピールしましょう。
5:企業インターンに参加する
新卒でSEになるためには、企業インターンに参加しましょう。企業インターンには短期と長期があり、短期のインターンではSEの仕事や業界の説明がメインです。長期はコンテンツの設計・開発・動作チェックなどを行い、企業の仕事内容を具体的に知ることができます。インターン生として企業で働くことで、思っていたものと違ったり、逆に好印象を持ったりと、企業の雰囲気を直に知ることができるのでおすすめです。
登録しておくべき就活サイト
就活サイトとは、就活に役立つ企業情報をまとめた就活生のためのものです。就活をスムーズに進めるためには、就活サイトを通した就活が効率的です。それでは、新卒でSEになるために登録しておくべき就活サイトをご紹介します。
登録しておくべき就活サイト1:リクナビ
新卒でSEになるために登録しておくべき就活サイトは、リクルートが提供する「個人のキャリアを支援するサービス」の『リクナビ』です。リクナビの『リクナビ21』は、2021年以降卒業の方向けに、大学および各種学校の学生、及び既卒者を対象に就職情報を配信しています。また、あなたの適性を分析し、あなたにおススメの企業を紹介してくれます。文系SEが活躍している企業も紹介していますので、登録がまだでしたら早速登録してみましょう。
登録しておくべき就活サイト2:キャリアセレクト
続いて、新卒でSEになるために登録しておくべき就活サイトは、新卒エンジニア学生のための就職活動支援サイト『キャリアセレクト(Career Select)』です。キャリアセレクトは一般の就職サイトとは異なり、あなたに合った企業を見つけて紹介してくれる新しいタイプの就職活動支援サイトです。Web・ゲーム・ソフトウェアに特化しており、約200社の優良IT企業とつながることができます。
登録しておくべき就活サイト3:理系就職エージェントneo
続いて、新卒でSEになるために登録しておくべき就活エージェントは、SEなどの理系の知識を活かせる職種を幅広く保有している『理系就職エージェントneo』です。場所や業種などで就職先を決める一般的な就職エージェントとは異なり、あなたが実際にできる仕事や働く環境を基に紹介するので、入社後のギャップを減らすことができます。
登録しておくべき就活サイト4:キャリタス就活
新卒でSEになるために登録しておくべき就活サイト4は、情報量が多いだけの就職サイトとは一線を画す、『キャリタス就活』です。膨大な掲載数から本当に働きたいと思える企業を探すのはとても困難を極めますが、『キャリタス就活2021』では厳しい掲載基準を設け、8割以上の大手・準大手の優良企業のみを掲載しています。キャリタス就活2021なら、自分に合う1社を見つけることができます。
対策をしっかりして新卒でSEに就職しよう!
今回は、新卒でSEになるためにするべきことについてご紹介しましたが、いかがでしたか。新卒で未経験でも努力次第ではSEになれる可能性はあります。また、文系だからSEには向いていないのではなく、文系だからこそSEとしてバリバリ仕事をしている方も多くいらっしゃいます。できる限りの対策をして新卒でSEに就職しましょう。