初心者におすすめのプログラミング言語11選|習得の判断基準もあわせてご紹介

プログラミング言語とは?

プログラミング言語は、コンピューターにネットワーク上でさまざまな動作をさせるための言語です。現在では中学生がプログラミングでロボットを操作するまでになりました。

プログラミング言語はテキストエディタを用意できるノートパソコンがあれば事足りるため、その気軽さからフリーランスにも支持されています。

おすすめのプログラミング言語11選

プログラミング言語が多岐に渡って存在している理由は、コンピューターの情報世界がそれだけ複雑になっていることの表れでもあります。

ここからは各プログラミング言語が、それぞれの分野でどんな強みがあるのかを紹介していきます。どのプログラミング言語も第一線で活用されており、多くのプログラマーから支持を得ているものばかりなので知っておく分に損はありません。

おすすめのプログラミング言語1:Java

Javaは全世界で900万人以上のユーザーを擁するプログラミング言語です。サーバーサイドのプログラミング言語のためOSに左右されることがなく、Webのアプリケーションとの親和性が高いのでおすすめです。

Javaはソースコードをコンパイルし処理速度を早める特徴があります。しかもオブジェクト指向なので、独立性や再利用性、拡張性に優れており、金融システム、ネットショップなどで運用もされています。

おすすめのプログラミング言語2:Python

PythonはAI(人工知能)の開発分野で応用力が高いおすすめのプログラミング言語です。数値計算のライブラリが非常に豊富なため、科学分野に活用しやすい特性があります。

また、シンプルで扱いやすい設計であることもPythonの魅力です。コードも見やすく少ない行数で書くことができます。初心者でも気軽に飛び込めるので世界的にも高い人気を誇っています。

おすすめのプログラミング言語3:Ruby

Rubyは日本人が開発した言語として有名です。中でもRuby on Railsというフレームワークはおすすめで、Web開発を非常に容易にしてくれました。

Ruby on RailsはMVCという概念を取り入れた画期的なフレームワークで、コードの可読性を高め、プログラミングの分業化を可能としました。

Ruby自体のコードもシンプルで読みやすいため、初学者でも抵抗なく学習することができます。

おすすめのプログラミング言語4:C#

C#はMicrosoft社が開発したプログラミング言語として有名です。Windowsのアプリケーションを簡単に開発し、Unityを使って3D/VRのゲームが作成できます。

Javaなどと同じオブジェクト指向のため、データの独立性、拡張性、再利用性が高く、さまざまなMicrosoft社とのサービスの連携が可能です。Microsoftユーザーにはおすすめです。

おすすめのプログラミング言語5:JavaScript

JavaScriptは、Web上に表現されるマークアップ言語であるHTMLとスタイルシート言語であるCSSとセットで語られます。これらのクライアントサイドの要素を付加したプログラミング言語がJavaScriptです。

JavaScriptを導入することで、画像が拡大されたり、入力フォームを設置することができ、WEBページがより見やすくなります。

おすすめのプログラミング言語6:PHP

動的なWebページを作成する際にかかせないのがPHPです。掲示板や問い合わせフォームなどで逐次内容が更新される時に使用されることが多いのが特徴です。WordPressはPHPで開発されているソフトウェアで有名です。

PHPはHTMLで記述したファイルの中で使用することができることも大きな特徴です。部分的に動的な表現をしたい場合に用いられます。文法も簡単なため、初心者には特におすすめです。

おすすめのプログラミング言語7:Swift

SwiftはApple社が開発したプログラミング言語です。この言語はiOSやmac OSとの互換性があり、これらのアプリケーションをSwiftで制作できるようになりました。

特徴はその英語名の通り「迅速」であることが挙げられます。速度は従来のApple製の言語であるObjective-Cの約2.6倍、Pyson2.7の約8.4倍を誇ります。処理速度に悩まされたくない人には特におすすめです。

おすすめのプログラミング言語8:Go

GoはGoogleが開発したプログラミング言語として有名です。Google社内の生産性向上を目的に開発され、実行速度が速く並列処理に長けているため、Google全体のパフォーマンス向上に寄与しています。

Goはアクセスが集中するサーバーやアプリケーションでは重宝されるプログラミング言語で、コードもシンプルでコーディングが没個性なため、多人数の開発にも向いています。将来性のある言語と言えるでしょう。

おすすめのプログラミング言語9:Kotlin

KotlinはJava環境で開発されたプログラミング言語です。Java同様オブジェクト指向でサーバーサイドで、動作するため、Javaプログラマーが既存のプログラムデータを活用することも可能な仕様となっています。

おすすめのプログラミング言語10:TypeScript

JavaScriptを拡張した開発された言語がTypeScriptです。この言語もC#同様、Microsoft社で開発されました。コードをコンパイルするとJavaScriptに変換されるという特徴を併せ持つため、JavaScriptとの互換性がある言語として有名です。

また、コードの記述はJavaScriptよりシンプルで読みやすい、型を宣言するためにエラーを未然に防げるというメリットもあります。

おすすめのプログラミング言語11:C言語

C言語はコンパイラ言語として1972年に登場しました。後続のJavaにも影響を与えた偉大なる言語です。汎用性も高く、OSやソフトウェア、組み込みソフトなどに応用されています。

自由度が高いため、国内外問わず高い人気を誇っていることも大きな特徴です。習得難易度の高い言語ですが、一旦取得すれば求人も多いので仕事に困ることがなさそうです。

初心者がプログラミング言語を選ぶ基準4つ

プログラミング言語は上記で紹介した11のプログラミング言語の他にも、個人・企業問わず、200以上存在していると言われています。

これだけ多くのプログラミング言語の中から、初心者が挫折せず最後まで勉強をすすめられる言語を探すには、一定の選択基準が必要です。

ここからは、初心者がプログラミング言語を選ぶ基準を4つ紹介していきます。

プログラミング言語を選ぶ基準1:自分が作りたいものに向いているか

プログラミング言語を学ぶ動機は人それぞれだと思いますが、中には将来の具体的なビジョンを描き、その目標に向かって取り組んでいる人もいることでしょう。学ぼうとするプログラミング言語が、自分の作りたいものに向いているかを検証することは大切です。

例えば、サーバーサイドで起動するアプリケーションの製作が言語習得の目標なのに、クライアントサイドの言語を習得しても賢明な選択とは言えません。

プログラミング言語を選ぶ基準2:学習しやすいか

初心者にとっては、プログラミング言語の学習のしやすさも大切な要素です。プログラミング言語は、言語によってそれぞれソースコードや文法が異なります。情報量が多いほど難解で、途中で挫折する可能性も高まります。

はじめはPHPやTypeScriptのような、シンプルで簡単なコードで構成されるプログラミング言語から学習することも一つの方法です。

プログラミング言語を選ぶ基準3:応用できるものか

現在のメジャーなプログラミング言語は、他のプログラミング言語に影響を受けて開発されてきたため、理論や文法が似通っている言語も少なくありません。よって基礎文法が標準的なプログラミング言語は他の言語への応用が期待できます。

例えばC言語やJavaなどのプログラミング言語はオブジェクト指向と言われており、構造が似ているため、しっかりマスターすれば、Kotlinなどの言語へ横展開することが可能になります。

プログラミング言語を選ぶ基準4:需要があるか

見慣れないプログラミング言語が市場価値があるかどうかを見極める情報収集も、Webの世界では非常に大切です。

上記で紹介したプログラミング言語は市場価値が高く、クラウドソーシングなどでも頻繁に発注されている需要のあるものです。

ただし、世の中の動向は流動的で、現在タイムリーで需要がある言語でも新しい言語の登場で価値が低下してくる可能性があるので注意が必要です。

プログラミング言語を独学で学ぶおすすめの方法

今回紹介したプログラミング言語はすべてオープンソースなので、パソコンさえあれば無料でインストールすることができます。肝心な学ぶ方法ですが、どのように学べばよいかを紹介します。

以下のおすすめの方法はあくまで一例です。他にも、市販で販売されている書籍などのおすすめ教材も日本語での入門書から存在しています。

お金をかけずに、もしくは有料でも安価で学べたりと選択肢が充実しており、門戸は開かれています。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールは、わからないことをその場で質問できる教室ならではのメリットがあります。

プログラミング言語の習得を目指している方には、働きながらという境遇の方もいらっしゃる筈です。プログラミングスクールは仕事終わりに通えるプランなどもあるため、時間を有効活用して学習できるのがおすすめのポイントです。

通塾型なので価格は数十万円からが相場になるのでやや高価ですが、短期間で確かな実力が身につきます。

オンラインサービスを利用する

オンラインサービスであれば、Web上でプログラミングに必要な知識を習得でき、パソコンがあれば自宅が学習空間になるのがおすすめのポイントです。

ノートパソコンとマウスさえあればOKで、価格は無料から月1,000円程度の安いプランが多いため、家計に負担にもならないのが魅力的です。

初心者はどこまでのレベルを身に付けるべき?

コーディングもプログラマーによって違いがあるように、レベルも人それぞれで、ゴールのない世界がプログラミングです。

PCサイトなどで闇雲に勉強するだけでは、モチベーションも下がってしまいがちです。中級者に到る過程で、初心者はどのレベルまで身に付けるべきなのでしょうか。

一つの判断基準としては、アプリを自分だけで一から作り上げれば初心者レベルはクリアしたと言っても差し支えないでしょう。

プログラミング言語を身に付けよう!

一見敷居が高そうなプログラミング言語ですが、一つひとつ確認していけば、文法がしっかりとしており、ルールがはっきりしています。コードはシンプルですし、用意するものも最小限でノートPCやタブレットがあればはじめられる分野です。

身に付ける最中はインプットが多いですが、途中経過でアウトプットしながら確認作業をしていくと知識の定着に繋がります。焦らずに着実に身に付けていき、転職や副業で活かしていきましょう。