リードエンジニアってどんな仕事?業務内容5つと必要なスキル3選紹介

リードエンジニアってどんな仕事?

リードエンジニアとはエンジニアチームのリーダー的な役割を果たす職種です。

リードエンジニアは「テックリード」とも呼ばれる存在で、エンジニアチームの技術的なリーダーとしての役割と、チームの窓口としての役割を担います。

規模の大きな会社であれば、エンジニアチームごとにリードエンジニアが存在し、チームを指揮します。また、他の部署やチームとのコミュニケーションもリードエンジニアが担います。

リードエンジニアの役割

リードエンジニアはエンジニアチームのリーダーとしてチームを牽引していく役割を担います。

リードエンジニアはエンジニアチームのリーダーとして、リーダーシップを持ってチームを引っ張っていく必要があります。

また、技術的なリーダーとして、エンジニアチームのプログラマーが書くコードの品質担保について責任を負います。そのため、コードレビューなどを行い、コード方針などを統一していくことになります。

CTOとの違い

リードエンジニアとCTOの違いは、エンジニアチームのリーダーなのか組織の最高技術責任者なのかという違いがあります。

前述のとおり、リードエンジニアはエンジニアチームの技術的なリーダーと窓口の2つの役割を担う存在です。

一方、CTOは組織の最高技術責任者となっており、会社の方向性といった経営に関わる決定権を持ちます。ただし、スタートアップ企業などリードエンジニアとCTOが兼任されているケースもあります。

ITアーキテクトとの違い

リードエンジニアとITアーキテクトの違いは、エンジニアチームの一員なのかシステムの企画や設計を行う役割なのかという点です。

リードエンジニアはチームリーダーですが、あくまでチームエンジニアの一員として開発を行いながら技術選定なども行います。

一方、ITアーキテクトはエンジニアチームの一員というわけではなく、システムの企画や設計を行うことが仕事になります。

リードエンジニアの業務内容5つ

リードエンジニアの業務内容をご紹介します。

リードエンジニアはエンジニアチームのリーダー的な役割を担うため、技術的に秀でた優秀なエンジニアが担う役職です。

また、リードエンジニアはチームの生産性の向上や、コードの品質の向上といった役割を担います。ここではリードエンジニアの業務内容5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

リードエンジニアの業務内容1:スケジュール管理

リードエンジニアはスケジュール管理を行います。

リードエンジニアはエンジニアチームの技術的なリーダーの役割を担う役職です。そのため、チームのプロジェクトの進捗管理や、スケジュール管理に関してもリードエンジニアが行うことになります。

大きな組織の場合は複数のエンジニアチームが存在するため、チームごとのリードエンジニアがそれぞれのチームのスケジュールを管理することになります。

リードエンジニアの業務内容2:チームの役割の割り振り

リードエンジニアはチームの役割の割り振りを行います。

リーダーとして管理しているエンジニアチームのメンバーの役割の割り振りを行うのも、リーダーであるリードエンジニアの役割です。

チームメンバーのスキルや個々が保有しているタスクの量などを把握し、一人に仕事が偏り過ぎないようにそれぞれ適した仕事を割り振る必要があります。

リードエンジニアの業務内容3:設計のサポート

リードエンジニアは設計のサポートを担います。

ITシステムの企画や設計を行うのはITアーキテクトの役割ですが、リードエンジニアもエンジニアチームのメンバーが理解できるように技術的な方向性を示すための設計を行います。

たとえば、チームメンバーが業務を進めやすくなるように、使用するプログラミング言語や利用するフレームワーク、ライブラリの選定をあらかじめ行っておくといった内容になります。

リードエンジニアの業務内容4:コードレビュー

リードエンジニアにはチームのコードレビューを担います。

リードエンジニアは技術的に秀でたエンジニアが任される役職となっており、コードにも高い品質を保つ役割があります。

また、自ら主体となってコードを書くだけでなく、コードの方針などについても考え、チームのコードレビューを行って品質の担保を行います。

リードエンジニアの業務内容5:チームの相談を受ける

リードエンジニアにはチームの相談を受ける役割を担います。

リードエンジニアは管理するチーム内でのメンターや相談役としての役割も担います。そのため、チーム内でトラブルが発生した場合はメンバーから話を聞き、適切なアドバイスなどをして問題解決を行います。

また、業務に関する不満がチーム内で発生した場合には、他の部署やエンジニアチームなどにも伝えて、業務改善のための行動を行います。

リードエンジニアになる方法

リードエンジニアになる方法をご紹介します。

ここまでご紹介したように、リードエンジニアはチームの技術的なリーダーや窓口という役割を担います。そのため、優秀なエンジニアがその役割を担うことになります。

リードエンジニアになるにはどのような方法があるのでしょうか。ここではリードエンジニアになる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

未経験からは難しい

リードエンジニアは未経験から目指すのは非常に難しいでしょう。

この記事でもご紹介しているとおり、リードエンジニアには高いスキルや知識が求められます。そのため、IT業界やエンジニア経験が全くない状態からリードエンジニアになるのは難しいでしょう。

プログラマー・システムエンジニアからの転職

リードエンジニアはプログラマーやシステムエンジニアからの転職することができます。

リードエンジニアになるにはさまざまな経験を積む必要があります。そのため、プログラマーやシステムエンジニアとして数年経験を積んで、チームリーダーとしてマネジメント経験を積み、さらに設計についての知識を学ぶのが良いでしょう。

リードエンジニアに求められるスキル3選

リードエンジニアに求められるスキルをご紹介します。

リードエンジニアを目指す場合は、プログラマーやシステムエンジニアとして経験を積むだけでなく、必要なスキルについても把握しておくと良いでしょう。

リードエンジニアには具体的にどのようなスキルが求められるのでしょうか。ここでは最後に、リードエンジニアに求められるスキル3選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

リードエンジニアに求められるスキル1:コードレビュー

リードエンジニアにはコードレビューのスキルが求められます。

リードエンジニアはチームメンバーが書くコードの品質に対して責任を負う立場にあります。そのため、チームメンバーのコードレビューを行い、プロダクトに問題がないかチェックするスキルが必要です。

コードレビューを行うには、他のプログラマーが作成したメソッドを読んで、コードレビューのスキルを身につけることが重要です。

リードエンジニアに求められるスキル2:マネジメント能力

リードエンジニアにはマネジメント能力が求められます。

リードエンジニアはエンジニアチームのスケジュール管理も行うため、高いマネジメント能力が求められます。

また、複数のチームが存在する場合は、それぞれのリードエンジニアが責任を持ってチームメンバーを管理することになります。

リードエンジニアに求められるスキル3:プログラミングの知識

リードエンジニアにはプログラミングの知識が求められます。

リードエンジニアはエンジニアチームの技術面でのリーダーとなっているため、率先してコードを書きます。そのため、高いプログラミングの知識やスキルも必要になります。

リードエンジニアのコードがチームのコードの方針にもなるため、最善のコードを書けるプログラミングスキルが必要になります。

やりがいの大きいリードエンジニアに転職しよう

優秀なエンジニアが担うリードエンジニアを目指しましょう。

リードエンジニアは技術面で秀でたエンジニアがなれる重要な役職となっており、技術面でのチームリーダーとしての役割や、チームの窓口としての役割があります。

ぜひこの記事でご紹介したリードエンジニアの業務内容やリードエンジニアになる方法などを参考に、リードエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。