プログラマーの適性がある人の特徴7つ!成功するためのポイントとは
プログラマーに適性はあるの?
「プログラマーとして活躍したいけど、どんなスキルが必要で、どんな人がプログラマーとして向いているのだろうか」と、疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
プログラマーとしての適性があるか否かは、いくつかの特徴で判断できます。この記事では、プログラマーとして必要なスキル、プログラマーとしての適性がある人の7つの特徴、適性がない人の2つの特徴を紹介します。
プログラマーに必要な基本スキル4つ
プログラマーに向いている人はいくつかのスキルを持っています。プログラマーに向いている人の必須条件と言ってもいいでしょう。これらの中には、「当たり前」と思われるものや、「意外」と思われるものもあります。
ここでは主なスキルとして、想像力、集中力、体力、プログラミングスキルの4つを紹介します。
プログラマーに必要な基本スキル1:想像力
プログラマーには「どんなコードの書き方になるか」、「このコードの書き方だと、どのような挙動になるか」といった想像力が必要です。
プログラミングとは、単に仕様書に書かれている通りに動作するコードを書いていけばよい、というものではありません。
良いプログラマーは「このコードの書き方で良いか」、「もっと良い書き方、簡潔な書き方はないか」などを考えています。これはプログラマーが備える適性の一つといえます。
プログラマーに必要な基本スキル2:集中力
プログラマーは長い時間パソコンの画面を見続ける作業となるため、長時間パソコンに向かって作業をするだけの集中力が必要です。
プログラマーが書いたコードに一か所でも間違いがあればプログラムは正常に動きません。そのため、間違えないように集中してコードを書かなければなりません。また、プログラムが動かないときは間違っているところを探すのにも集中力が要ります。
集中力はプログラマーの適性として不可欠です。
プログラマーに必要な基本スキル3:体力
プログラマーをはじめとするIT職の仕事は、納期が迫ってくると他の業種よりも格段に忙しくなるため、多忙さに耐えられる体力が必要です。
多くのIT職には期限が決められていて、これらの期限に間に合うようにそれぞれの仕事を進めていきます。そのため、IT職は期限やシステムの納期が近くなると非常に忙しくなり、残業も増えます。この多忙さに対応できるだけの体力が必要不可欠になります。
プログラマーに必要な基本スキル4:プログラミングスキル
プログラマーに必要なプログラミングスキルは、プログラムコードを書く能力と、新しいプログラミング言語などを習得する能力です。
ITの世界には多くのプログラミング言語があります。開発会社や案件によっては、今まで使ったことのない言語での開発になることもあります。
使ったことのないプログラミング言語を早く習得してコードを書けるようになるスキルは、プログラマーの適性として重要です。
プログラマーの適性がある人・ない人の特徴
プログラマーの適性がある人にはいくつかの特徴があり、逆に、プログラマーの適性がない人にも特徴があります。
プログラマーに向いている人は、上記の必要な基本スキルの他にいくつもの特徴があります。反対に、必要な基本スキルがあってもプログラマーに向いていない人の特徴もあります。これらの特徴の有無を、プログラマーに向いている、向いていない、の指標にできます。
適性がある人の特徴7つ
プログラマーの適性がある人は、プログラマーとしての考え方や行動、性格などに特徴があります。ここではそれらの特徴から7つを紹介します。
「これらの特徴をすべて備えていなければならない」というわけではありませんが、多いほうがより適性があると判断できるでしょう。
- 論理的思考力がある
- 規則やルールに厳格である
- 妥協することがない
- 調べたり質問することが好き
- 好奇心旺盛である
- いつも学習意欲がある
- もの作りに興味がある
適性がある人の特徴1:論理的思考力がある
プログラマーが備えている適性の「論理的思考力」があると、エラーが起きたときに、発生した原因や発生源を探して、速やかに対処できるようになります。
どんなベテランプログラマーでもエラーをなくすことはできません。プログラマーに論理的思考力があれば、エラーの発生時に、どのようなエラーが、どのような条件のときに、どこで起きたか、から原因を探って速やかに対処できます。
適性がある人の特徴2:規則やルールに厳格である
「規則やルールに厳格」がプログラマーの適性がある人の特徴として挙げられる理由は、開発現場は協業の場と言えるからです。
プログラミングは多くのルールや規則で成り立っています。また、開発現場では多くの人がいるため、現場ごとのルールがあります。IT職として働くのならば、これらのルールに従わなければなりません。
ルールを素直に受け入れる、また、ルールを厳密に守れれば、プログラマーとしての適性があります。
適性がある人の特徴3:妥協することがない
開発者はシステムを完成させてもそのまま納品することはありません。納品後にエラーが起こらないように実稼働を想定したテストを繰り返し行います。
プログラマーの適性として、プログラミングが終わってシステムが完成してもそこで妥協せずに、自分が書いたコードを調べてバグを洗い出せる人が挙げられます。
適性がある人の特徴4:調べたり質問することが好き
プログラミングの途中で予期しないエラーが出ることがあります。このようなときは、調べるか、知っている人に聞くことになります。
自分ではわからないエラーが出たときに、そのエラーが起きた状況などから原因を調べられることが肝要です。また、詳しく知っている人に聞けば、自分の負担が減り、早く対処方法が見つかります。
「調べられる」、「素直に質問をできる」はプログラマーの適性として挙げられます。
適性がある人の特徴5:好奇心旺盛である
プログラマーとしての適性がある人には、新しい技術や考えを吸収して自分の能力を高めて、プログラミングに活かそうとする好奇心があります。
IT業界は常に新しい技術や考え方が出ています。良いプログラマーは最新のITの情報を常に集めていますが、IT分野にとどまらず、見聞きするあらゆる分野のモノやコトをプログラミングに活かそうとします。
適性がある人の特徴6:いつも学習意欲がある
プログラマーの適性として学習意欲があれば、新しい技術などを吸収して自分の能力を高められます。
「常に勉強する」という意欲があれば、知っている言語の効率の良いコードの書き方を習得していけるでしょう。また、新しい情報や言語、フレームワークや開発環境を学んで、どのような案件でも対応できることにつながると考えられます。
適性がある人の特徴7:もの作りに興味がある
プログラミングは形あるモノと同じように「組み立てる」ということのため、もの作りに興味がある、またはもの作りが好きであればプログラマーとしての適性があるといえます。
良いプログラマーは、IT関連で新しい技術などが出てきたら、既存の技術や自分の現在の技術などと組み合わせて、「どんなことができるか」ということも考えています。これも、「形あるモノ」と同じ「組み立てる」ということです。
適性がない人の特徴2つ
上記以外にプログラマーの適性がある人の特徴として、アルゴリズムを考える、複雑な思考ができる、があります。これらはプログラマーとしての考え方や行動、性格などです。
アルゴリズムを考えるのが苦手だったり考えられなかったり、また、複雑な思考ができない、などがあるとプログラマーとして活躍するのは難しいでしょう。
アルゴリズムが考えられない
アルゴリズムとは、「問題解決のための、手順や計算方法」です。
プログラミングはただコードを書けばよいというものではありません。アルゴリズムを考えてコードを書くと、無駄な処理がなくなり、論理的な書き方になるためエラーが起きたときに原因となる箇所を発見しやすくなります。
アルゴリズムを考えることは、プログラマーの適性として不可欠です。
複雑な思考ができない
プログラマーが働くシステム開発はチームで動き、日々いろいろな人とのやり取りがあります。特に多いのが、打ち合わせ、仕様などの質問や対応、他のメンバーへの依頼などです。
複数の人との会話など、コミュニケーションが取れないと、業務に支障が生じるため、プログラマーとしての適性があるとはいえません。
プログラマーとして成功するためのポイント3つ
プログラマーとして成功するには、適性の他に3つのポイントがあります。
新しい考えを取り入れる柔軟な考え方、協業の場での仕事のため協調性を意識する、より少ない時間で仕事をできるように作業を効率化する、が挙げられます。
プログラマーとして成功するポイント1:柔軟性を身に付ける
プログラマーとして大切なことのひとつに、柔軟性があります。プログラマーとして柔軟性を身につけるには、常識にとらわれず、変化に対応し、他人の意見を聞くことが大切です。
今まで自分のやってきたことが今後も通用するとは限りません。新しいものが出てきてもそれを取り入れようとしないのは、「今までのやり方が正しい」と硬直化していることになります。
プログラマーとして成功するポイント2:協調性を意識する
プログラマーが働く場所は多くの人がいる協業の場で、一人で作業するわけではありません。多くの人が働いているため、開発のスケジュールを立てたり、決めたりすることなどがあれば会議をするなど、協調性が必要になります。
プログラマーとして働くには、この協調性を意識しなければなりません。グループで働いていることを意識し、まめにコミュニケーションをとることが大切です。
プログラマーとして成功するポイント3:どのような方法で作業を効率化できるか考える
プログラミングは膨大なコードを入力するため、効率化しなければ納期に間に合わなくなることもあります。また、グループで働いていれば、連絡や議事録の作成などもあります。
プログラマーが作業を効率化するために工夫すると時短になり、作業が短時間で済むと精神的にもゆとりができます。
作業の効率化のほかにも、連絡や議事録の作成も自動化ツールなどを使用して業務の効率化を進めることが大切です。
プログラマーの適性を把握しよう
プログラミングのことを知っていれば、プログラマーとしての適性がなくてもプログラマーにはなれます。しかし、IT業界は常に新しいものが世に出ていて、また、システム開発の現場は協業の場で、グループで仕事をしています。
プログラマーとしての適性がないと、後々苦労することになります。
プログラマーを職業としたいのなら、必要なスキルや適性があるかどうかを見極めましょう。