VRエンジニアに必要なスキルを分野別に4つご紹介!年収や魅力も解説
VRエンジニアとは?
VRエンジニアとはVR(バーチャルリアリティ)という仮想現実に関する技術を開発するエンジニアです。
近年話題になっているVRに関するさまざまな技術を開発することが主な業務になります。VRとは「仮想現実」のことで、ユーザーはヘッドマウントディスプレイなどを利用することで、360度3Dの仮想世界を体験することができます。
VRの制作にはCGや実写映像、さらにこの2つを組み合わせたARがあります。
VRエンジニアの年収
VRエンジニアの年収はまだ新しい職業のためはっきりとはわかりません。
求人ボックスからの情報によれば、VRエンジニアの求人は400万円から800万円と年収は幅広く、平均年収については不明となっていました。
しかしVRエンジニアを含むバックエンドエンジニアの年収はおよそ550万円程度となっているため、VRエンジニアも同程度だと言えるでしょう。
VRエンジニアの魅力3つ
VRエンジニアの魅力をご紹介します。
比較的新しい分野であるVRエンジニアにはどのような魅力があるのでしょうか。ここではVRエンジニアの魅力3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
VRエンジニアの魅力1:未経験でもなれる
VRエンジニアは未経験でもなれる職業です。
VRという技術はまだ黎明期と言えるため、経験が豊富なVRエンジニアが少ないです。一般的に認知はされていてもVRを体験するにはヘッドマウントディスプレイや専用のゴーグルなどが必要になるため、VRを体験したことがない人も多いです。
そのため、経験のあるVRエンジニアは少なく、今後企業が人材教育を行っていくことになります。
VRエンジニアの魅力2:スキルの高さや技術力が収入に直結する
VRエンジニアはスキルの高さや技術力が収入に直結するという魅力があります。
VRエンジニアの年収は前述のとおり550万円程度だと言われていますが、活躍しているVRエンジニアであれば年収は1,000万円を超えているケースもあります。
VRは最先端の技術ということもあり、スキルの高さや技術力が年収に直結します。そのため、スキルを磨いて高い技術を持つVRエンジニアになることで、年収を上げることも可能です。
VRエンジニアの魅力3:まだまだ飛躍でき将来性がある
VRエンジニアはまだまだ飛躍でき将来性があるという魅力があります。
VRという言葉は知っていても、一般層でVRを実際に体験したことがある人は多くはありません。そのため、VRは今後いかに一般層に体験してもらえるかが重要であると言えます。
今後、人気のあるVRコンテンツを開発することができれば、VRは飛躍することができる可能性があると言えるでしょう。
【分野別】VRエンジニアに必要なスキル全4つ
VRエンジニアに必要なスキルをご紹介します。
これからどんどん飛躍していける可能性のあるVRエンジニアですが、将来VRエンジニアになりたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
VRコンテンツは大きく分けて、「実写分野」と「ゲーム分野」に分けることができます。ここではVRエンジニアに必要なスキル全4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
実写分野に必要なスキル2つ
実写分野に必要なスキル2つをご紹介します。
VRはゲームの印象が強いですが、実写分野のコンテンツも魅力的です。実写のVRは行ったことのない場所でも、まるで本当にその場所にいるかのような体験ができます。
まずは実写分野に必要なスキル2つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
実写分野に必要なスキル1:動画編集の技術
実写分野のVRには動画編集の技術が必要です。
VRの実写映像は360度撮影可能なカメラによって撮影された動画です。それらを動画編集ソフトで余計な映像などをカットして編集することにより、VRとして楽しめるようになります。
そのため、実写VRコンテンツを製作する上で動画編集の技術は必須のスキルだと言えるでしょう。
実写分野に必要なスキル2:撮影技術
実写分野のVRには撮影技術の技術が必要です。
動画編集だけでなく、自分で撮影を行う場合もあるでしょう。そのため、実写VRコンテンツを作る場合は360度カメラの使い方を理解したり、撮影する技術も必要とされるでしょう。
ゲーム分野に必要なスキル2つ
ゲーム分野に必要なスキル2つをご紹介します。
VRコンテンツと聞いてゲームを思い浮かべる人も多いでしょう。また、実際にVRゲームをプレイしてみて、VRエンジニアに興味を抱いたという方もいるのではないでしょうか。
VRゲームを開発する場合、ゲームエンジンを利用することになります。ここではゲーム分野に必要なスキル2つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ゲーム分野に必要なスキル1:Unreal Engine
ゲーム分野のVRにはUnreal Engineのスキルが必要です。
Unreal Engineはゲーム業界で広く利用されているゲームエンジンで、非常に美しいグラフィックのゲームが作成できるという特徴があります。
また、グラフィックのクオリティが高いことからマシンもハイスペックなものを利用する必要があります。さらにブループリントでプログラミングができるのも特徴となっており、マウスだけでゲームが作成できます。
ゲーム分野に必要なスキル2:Unity
ゲーム分野のVRにはUnityのスキルが必要です。
Unityは無料でゲーム開発ができるゲームエンジンで、特にスマートフォン向けのゲームで広く採用されています。また、プログラミングのスキルがなくても扱えて、ある程度のクオリティのゲームが作成できるため、個人でも気軽にゲーム作成に挑戦できます。
ただしVRエンジニアとしてUnityを扱うのであれば、C#やJavaScriptなどのスキルも必要でしょう。
VRを活用した事例3つ
VRを活用した事例をご紹介します。
近年はさまざまなシーンでVRが利用されるようになりましたが、実際にどのような活用事例があるのでしょうか。
ここではVRを活用した事例3つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
VRを活用した事例1:「VR ZONE」バンダイナムコ
バンダイナムコはVRを活用した体験施設「VR ZONE」を国内外に展開しています。
「VR ZONE」はVRアクティビティを体験できる施設で、新宿にオープンした「VR ZONE SHINJUKU」や、その小型店舗である「VR ZONE Porta」などがあります。
「VR ZONE」は現在日本だけでなく、イギリスロンドンなどの海外にも展開されています。
VRを活用した事例2:「Facebook Spaces」Facebook
FacebookはVRを活用した「Facebook Spaces」を展開しています。
「Facebook Spaces」はVRで友人とコミュニケーションを取ることができるソーシャルVRアプリです。自分のプロフィール写真からアバターを生成することができ、空間に絵を描いて動かしたりミニゲームをプレイすることも可能です。
また、VRの中からヘッドセットを持っていない友人にビデオ通話を掛けることも可能です。
VRを活用した事例3:「Google VR サービス」Google
GoogleはVRを活用した「Google VR サービス」を展開しています。
GoogleはVRを活用したモバイルVRプラットフォームの「Daydream」を展開しており、「Google VR サービス」は「Daydream」をスマートフォンで利用するためのサービスアプリです。
専用ゴーグル「Daydream View」を利用することで、さまざまなVRコンテンツを楽しむことができます。
VRエンジニアの勉強方法2つ
VRエンジニアの勉強方法をご紹介します。
近年は魅力的なVRコンテンツが多くなってきているため、将来VRエンジニアになりたいと考えている方も多いでしょう。
それでは、VRエンジニアになるにはどのような勉強をおこなえばよいのでしょうか。ここでは最後にVRエンジニアの勉強方法2つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
VRエンジニアの勉強方法1:Udemyを活用する
VRエンジニアの勉強をするならオンライン学習のUnity基礎講座であるUdemyを利用しましょう。
Udemyはさまざまなことを学べる大規模のオンラインの学習講座です。UdemyではVRやARの世界を体験するオンライン講座や、Googleのストリートビューのような360°VRパノラマの製作などを学ぶことができます。
また、実際にVRゲームなどのゲームを作る講座もあるため、勉強になるでしょう。
VRエンジニアの勉強方法2:プログラミングの学習方法
VRエンジニアの勉強をするならC++、C#、JavaScriptを勉強しましょう。
前述のとおり、ゲームエンジンのUnityではC#やJavaScriptと組み合わせてゲーム開発を行うことがあります。また、Unreal EngineではC++と組み合わせてゲーム開発を行います。
そのため、VR開発に適したプログラミング言語であるC++、C#、JavaScriptについても学習するようにしましょう。
VRエンジニアを目指そう
VRエンジニアは時代の最先端である技術を扱う魅力的な職業です。
また、VRエンジニアは最新技術であるため未経験からでも目指せるだけでなく、スキル次第では高い年収を得ることも夢ではないでしょう。
ぜひこの記事でご紹介したVRエンジニアの魅力やVRエンジニアに必要なスキル、VRエンジニアの勉強方法などを参考にVRエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。