AWSクラウドサポートエンジニアの魅力6つ!未経験でも就職は可能?

クラウドサポートエンジニアとは?

クラウドサポートエンジニアは、AWS(アマゾンウェブサービス)を利用するユーザーに対して技術的な問題の解決やサポートを行います。

膨大な問い合わせがあるAmazonでは、経験値を高め易く、最前線で技術のスペシャリストを目指すことが可能です。

メールやチャット、電話を使ったサポートに特化されており、対面や訪問などのサポートは行わないのが特徴です。

AWSとは?

AWS(アマゾンウェブサービス)とは、Amazonが提供している幅広いクラウドコンピューティングサービスです。

サーバ、ストレージ、データベース、アプリケーションなど、多種多様なサービスは、日々新サービスや新機能がアップデートされています。

アメリカ、ヨーロッパ、アジアの他、全世界の18の地域で展開されており、世界第1位のシェアを誇るAWSのサービスは、業界では確固としたポジションを確立しています。

AWSクラウドサポートエンジニアの魅力6つ

全世界で利用されるクラウドサポートエンジニアは、大変魅力のある仕事です。最先端の技術を扱い、やりがいのある幅広い業務内容であり、ユーザーをサポートするために人とのコミュニケーション能力も問われます。

働く環境もキャリアアップを目指せる充実した環境です。

ここではクラウドサポートエンジニアの魅力を6つにまとめてお伝えしていきます。是非参考にしてみてください。

クラウドサポートエンジニアの魅力1:未経験でも可能

クラウドサービスエンジニアになるには、AWSの使用経験が必要なのではないかと思い込んでいませんか。入社後に3か月程度のトレーニングを行ってから業務に入るため、使用経験が無くても応募は可能です。

メンターによる教育制度が整っているため、AWSの基礎をしっかりと学べます。その後は1か月ごとにサポート業務の流れや顧客対応などに進み、自分のペースで範囲を広げていくことが可能なので、未経験でも安心してチャレンジできます。

クラウドサポートエンジニアの魅力2:働きやすい職場環境である

職場環境が整っているため、働きやすいのもクラウドサポートエンジニアとして働く大きな魅力です。

「多様性」を尊重し、柔軟な働き方を推進しているため、スタイルに関わらない自由な働き方ができたり、福利厚生が充実していたりと働く環境が整っているのが特徴です。

ここではクラウドサポートエンジニアの魅力のひとつ、職場環境について詳しくお伝えします。

残業がほとんどない

働きやすい環境とは、具体的には、会社にいなくてもできる環境が整っている、などが挙げられます。フレックスタイムや自宅で仕事ができるワークフロムホーム制度が整っているため、自由な働き方が実現しています。

中には月に数回しか出社しないエンジニアもいます。残業もほとんどないため、ゆとりのある生活を送れるのは大きな魅力ではないでしょうか。

有給取得による長期休暇がある

職場環境が整っているため、年に複数回、4日~7日の長期休暇を取りやすいのが魅力です。

また長期休暇の取得や、男女問わない育休取得も可能になっています。働きやすい環境は、結果的に仕事に対する余裕のある姿勢を生みます。ワークライフバランスは自己管理が前提ですが、プライベートが優先できるとの声も聞かれます。

個人の仕事の配分や裁量に任せられるので、自分のペースで休暇が取れるのが魅力です。

フレックスタイム制がある

24時間中顧客対応が必要なAWSですが、日本である募集の勤務時間は、深夜時間帯を海外スタッフが対応するため、国内のシフト時間は深夜が含まれていません。

米国本社の朝礼に合わせて朝7時の出社があるとの声も聞かれますが、勤務時間は自由に選ぶことが可能なフレックスタイム制が取り入れられています。フレックスタイム制はきちんと機能しているため、時間に縛られない働き方が可能です。

クラウドサポートエンジニアの魅力3:幅広いAWS分野の経験を活かすことができる

自分のペースで仕事を進められる環境がベースにあるため、チーム全体がユーザー目線で考えて協力し合う自由な職場環境になっています。

自分の提案は、チームや上司が協力的なので、自主的なチャレンジ精神がある人にとってやりがいを感じられるのが魅力です。

AWS分野の幅広いサービスに対応できる経験を持っていれば、希望通りのキャリアアップも実現可能です。

クラウドサポートエンジニアの魅力4:AWSの知識を深く学べる

幅広い対応が必要なAWSのサポートサービスでは、入社後のトレーニングによってAWSの知識をより深く学ぶことが可能です。

1か月目はドキュメントの調べ方など、2か月目は調査、回答の作成などや詳細な回答のチェックなど、3か月目は自力での顧客対応に向けての指導というように、段階的なトレーニングを受けられます。

社内勉強会やオンライン研修などのスキルアップの支援も日々行っています。

クラウドサポートエンジニアの魅力5:リモートワークを利用することが可能

こうした研修により、AWSのリモートエンジニアとして独り立ちした後は、リモートワークで自由な働き方も可能になります。

オフィスの業務に限らず、都内には数多くのシェアオフィスも用意されているということです。自宅でのリモートワークも可能なので、昨今の世の中の状況下でも安全に働くことが可能です。

場所を選ばずに自由な働き方ができるのもクラウドサポートエンジニアの大きな魅力になっています。

クラウドサポートエンジニアの魅力6:海外勤務が可能

AWSでは、キャリアアップが随時可能な研修制度が整っています。幅広く提供されるサービスごとに設けられている試験に合格することで、エキスパートとして認められることになります。

こうした手順を踏みながら、やる気次第では着実にキャリアアップし、海外勤務を目指すことも可能です。

新卒や第二新卒入社後などでも、早くから自分のキャリアの選択を定めておくことで、希望の進路に進むことができます。

AWSクラウドサポートエンジニアの仕事4つ

クラウドサポートエンジニアの仕事の基本は、ユーザーの抱える技術的な問題解決です。効果的に利用するための提言やユーザーの仕事の成功の実現につなげるためのサポートを行います。

ここではクラウドサービスエンジニアの仕事を4つの内容に分けてご紹介します。

クラウドサポートエンジニアの仕事1:技術的な調査・検証

クラウドサポートエンジニアの仕事では、第一にテクニカルサポートを行うための技術的な調査と検証が必要になります。

調査・検証を基にしてユーザーへの説明が可能になるので、技術的調査を尽くすことが大前提です。

前例のない問題が起こることもあるので、常に調査・検証・確認を継続していく必要もあります。経験により技術を学び、吸収しながらスキルアップを目指します。

クラウドサポートエンジニアの仕事2:顧客とのコミュニケーション

ユーザーからの相談を電話やチャット、Eメールで常に受けるため、クラウドサポートエンジニアは、人に教えたり説明したりするためのコミュニケーション能力が求められる仕事です。

ユーザーの立場に寄り添いながら対応し、的確な問題解決を行うために日々技術の研鑽をしていく必要があります。

クラウドサポートエンジニアの仕事3:関係各所・国内外との連携

AWSでは幅広いサービス提供をしているため、専門別にチーム分けされています。例えば、テクニカルアカウントマネージャーやAWSサービス開発チームなどがあります。

そのため、自分の得意な技術分野で、他の分野のチームメイトと連携・協力しながら仕事を行います。

クラウドサポートエンジニアの仕事4:トレーニングを受講・開催

クラウドサポートエンジニアの仕事では、入社後すぐのトレーニングとその後の継続的なトレーニングを受講、開催するのが特徴です。

自分の技術の研鑽のためのトレーニングや勉強に使うための時間が、年間10日間割り当てられているのもクラウドサポートエンジニアの働く環境の特殊性です。以下では、詳細なトレーニング内容をご紹介していきます。

ブラウンバッグセッション

ブラウンバッグセッションと呼ばれるランチ時のセッションも設けられています。ランチ時に集まることで気軽な気持ちで参加でき、リラックスした状態で勉強会が開けるのがメリットです。

専門知識を持ったエンジニアによる情報や、技術対応のノウハウの共有会で、幅広いAWSの知識を学び続けることが可能です。

自己研鑽

クラウドサポートエンジニアには、充実した自己研鑽の場も設けられています。自社eラーニングツールや社内動画共有サイトを利用した、時間や場所を選ばず学べる便利なトレーニングも用意されています。

クラウドサポートエンジニアの特典として、自由にAWSのサービスが使えることもエンジニアとして恵まれた環境と言えます。

英語トレーニング

日本だけでなく、海外の同僚も数多く存在しているので、仕事では英語力が試されます。グローバルな規模での仕事を行うため、社内での英語トレーニング等も用意されているのが特徴です。

必要に応じて、開発チームと英語でのやり取りをしますが、メールなどで読み書きできる英語レベルでも業務は可能です。

AWSクラウドサポートエンジニアに必要なスキル3つ

クラウドサポートエンジニアは、ユーザーに対する技術サポート全般を行いますが、サポート範囲が広範なので、広い知識と深い理解が欠かせません。

さらに驚くほどの速さで、日々新サービスがリリース、アップデートされているので、学び続ける姿勢が必要です。ここではクラウドサポートエンジニアに必要なスキルを3つにまとめてお伝えします。

必要なスキル1:高い技術力

AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、モバイル、開発者用ツール、管理ツール、IOT、セキュリティ、アプリケーションなど、幅広く活用されます。

そのため、経験を積みながら、高い技術力を使って、ユーザーの問題解決に当たる必要があります。

必要なスキル2:コミュニケーション力

AWSは日々更新されていくサービスが多いため、1人ですべての知識を持つことは難しいでしょう。そのため、クラウドサービスエンジニアの仕事は、各専門部門のチームメイトと連携しながら業務を行っていきます。

またメールやチャット、電話対応などによる問題解決で直接ユーザーとやり取りをするため、相手の立場に寄り添う対応が必要です。仕事の中では、コミュニケーション能力も問われています。

必要なスキル3:英語力

クラウドサポートエンジニアは、国内のスタッフだけでなく、世界中のトップエンジニアとの英語でのやり取りも必要になるため、英語力も求められます。

日々、世界中の同僚と先進的な技術をめぐって、英語でのやり取りをしながら知識や経験を深めていくことになります。社内では、入社後の英語トレーニングも行われているので、学びながら知識や理解を深めていくことも可能です。

クラウドサポートエンジニアへのキャリアパス4つ

クラウドサポートエンジニアの職場には、さまざまなバックグラウンドを持つスタッフがいるのが特徴ですが、共通しているのはIT技術者としての技術を持っているということです。

サーバエンジニア、ネットワークエンジニア、データベース管理者、開発者などが含まれます。

ここではクラウドサポートエンジニアを目指す人が持っている4つのキャリアパスについてご紹介します。

クラウドサポートエンジニアへのキャリアパス1:ソフトウェアの開発エンジニアから目指す

ソフトウェアエンジニアはユーザーが望む機能のソフトウェアを開発し、設計やプログラミングを担当します。またシステムエンジニアより技術寄りなのが特徴です。

クラウドエンジニアに求められる能力には、ミドルウェアやツール等の知識や経験も含まれます。

サポートエンジニアには、特定の問題に取り組むソフトウェアエンジニアに比べて、どんな技術的問題でも回答をするためのより広い知識の習得や質問を引き出す力が必要です。

クラウドサポートエンジニアへのキャリアパス2:インフラエンジニアから目指す

クラウドサポートエンジニアとインフラエンジニアとの違いは、基本的には精通している分野の違いです。クラウド領域には、インフラエンジニアの仕事内容が含まれており、違いは小さいとも言えます。

クラウドサービスエンジニアを目指すなら、インフラエンジニアの仕事を通して、豊富なインフラ設計構築の経験、クラウドサービスの知識、コミュニケーション能力を高めておくことが必要です。

クラウドサポートエンジニアへのキャリアパス3:プリセールスエンジニアから目指す

プリセールスエンジニアは、技術的知識を活かし、営業に同行してユーザーのニーズに応える仕事です。ユーザーと営業担当との間を取り持つ立場でもあります。

ユーザーの悩みを解消することや連係プレーで働く部分は、サポートエンジニアの分野につながります。

クラウドなどのソリューション提案経験やWebシステム開発経験があれば、クラウドサポートエンジニアとしての業務にも携わることが可能です。

クラウドサポートエンジニアへのキャリアパス4:大学院から目指す

大学院での学びをクラウドサポートエンジニアとしての将来につなげることも可能です。専攻科目は、情報理工学系などで電子情報学を学ぶとエンジニアとしての業務に役立ちます。

応募資格として修士または博士新卒、中退などでの求人募集もみられます。

その他Amazonで働く時の姿勢として、会社全体のために行動する気持ちが求められます。問題解決に取り組む主体性も求められるため、常に挑戦し続けるバイタリティも必要です。

働きやすい職場が魅力なAWSクラウドサポートエンジニアを目指そう

エンジニアからの憧れを集め、評判の高いAWSの仕事は、学歴を問われることがありながらも、専門技術や経験を深めることで、就職が叶う仕事でもあります。やる気さえあれば、スキルアップをして他業種のエンジニアから転職することも可能です。

働きやすい環境が整った、魅力のあるクラウドサポートエンジニアを目指して、是非チャレンジしてみましょう。