プログラミング未経験でも転職できる?成功させる方法を4つご紹介!

プログラミング未経験でもIT業界に転職できる?

過去にプログラミングの経験を持っていない未経験者でも、IT業界への転職は可能なのでしょうか。これは結論から言ってしまえば、不可能ではありません。

誰しも最初は未経験者ですし、現在はプログラマーやIT系エンジニアは人手不足な状況が続いています。折り合いがよければ、プログラミング未経験者でも転職に成功できることも事実です。ただし、そのためにはいくつかの条件をクリアしなくてはなりません。

プログラミング未経験者がIT業界に転職するときに把握すること3つ

プログラミング未経験でもプログラマーとして転職することは可能です。その理由については、大きく2つあります。一つは、IT業界そのものが未経験を育てる風土を保っていること、二つ目が、人手不足で求人が多いという点です。

では、IT業界へ転職を果たすために、プログラミング未経験者は、どのような点に注意を払うとよいのでしょうか。

転職するときに把握すること1:企業から見られる基準

企業側がどのような人材を採用するのかは、細かい部分では各企業によって差が生じます。しかし概ねでは、ある一定基準を持ち、それを標準としているようです。

もちろん採用側は、未経験者を募集するという前提のため、プログラミングのスキルをあまり厳しく見ることはないと言えます。ではそれ以外で、どのような見解をしながら採用を見極めているのでしょうか。

年齢

プログラミングの未経験者の転職採用の場合、まずは年齢が大きな影響を及ぼします。どうしても入社後にスキルを得ていくことになるため、それ相応に時間が掛かります。そのため、未経験者であれば若い人材を希望する企業が圧倒的です。

傾向として、年齢が若いほど選考通過しやすいというのが現実です。26歳前後でプログラミング未経験者なら、よほどの事情がない限り不採用になることは少ないと言えます。

仕事を一緒にしていけそうか

未経験での転職は、どのような業界であっても、やる気と覚悟があるかを企業側が判断します。プログラミングは技術レベルが問われます。未経験から転職しゼロからスタートするため独り立ちするまでに時間がかかります。

その間、ともに一緒のチームとして仕事をやっていける人材かどうかは、重要なポイントになってきます。ただ何となく中途採用されたという程度では、きっと良い方向にはいかないでしょう。

成長できるか

採用担当者がプログラミング未経験の転職者を選考する場合、プログラミングのスキルを重視することは難しいと言われています。どちらかと言えば、その後のプログラマーとして伸びしろがあるかを判断します。

それは即戦力ではない前提なので、教育を積み重ねながら仕事にも成果を出して成長できる人物か、根気よく続けていける人物なのかを基準にしています。

転職するときに把握すること2:プログラミング以外の業務

プログラミング未経験者が転職を目指すのであれば、社会人としてのスキルのほうがむしろ大切と言えます。プログラミングなどの専門知識は、誰でもその気になればマスターできる可能性があります。しかし、仕事をする上での円滑な業務遂行能力は、その人の経験や考え方によって差が生じてしまいます。

新卒の場合は研修で学べる場合もありますが、あくまでも前提となります。では、プログラミングと同様に、大切な社会人スキルについてご紹介しましょう。

メンバー・顧客とのコミュニケーション

ITの世界で重要視されるスキルの一つが、コミュニケーション能力です。コミュニケーションにはさまざまな定義があり、幅広い能力が要求されます。しかし、基本は相手の要望を理解することと、自分の言いたいことを正確に伝えることにあります。

プログラマーはパソコンと向かい黙々と作業をするイメージですが、実際は、顧客やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションで成り立っています。

ビジネススキル

プログラミングが未経験だった転職者でも、入社すれば徐々に慣れて専門知識も得るようになります。しかし年月とともに経験値が買われて、チームのマネジメントなどの作業も加わっていく可能性もあるでしょう。中堅やベテランになれば、新人社員と同じ業務内容というわけにはいきません。

マネジメントを代表するビジネススキルも身につけていくようになります。

転職するときに把握すること3:未経験はそれなりの努力が必要

プログラミング未経験で転職を希望するのであれば、それなりに覚悟をして努力をしなくてはなりません。当然ながら、プログラミングの勉強を怠らないように続けていくことです。

それに、未経験歓迎という求人だとしても、プログラミングに関心を持たず一度もチャレンジしていないのであれば、選考通過の可能性が下がってしまいます。姿勢として、やる気がないと思われても仕方がありません。

プログラミング未経験者が転職活動を成功させるための方法4つ

プログラミング未経験者が転職するには、そのための成功方法を身につける必要があります。また、常に新しい技術が登場するため、勉強が欠かせない分野でもあります。そのため、プログラマーは、好きになれないと続けられない仕事といえます。

では、転職者が未経験ながらプログラマーになるための方法をご紹介します。

成功させるための方法1:IT業界や用語を理解しておく

プログラミングは専門性が高い職種です。そのため、仕事とは関係なくプライベートでもプログラミングのことを考えている人が成功します。

それは、英語学習と同様で、ある程度の時間を費やし、文法や用語などの理解を深めていくことに似ています。まずは、IT業界やプログラミング関連の用語を知識として得ていく習慣をつけましょう。

成功させるための方法2:面接時に良く聞かれる質問を把握する

プログラミング未経験者が転職を成功させるのに、面接対策を十分に行うことはとても重要な行動です。面接でこそ、やる気や人間性、仕事への取り組み方などのスキルに関係のない部分を観察されるからです。

たとえ未経験でスキルを持っていなくても、熱意や会社への適性を印象づけられれば、選考通過の可能性があります。事前に、面接で聞かれる質問への回答方法などをシミュレーションしておくようにしましょう

成功させるための方法3:将来のビジョンや目標を明確にする

プログラミング未経験者でも転職をしたいというのであれば、転職後及びもっと先の将来的なビジョンは明確にしておくようにしましょう。これは面接時に必ずといっていいほど聞かれる質問だからです。

入社後も向上心を持って取り組める人材か、社風とマッチしていそうかなどを確認するからです。その際は、抽象的なビジョンでは面接官も聞き飽きてしまいます。具体的であり果たせる根拠、理由までを明確にしておきましょう。

成功させるための方法4:実績を残す

未経験者でありつつも、プログラミングでの実績を作っておくことも、転職成功確率をあげる方法です。未経験というのは、あくまでも実務経験がないという意味です。しかし、もし趣味でプログラミングをしたことがあるという方は、自作アプリなど成果物を紹介してみましょう。

これらを提示すれば、物作りをする主体性、やり切る力をアピールすることができます。スキルを口で語る以上に、実際に成果物を見せたほうが効果的です。

【プログラミング言語別】転職するための求人の探し方7選

プログラミングに欠かせないのが、プログラミング言語です。プログラミング言語を理解していることで、すべてがうまくいくでしょう。しかし転職するための求人探しの上で、自分がどのようなプログラミング言語を取り扱えるのかによって変わってきます。

できれば複数の言語を理解しておくほうがよいのですが、まずは、プログラミング言語別による、求人の傾向についてご紹介します。

転職するための求人の探し方1:Java

Javaは、凡庸性が高い言語で求人率も高いとされています。

プログラミング未経験者がJavaエンジニアとして転職できるとしたら、組込・制御系ソフトウェア、Webアプリケーション、業務系アプリケーション、Androidアプリというように多岐に渡っています。

ただしほとんどが中小規模の企業中心と言えます。年齢的には30歳くらいまでが条件のところが多いとされています。

転職するための求人の探し方2:PHP

近年注目されている言語の一つがPHPです。webサイトやブログの構築で普及されているWordPressでは、PHPが使用されています。

PHPプログラマーとしての仕事には、ポータルサイトやメディアなどのウェブサービス、企業サイト、エンタメ、医療機関、クラウドシステムといった様々な業種にも対応できます。

今後も需要は増える傾向にあり、今から未経験者が取得する言語としてもおすすめできます。

転職するための求人の探し方3:JavaScript

世の中で公開されているWebサイトの多くは、JavaScriptを使用しているといわれています。そのため、Webサイトのデザイン上でも必須の言語です。ただしJavaScriptの場合、他言語と連携して使うことで意味があります。求人情報も決して多いとは言えません。

まずは副業としてJavaScriptの求人で検索すれば案件も出てきます。独学レベルでも求人対象な案件もあり、ビギナーとして初めてみるのも方法です。

転職するための求人の探し方4:Python

Pythonは、Java、PHP、Rubyなどとも肩を並べる人気の言語です。しかもPythonでしか解決できないシステム構築も存在します。

本来であればWebシステムやWebアプリ開発上では、Pythonを使わずにjava、Ruby、PHPでも十分なのです。しかしPythonを習得していることで、上流工程やマネジメント、ニッチな分野にて重宝されます。

転職するための求人の探し方5:Ruby

Rubyも近年注目されているプログラミング言語です。とくに副業やフリーランス向けの求人案件、スタートアップ企業などでの需要が多いとされています。すぐにサイト制作ができるフレームワークが存在することが特徴です。

また、Rubyの求人に見られる特徴に地域差があります。とくにRubyの求人は首都圏を中心に展開しているとも言われています。他の言語とともに、Rubyの知識があると将来的にも展開できます。

転職するための求人の探し方6:C++

プログラミング未経験でC++エンジニアへの転職は、現実的には難しいと言えます。それは、C++はWebシステムの構築で使用するよりも、大規模システム開発での用語であることが目立ちます。

またC++は、テスターや品質管理業務で使用することがあり、実務経験がない人物が開発業務として転職するルートも極めて少ないようです。C++を使いたいのであれば、テスター業務などの案件を探してみましょう。

転職するための求人の探し方7:C#

C#は、比較的に安定した需要の高さを誇る言語です。Webサービスを中心に、ソーシャルゲーム、人工知能(AI)にも使われているので、多岐に渡る分野にてプログラマーが求められています。全ての分野で別な言語に切り替わってしまう恐れはありえないとされています。

そのため、求人案件もそこそこ多く、常に技術者は求められています。まずは、実際にC#でプログラミングを作ることが、転職成功のポイントになるでしょう。

プログラミング未経験でも転職できる

プログラミングの未経験者でも、実際には転職に成功している人も多く存在します。ただし未経験というのは、実務経験がないという意味であり、全くプログラムのイロハにも興味がない人物が、いきなり転職したいと考えることはナンセンスです。

プライベートな時間にでも、プログラミングを始めてみることがポイントです。プログラミングを完全に習得できる段階ではなくとも、とにかくプログラミングに慣れ親しむ姿勢が大切です。