第二新卒の就活が厳しいと言われる3つの理由|就活を成功させる方法6つも紹介

第二新卒の就活が厳しいと言われる理由3つ

新卒から就職をして、数年で離職をした人のことを第二新卒と言います。そして、離職をすれば転職活動をしなければなりませんが、第二新卒となる人の中にはすでに就職活動を経験しているため、すぐに次の就職先も見つかるだろうと考える人もいるでしょう。

しかし、第二新卒の就活は厳しいと言われています。そして、その理由にはいくつかありますので、どのようなことが厳しいのか参考にして下さい。

就活が厳しいと言われる理由1:自己PRや退職理由を考えるのが難しい

数年であっても第二新卒の人は社会に出て仕事を経験しているため、自己PRでは主にどのような仕事ができ、どのようなスキルを持っているのかをアピールすることになります。しかし、わずか数年の仕事経験ではアピールできる材料が少ないでしょう。

また、転職では多くの場合、退職理由を聞かれることになります。もし、その理由が身勝手なものや、甘い考えのものではネガティブな印象を与えてしまうことになるでしょう。

就活が厳しいと言われる理由2:新卒に比べて情報が少ない

第二新卒は基本的に中途採用の枠で扱われることになります。そのため、説明会やインターンシップなど新卒ならではの情報収集ができなくなります。

また、中途採用に対する情報は新卒採用の情報に比べるとかなり少ないので、情報収集だけでも大変になるでしょう。

さらに、情報を得ることができても中途採用では、欠員補充や事業拡大に必要な即戦力の人材を求められることが多いので、採用のハードルが高くなっています。

就活が厳しいと言われる理由3:書類選考で落とされる確率が高い

第二新卒は中途採用として扱われるので、即戦力となるようなスキルや実績を持った人と採用枠を争うことになります。

そのため、数年しか仕事を経験しておらず、十分なスキルや実績を持っていない第二新卒の場合は、書類選考の時点で落とされてしまう可能性が高いでしょう。また、第二新卒ということで、ネガティブな印象を持たれてしまうこともよくあります。

第二新卒での就活のメリット2つ

第二新卒は中途採用の扱いとなります。そのため、即戦力となる優秀な人材と採用枠を争わなければいけないこともあり、選考で大きく不利となってしまう場合もあるでしょう。

しかし、第二新卒には一般の転職希望者にはないメリットがいくつかあります。第二新卒での就活を成功させるためには、そのメリットを把握して活かせるようにしましょう。

第二新卒での就活のメリット1:業務経験はそれほど重要視されない

第二新卒は数年しか仕事を経験していないので、経験やスキル、実績などを十分に積み重ねられていませんが、企業側はそのことを承知しています。

しかし、第二新卒はこれらが不十分である代わりに、若い世代であることや、すでに基本的なビジネスマナーなどを身につけていることが企業にとっての魅力となります。そのため、経験やスキル、実績などが重視されないこともあるでしょう。

第二新卒での就活のメリット2:スキルアップできる

第二新卒は数年しか仕事の経験がないため、前職が自分にとって適したものであったのか、物足りないものであったのかなどの判断が難しい場合があります。

しかし、前職でビジネスマナーのように業界や職種などに関係なく必要となるスキルは、転職をしても役立てることが可能です。

そのため、新卒と異なり必要な研究が少なく、仕事経験があることから、成長速度が早く、スキルアップがしやすいでしょう。

第二新卒で就活を成功させる方法6つ

第二新卒は中途採用での扱いになるため、スキルや実績などを積み重ねた優秀な人材と採用枠を争うこともあるでしょう。そのような場合に、第二新卒は経験も実績も不十分なため、どうしても選考で不利になってしまうことがあります。

しかし、第二新卒には一般の転職者にはないメリットもあります。また、第二新卒には第二新卒なりの就活のコツがあるので、そのコツを把握して第二新卒の就活を成功させましょう。

第二新卒で就活を成功させる方法1:経験やスキルを明確にすること

第二新卒は数年しか仕事を経験していません。そのため、スキルや実績を十分に積み重ねられていませんが、数年であっても仕事を通して身につけたものはあるはずです。

なかには、ビジネスマナーのように業界や職種などに関係なく役立てることのできるものもあります。また、同じ業界や職種へ転職する場合は、その基礎知識なども役立つので、前職で自分なりに学んで身につけたことを自己PRでアピールするようにしましょう。

第二新卒で就活を成功させる方法2:納得感のある転職理由を考える

転職活動をしていると、転職理由は必ずと言ってよいほど確認されることになります。もし、その転職理由が身勝手な理由や、甘い考えのものなどであればネガティブな印象を与えてしまうことになるでしょう。

そのため、転職理由は相手に必要な転職であると納得させられるような理由を考えておく必要があります。特に、第二新卒は数年で離職していることから、転職理由は厳しい目でチェックされることが多いので注意しましょう。

第二新卒で就活を成功させる方法3:ポテンシャルのアピール方法を考える

企業は若い世代の人材を求めている場合もあります。若い世代の人材に求めていることは、即戦力となることではなく、柔軟性があり、新しいことを次々と吸収して学ぶ力です。そのため、第二新卒は将来性を求めて採用する企業もあります。

このことから、第二新卒はその将来性をアピールするために、好奇心が強くいろいろなことにチャレンジできる柔軟な考えや、多くのことを学ぶ吸収力など若い世代ならではのポテンシャルをアピールしましょう。

第二新卒で就活を成功させる方法4:転職すべき時期を見極める

新卒の就活にシーズン時期があるように、第二新卒の就活にもシーズン時期があり、その時期は1月~3月です。

この時期は人員募集が多い時期であり、4月には新卒の入社もあるので、ここで第二新卒を採用しておけば、まとめて研修を行うことができるというメリットが企業にはあります。

また、7月~9月にも10月入社の人員募集が増えるので、第二新卒の就活に適した時期となっています。

第二新卒で就活を成功させる方法5:足りない部分は勉強しておく

企業は第二新卒に対して、即戦力になることを求めていません。しかし、面接などで「入社後に教わりたい」などと答えるようなことをしてしまうと、仕事に対して自分から学ぼうとせず、受け身であることを印象づけてしまう可能性があります。

第二新卒は新卒とは立場が異なるので、「足りない部分は勉強しておく」「入社までに身につけておくべきことは何ですか」などと自ら意欲的に勉強する姿勢を見せましょう。

第二新卒で就活を成功させる方法6:一般的なビジネスマナーを疎かにしない

企業が第二新卒を雇用するメリットの1つとして、すでにビジネスマナーの基本を身につけているということがあります。

もし、第二新卒の人が面接などの対応の際に、ビジネスマナーが身についていないような言葉遣いや行動をしてしまうと、企業からはその人を雇うメリットが減ってしまうことになります。

そのため、社会人を経験した立場として、しっかりとビジネスマナーを守り企業と接するようにしましょう。

第二新卒の履歴書の書き方2つ

第二新卒は、新卒や一般の転職者よりも就活を成功させることが厳しいと言われることがあります。しかし、第二新卒の就活には、納得感のある転職理由を考えたり、ポテンシャルのアピールをするなど就活を成功させるコツがあります。

また、履歴書の書き方もそのコツの中に含まれていて重要なことの1つです。第二新卒は特に書類審査を通ることが厳しいと言われることもあるので、正しい履歴書の書き方を把握しておきましょう。

第二新卒の履歴書の書き方1:志望動機

企業によっては若い世代のポテンシャルや、ほかにもさまざまな人物像を求めています。企業が第二新卒に対して求めていることを把握し、自分が企業に合っている人材であり、入社後にしたいことを明確に伝えましょう。

また、第二新卒は転職理由を厳しい目でチェックされることが多いです。そのため、前向きな転職理由も志望動機に含めておきましょう。この際、退職理由と志望動機に矛盾がないようにする必要があります。

第二新卒の履歴書の書き方2:自己PR

第二新卒は、スキルや実績を積み重ねた優秀な人材と比べられると、選考に通っていくことは厳しいでしょう。しかし、数年間で身につけたことや、携わってきた仕事内容、またどのようなスキルや実績を積んだのかを自己PRで伝えることが可能です。

また、経験があるからこそ、すぐに実践で発揮できることもアピールポイントになります。ほかにも、若い世代ならではの熱意や適性なども強調するといいでしょう。

第二新卒の就活を成功させよう

第二新卒の就活は厳しいと言われてます。実際に厳しい面もありますが、第二新卒の就活にはいくつかのコツや、第二新卒ならではのメリットも存在します。

紹介した就活のメリットやコツを把握して、自分の魅力を企業にアピールし、第二新卒の就活を成功させましょう。