プログラミングを成功させるための考え方4つ|注意点も徹底解説!
プログラミングのイメージ
プログラミングは機械を制御したり、アプリを作ったりなどするためにコンピュータに命令を与えることです。
今の機械やアプリは多機能で複雑な処理をすることができます。また、プログラミングを行う際には、知識がないと何が書いてあるのか理解することができないプログラミング言語が必要になります。
これらのことなどを理由にプログラミングは難しいもので、専門家しかできないものと思ってしまう人は多いです。
プログラミングはなぜ難しく考えてしまうのか?
プログラミングの勉強を始めようとした人が、どのプログラミング言語を学べば良いか悩んでしまうことはよくあります。勉強を始めても覚えることが多すぎたり、エラーが出てまったく動かなくなることもあり、勉強を挫折してしまう人は多いです。
プログラミングの勉強を挫折してしまう人が多いことも、プログラミングは難しいものというイメージを人に持たせる原因の1つとなっています。
【初心者】理解すべきプログラミングの考え方2つ
プログラミングの勉強を始めても、わからないことや、覚えることが多すぎて、挫折してしまう人は多くいます。
どのようなことであっても、最初にわからないことが多いことは当然のことです。しかし、プログラミングの勉強では、他のことを勉強するよりも理解の進みが遅く感じることがあります。これは、まずプログラミングの基本となる考え方が理解できていない可能性があります。
プログラミングの考え方1:用語について
知らない言葉でも、ある程度は使われている文字などから、その言葉がどのような意味であるか推測できることはあります。
しかし、プログラミングの場合は専門用語が多くあり、またその用語は聞いただけでは意味を推測することが難しいものも多いです。
プログラミングの勉強では、次々と出てくる言葉の意味がわからなくて、勉強が進まないということはよくあります。そのため、まずは最低限の専門用語は覚えておく必要があります。
コンパイル
プログラミングは機械を制御したり、アプリを作成したりなどするために、コンピュータに命令を与えることです。
しかし、プログラミングを書いても、そのままの状態ではコンピュータはプログラミングの内容を理解することができません。
そのため、プログラミングの内容をコンピュータが理解できる言葉に変換してあげる必要があります。このコンピュータが理解できる言葉に変換してあげることをコンパイルと言います。
プログラミング言語
プログラミングを行う際には、プログラミング言語を使います。プログラミング言語にはJavaやPHP、C++、JavaScriptなど、非常に多くの種類があります。これらは種類によって、できることや使い方などが異なります。
そのため、プログラミングを勉強する際には、まず最終的にやりたいことを明確にして、そのために適したプログラミング言語を選ぶ必要があります。
バグ
機械やアプリなどが急に動かなくなったり、予期しない動作をしたりなどすることがあります。これはプログラムの中に、特定の条件を満たすことで処理に不具合を起こしてしまうような設定が含まれてしまっているためです。
このような予期しない処理や、意図しない処理が起こってしまうことをバグと言います。非常に複雑なプログラミングも人の手で行われるので、バグのチェックをしても、全てのバグを見つけることは難しいでしょう。
アルゴリズム
プログラミングにおけるアルゴリズムは、処理の手順や計算方法などのことを指します。プログラミングでは、コンピュータに命令を与える方法や順番などはプログラミングをする際に決めることができます。
そのため、同じ結果が得られるプログラミングでも、コンピュータに命令を与える方法や順番などによっては、効率の悪いプログラムになってしまいます。良質なプログラミングをするためにも、正しいアルゴリズムが必要になります。
プログラミングの考え方2:プログラミングの流れ
プログラミング言語にはいろいろな種類がありますが、どのプログラミング言語を使う場合でも基本的なプログラミングの流れは変わりません。
大まかなプログラミングの流れは、まずプログラミング言語を使ってコンピュータへの命令を書きます。命令が書けたらコンパイルをして実行します。エラーやバグがあれば命令を修正して、再びコンパイルして実行します。
意図する処理ができるようになればプログラムの完成です。
実務でプログラミングを成功させるための考え方4つ
プログラミングを書いても、エラーやバグなどによって、思うように動かないことはよくあります。
プログラミングに慣れている人でも、エラーやバグを見つけることは簡単ではないので、プログラミングを始めたばかりの初心者であれば、なかなかプログラミングで成功に至ることが難しい場合もあります。
そのため、プログラミング初心者はプログラミングを成功させるための考え方を把握しておくようにしましょう。
成功させるための考え方1:確認する時間を設ける
プログラムは全てのプログラミング作業を終えれば、テストをしてエラーやバグがないか確認をします。しかし、全てのプログラミングを一気に確認することは難しいです。
そのため、テストはプログラミングを行いながら、適度に意図する処理ができているか確認する時間を設けるようにしましょう。もし、プログラムの都合上で実行できない場合は、頭の中で処理の流れを確認していきましょう。
成功させるための考え方2:プログラムの仕様を把握する
実務でプログラミングを行う場合には、仕様書に沿ってプログラミングを行うことになります。プログラムはチームで作ることが多いため、自分の担当する部分だけでも、仕様書通りにプログラミングができていければ、エラーやバグの原因となってしまいます。
そのため、もし仕様書について少しでも不明瞭なことがあれば、設計者に確認することが必要です。
成功させるための考え方3:プログラムの工程を明確にする
プログラムを作成するには、要件定義でどのようなプログラムが必要であるか明確にして、その要件定義をもとにして外部設計と内部設計を行います。
プログラミングはその内部設計の工程の次の段階にあたり、設計書や仕様書に沿ってプログラミングを行っていきます。
また、プログラミングはチームで分担して行うので、プログラムを細分化して、自分の目的とするプログラミングはどの部分になるか、正確に把握しておく必要があります。
成功させるための考え方4:コーディングの考え方
コーディングとはプログラミングで行う作業の1種で、プログラミング言語でソースコードを作成することです。ソースコードはコンピュータに命令を与える命令文のことです。
プログラムは基本的にソースコードを上から順に処理を実行していきます。また、命令の与え方や、命令順などはプログラミングをする人の考え方によって変わります。
そのため、効率の良いコーディングをするためには、正しいアルゴリズムを把握する必要があります。
コードの改善をする場合
プログラミングでは命令の与え方や、命令順などはプログラミングをする人が決めることができます。そのため、得られる結果が同じでも、プログラミングの中身によってソースコードが見にくくなっていたり、効率の悪い処理の流れになってしまうこともあります。
そのような場合は、後のメンテナンスやプログラムの品質向上などを目的に、コードを改善していくこともあります。
プログラミングの考え方を知るうえでの注意点
プログラミングの勉強は、多くの人が挫折しています。これは、プログラミングの勉強をしていくうえで、必要な考え方を把握する際に、誤った方向へ進んでしまっている可能性があります。
順番に進めることを優先してしまう
プログラミングを独学で勉強をする際に、参考書などを手本にして、書かれている順にプログラムを作成してみるという人は多いです。本に書いてある順で勉強を進めれば、理解しやすいこともあります。
しかし、それでは自分が今どの部分を勉強していて、自分のやりたいことにどうやって役立てられるのかなど、プログラミングの全体像が把握しにくくなってしまいます。そのため、場合によっては興味の強い部分から勉強をしても良いでしょう。
プログラミングの様々な考え方を理解しよう
プログラミングは勉強の段階で挫折してしまう人が多くいます。それはプログラミングを成功させるための考え方を理解できていない場合があります。
プログラミングは様々な考え方を理解することで、成功させられる可能性を高められます。いろいろな考え方を理解して、プログラミングを成功させましょう。