フリーターの就職におすすめの職業11選|就ける仕事は意外と多い!

フリーターの就職は難しい?

フリーターが就職するのは、決して難しくはありません。

たしかに、就職に有利な順番として「新卒・第二新卒」、「転職者」、「フリーター」の順にはなりますが、中小企業などはフリーターを積極的に採用している企業も多くあります。

フリーターに対して、特に企業は「すぐに辞めてしまうのではないか」という不安があることから、就職希望者は企業でしっかり頑張ることをアピールすることが、成功のカギです。

フリーターから就職するメリット

大きなメリットは雇用が安定することでしょう。正社員は法律により雇用が保証されています。一方、アルバイトは雇用期間が定められているため、会社が契約更新してくれなければ職を失います。

そのほか、ボーナスが出る点もメリットとなるでしょう。毎月の給料以外にボーナスがもらえれば生活の安定につながります。

フリーターの就職におすすめの職業11選

資格や専門知識が必要ではなく、未経験でもすぐに仕事ができる職業がおすすめです。

フリーターから正社員になるということは、責任も重くなりアルバイトとは大きく変わります。
しかし、未経験でもすぐにできる職業であれば、企業に入る前の不安も軽減されるでしょう。

また、専門知識が必要な職業に就きたい場合には、人手不足の業界であれば研修制度が整っている企業もあるため、選び方次第では就職することも可能になります。

フリーターの就職におすすめの職業1:営業職

営業職は今までの経験より、人柄やコミュニケーション能力を重視する企業が多く、未経験でも就職がしやすい職業です。

基本的なマナーがあり、人と関わることが好きな方は向いているでしょう。また、営業職にはノルマがあり、日々努力が必要ではありますが成績次第では給料があがるため、やりがいのある職業といえます。

フリーターの就職におすすめの職業2:サービス販売職

販売職は仕事の幅が広く、就職先が多いため仕事選びに苦労することはないでしょう。資格など必要ではなく、販売の経験がない方でも採用してもらえる確率が高い職業です。

今現在、アルバイトでサービス販売職の方は、同じような商品を扱っている企業を探せば、より採用に近づくでしょう。また、接客が好きな方にとっては楽しい職業であり、基本的なマナーや失礼のない言葉遣いができる方であれば、比較的誰にでもできる職業の一つです。

フリーターの就職におすすめの職業3:IT職

今現在、インターネットを使った仕事が急速に増え、IT業界は人手不足の状況であるため、未経験の採用を積極的に行っている企業が多くあります。

専門知識が必要ですが、経験者だけに絞るほど人材確保に余裕がなく、未経験者を採用して研修で育てる企業が多いため、未経験からの就職も可能です。

また、人手不足の影響により給料がほかの職業より高い傾向にあり、技術が身に付くことで自分自身のスキルアップにもつながります。

フリーターの就職におすすめの職業4:介護職

高齢化社会の日本では、介護職も人手不足で採用を積極的に行っています。

資格が必要な業務もありますが、未経験で資格がなくてもできる仕事が基本です。また、必要な資格を取得してできることが増えれば、資格手当を得ることもできます。

介護職は、長時間労働のイメージが強いですが、保護者の負担を大きく減らす手助けをしているため、介護者だけでなく保護者の方からも感謝される職業です。

フリーターの就職におすすめの職業5:事務職

事務職は誰もが業務しやすく、PC操作ができれば就きやすい職業です。さらに、ワード・エクセルを扱えれば就職が有利になります。

業務は電話対応、書類作成など社内で完結する業務が多いので、コミュニケーションに自信がない方にもおすすめです。また、勤務時間も定時終わりの企業が多く、プライベートな時間が長く取れることもいい点です。

しかし注意点として、事務職は女性に人気があるため応募率が少し高めになっています。

フリーターの就職におすすめの職業6:プログラマー

プログラマーは、IT職の一つで専門知識が必要になりますが、やはり企業は人手不足で働き手を探しています。そのため、未経験者でも研修で人材を育てる企業が多いため、未経験でも就職が可能です。

また、プログラミングはスキルの中でも重宝されるスキルなので、習得すれば世の中から求められる人材になれるでしょう。習得するまでは大変ですが、将来性のあるスキルも身に付き、正社員で働けることは魅力があります。

フリーターの就職におすすめの職業7:インフラエンジニア

インフラエンジニアはエンジニアの中でも社会人経験が問われにくい職業です。未経験でもやる気があれば、研修を経て仕事ができます。

あまり聞き馴染みのないインフラエンジニアですが、例えばプログラミングで作ったものが車とすれば、インフラエンジニアは車を走らせる道を作ったり、道を整備管理するイメージです。

また縁の下の力持ちのような存在であるため、黙々と作業ができる方に向いています。

フリーターの就職におすすめの職業8:飲食業

飲食業は未経験であってもすぐに業務を覚えられるため、企業は未経験者を採用しており、求人数も多く就職がしやすい職業です。

特にスキルは必要ありませんが、人と接することが多いためコミュニケーション力があれば有利です。しかし、仕事内容は単純ですが仕事量が多いので注意が必要です。

また、正社員であればマネージャーや店長、商品企画などやりがいにつながる業務を任せてもらえることもあり、キャリアアップしやすいでしょう。

フリーターの就職におすすめの職業9:建築業

建築業も人手不足に悩まされており、採用を積極的に行っています。なかでも鳶職や大工のような現場作業系の仕事は、高卒の方でも就職が可能です。

また、技術は入ってから覚えていくので問題はありませんが、肉体労働のため、体力に自信がある方におすすめです。

注意点として、建築業は高齢の方が多く上下関係が厳しい世界です。年上の方とのコミュニケーションに慣れていない方はきつい思いをすることもあるでしょう。

フリーターの就職におすすめの職業10:清掃業

人が生活している限り必ず必要な職業で、経済状況にあまり左右されない職業のため安定的に求人が出ています。そして、資格や専門知識も必要がないため未経験でも採用が行われています。

普段からキレイ好きな方、細かいところまで気を配れる性格の方に向いているでしょう。また、女性向けの注意点として、力が必要な場所を専門で清掃する企業もありますので、慎重に就職先を選ぶことをおすすめします。

フリーターの就職におすすめの職業11:公務員

公務員は、学歴や社会経験が重視される職業だと思う方も多いですが、一般枠の試験では問われることはなく、試験に合格できればフリーターからの就職も可能です。しかし、年齢制限があるため公務員になることを決めたら早く行動しましょう。

また公務員の中でも、市役所、教師、警察官、消防士など幅広い職種があります。世の中に重要な職業であり、給料も国の税金から出ているため日々、自分の行動に責任を持てる方に向いています。

フリーターからの就職が難しい職業4つ

資格、実務経験が必要な職業への就職は難しいでしょう。

前途したように、人手不足の業界であれば、未経験者でも研修を行い育ててくれる企業はありますが、習得まで何年もかかるような、より専門的な分野においては厳しくなります。

しかし、どうしても就きたい場合、まず資格や専門知識の勉強をした後に、就職活動をすることになります。そしてその期間は、生活費を稼ぎつつ勉強することになるため、かなりハードな生活になるでしょう。

フリーターからの就職が難しい職業1:専門事務職

名前の通り、専門性が必要なため一般の事務職とは大きく異なります。金融関係、法律関係、貿易関係など会社によって違いますが、知識がなければ業務ができません。

そのため、大学で必要な分野を学んできた新卒の方や同じ業界からの転職者を採用する傾向があります。

就職したい方は、まずオンライン講座などで知識を付けてから就職を目指すことがおすすめです。また、一つの分野に詳しくなる探究心と、事務作業には欠かせない正確性が必要になります。

フリーターからの就職が難しい職業2:クリエイティブ職

経験と実績がものをいう世界で、専門スキルはあって当たり前であり、同時に発想力という技術ではカバーできない部分も必要でしょう。企業は即戦力を求めるため、未経験者を募集していることはとても少ないです。

未経験から就職したい場合はまずスクールに通い、技術を付けてから挑戦することをおすすめします。また最低限、業務に使用するソフト(Illustrator・Photoshopなど)を使いこなせることが必要です。

フリーターからの就職が難しい職業3:企画職

企画職も発想力が必要です。そのほか、市場が求めているものはなにか調査する能力、企画をプレゼンする能力など、必要なスキルが多岐にわたるため、企業は経験者を求めます。

また将来性を重視する傾向もあり、未経験であれば新卒を採用したいと考える企業も多く、就職が難しいでしょう。

それでも企画職になりたい場合は、営業職やサービス販売職の経験を経て、市場が求めるものを精査した後、企画職に転職することをおすすめします。

フリーターからの就職が難しい職業4:理系職種

理系職種は学歴、資格が評価される職業です。さらには新卒のみしか採用をしていない企業も多くあり、フリーターが就職先に選ぶには少し無理があります。

また、研究や技術開発を行うため、よほどの知識を持っていない限りフリーターからの就職は厳しいでしょう。

それでも挑戦したい方は、なりたい理系職の資格を取ることからはじめ、資格とその分野に探究心があることをアピールして面接に挑むことをおすすめします。

就職を成功させるポイント4つ

今の自分にある強みを見極め、向いている職業を探すことが大事です。そして企業に自分の強みをアピールし、「自分を採用すれば企業にはこのようなメリットがある」と提示することができれば就職は成功するでしょう。

ほかにも、自分では当たり前にできることが、実は強みであったりします。強みがわからない方は、今まで頑張ってきたことや、働く上で何を大切にしているのかを考えてみてください。

就職を成功させるポイント1:就職支援サービスを活用する

自分にあった職業がわからなかったり、少しでも就職活動で不安なことがあれば、就職支援サービスの活用がおすすめです。

サービスでは職業診断や求人の紹介だけでなく、面接の対策や履歴書の作成方法まで幅広くサポートをしてくれるため、不安もなくなり効率よく就職に臨めます。

また、ほとんどの就職支援サービスは無料ですので、負担もなくおすすめです。

就職を成功させるポイント2:経験談を用意する

フリーターが面接に臨むと、フリーター期間のことをよく聞かれます。

例えば、「フリーターの間、アルバイトをしていましたか」という質問であれば、ただ「コンビニのアルバイトをしていました」だけでなく、「コンビニで接客から管理まで幅広く仕事をしておりました」など詳しく話しましょう。

ほかにも、アルバイトでどんなことを学んで、学んだことを企業にどう活かせるのかなど、経験をもとにアピールすることが大切です。

就職を成功させるポイント3:正社員になりたい理由を明確にする

正社員になりたい理由に関しても「アルバイトより安定しているから」というような簡単な理由では、企業が自分の会社じゃなくてもいいのではと思ってしまいます。

「アルバイトでこのような経験をしてきましたが、アルバイトでは責任のある仕事をさせてもらえず、正社員になってもっと責任のある仕事をしたいと思いました」など情熱を感じさせる理由をおすすめします。

就職を成功させるポイント4:職歴をアピールポイントにする

アルバイトであっても職歴であるため、今までどのような仕事をしてきて、その結果何を学んできたか、そして仕事でどんな結果を出せたのかを簡潔にまとめて、企業にアピールしましょう。

さらに、仕事を一生懸命にしてきたこともアピールできれば、企業が好印象を持つため有利に働きます。

また、アルバイトで得たスキルが応募する企業に役立つのなら、そのスキルがあることもアピールするようにしましょう。

自分次第で可能性は開ける!

フリーターから資格や経験を重視される企業に入ることは難しいです。しかし、自分の強みを理解して慎重に職業を選び、未経験であっても採用してもらえる企業や自分の強みが生かせる企業に絞ることで、フリーターであっても就職は可能です。

今までの経験はあなたの価値であり、その経験を生かせる企業はたくさんあります。そして、フリーターが就職を求めるのと同様に会社も人材を求めているので、諦めず挑戦することをおすすめします。