新卒は有利?新卒でゲームプログラマーになりたい人が知っておくべき豆知識7つ

ゲームプログラマーとは

ゲームプログラマーとは、ゲーム作成をする仕事のうちのひとつで、ゲームが正常に動作するように開発言語を使用してプログラミングを行う職業です。

ゲーム制作会社やアプリ制作会社などに勤務し、ゲームを作り上げるためにプログラムを組み込んでいくエンジニアのことを言います。

ゲームプログラマーの魅力

ゲームプログラマーの魅力は、ゲームを作り上げることができる点や最新の技術やゲームをいち早く触れることができる点、自分が作成したゲームについての評価を直接知ることができる点などたくさんあります。

自分でゲームを作成するからこその楽しさや達成感も一段と感じられるはずです。

新卒でもゲームプログラマーになれる?

新卒でもゲームプログラマーになることはできるのでしょうか。

ゲームプログラマーは、資格や学歴よりも現場での実力重視の仕事ですし、資格がなくてもなることができる職業ですので、新卒でもゲームプログラマーになることは可能と言えるでしょう。

新卒は有利なのか?

新卒と転職する場合を見比べて考えてみましょう。新卒は技術よりも今後の「伸びしろ」を重視するのに対し、転職はどちらかというと技術を重視します。

新卒に対しては、仕事の技術や知識がなくても当然という考え方をしている場合が多いため、仕事の吸収力や意欲、センスなどを重要視します。

もちろん、資格やスキル等技術があるのに越したことはないのですが、転職のように即戦力というよりこれから育てていき、活躍できるような人材になれるのかという視点で採用される場合が多いようです。

新卒でゲームプログラマーになりたい人が知っておくべき豆知識7つ

新卒でゲームプログラマーになるためにはどのようなことを知っておくべきなのでしょうか。こちらでは、必要な知識について7つ紹介します。

ゲームプログラマーについて正しい知識を身に付け、より深く理解をしていきましょう。

新卒ゲームプログラマー豆知識1:ゲーム会社の種類

1つ目は、ゲーム会社の種類です。ゲームにも種類があり、家庭用ゲーム機でプレイするコンシューマーゲームやSNS上でプレイするオンラインゲームであるソーシャルゲーム、スマートフォンでアプリをダウンロードしてプレイするスマホゲームなどいろいろあります。

ゲーム会社もどの媒体に向けたゲームを開発するのか限定していたり、幅広く行っていたりといろいろあるので、就職したい会社や担当したい仕事がどのジャンルなのか確認しておくとよいでしょう。

新卒ゲームプログラマー豆知識2:仕事内容は?

ゲームプログラマーの主な仕事内容は、ゲームのプログラミングをすることですが、そのほかにもゲームの新機能の開発や機能改善、開発環境を整えることなどを行うことも業務の一環です。

開発に使用する言語は家庭用ゲーム機やパソコン、スマートフォンなどゲームをプレイできる機器によって、適切な言語は変わってきます。実際に言語を学んでいる場合や使いたい言語がある場合は、その言語を使用できる会社なのか確認しておくと良いでしょう。

新卒ゲームプログラマー豆知識3:新卒向けの求人はある?

新卒向けの求人は大企業で多く出されています。中小企業は、新卒を募集している企業もありますが、どちらかというと中途採用が多い傾向にあります。

大企業は新人を育てる余裕があるため、新卒向け求人も多く募集人数も多いですが、志望者数も多く倍率も高い傾向ですので、応募する際は早めに行動しましょう。

新卒ゲームプログラマー豆知識4:求人は理系だけなのか?

ゲームプログラマーは理系だけではなく、文系でもなることができます。ゲーム制作はチームで作り上げていくので、理系・文系というよりもコミュニケーション能力が重視されたり、情報系の能力が重視される傾向があります。

ですので、企業側は理系か文系かこだわっておらず、その点についてはあまり気にしなくでも良いでしょう。

新卒ゲームプログラマー豆知識5:給料の目安は?

ゲームプログラマーの正社員の平均年収は508万円、派遣社員の平均時給は1779円とほかの仕事と比べると比較的高い傾向にあるようです。正社員の給料を月給にすると月42万円で、初任給は22万円前後が相場になります。

働く地域や仕事内容、環境などにもよって給料も左右しますので、働く場所を決める際に給料もしっかりチェックしましょう。

新卒ゲームプログラマー豆知識6:身に付けておくべきスキルは?

身に付けておくべきスキルは、プログラミングスキルやハードウェアやネットワークに関する知識、数字・物理や語学に関する知識など技術的なスキルやコミュニケーションスキル、情報収集スキルやロジカルシンキングなどヒューマンスキルが必要とされています。

技術的スキルはゲームプログラマーの業務をするうえで必要な知識やスキルで、ヒューマンスキルは一緒に働くメンバーとスムーズにコミュニケーションを取り良いゲームを作りあげるうえで必要なスキルとなります。

新卒ゲームプログラマー豆知識7:必要なプログラミング言語は?

プログラミング言語はたくさんあり、ゲームの種類によって最適の言語は異なります。コンシューマーゲームの場合は、C言語やC++、スマートフォン用ゲームの場合は、C#やJava、Objective-C、Swift、PC用ゲームの場合は、HTML5やFlash、Rubyなどを使用することが多いです。

言語を覚える際は、自分がどの種類のゲームを作りたいかなどを考えて必要なプログラミング言語を割り出しましょう。

ゲームプログラマーに向いている人の特徴8つ

ゲームプログラマーに向いている人はどんな人なのでしょうか。ここでは、ゲームプログラマーに向いている人の特徴を8つ紹介します。

自分にゲームプログラマーが向いているのか、チェックしてみましょう。

ゲームプログラマー向いている人1:ゲーム好き

1つ目の特徴は、ゲーム好きな人です。ゲームプログラマーが作るのはゲームですので、ゲームに対して好意や熱意を持っている人物は向いていると言えるでしょう。

必ずゲーム好きでなければならないということはありませんが、ゲームに対して熱意がある方がゲーム制作に対してもモチベーションを高く保った状態でゲーム制作に取り組めます。

何よりチームでより良いゲームを作っていくのがゲームプログラマーの仕事ですので、この意欲が良いゲームを作っていくうえでの鍵となってくることもあるでしょう。

ゲームプログラマー向いている人2:コミュニケーション能力が高い

2つ目の特徴は、コミュニケーション能力が高いことです。ゲームを作るためにはゲームプログラマーだけではなく、プロデューサーやディレクター、デザイナーなどいろいろな人と協力して作り上げています。

ですので、ゲーム開発する際はチームで内容の確認を行ったり、進捗状況を共有したりなど連携を取るため、コミュニケーションは必要不可欠になります。

コミュニケーション能力が高いとそれらをスムーズに行えるため、持っていると向いていると言えるでしょう。

ゲームプログラマー向いている人3:英語力がある

3つ目の特徴は、英語力があることです。理由としては、プログラミング資料の多くが英語で書かれているためです。

英語力があればその分情報を集めやすいので、業務もしやすくなるでしょう。また、企業によっては、英語を公用語としているところもあるため、身に付けておくと役に立つと言えるでしょう。

ゲームプログラマー向いている人4:体力がある

4つ目の特徴は、体力がある人です。あまりイメージがないかもしれませんが、ゲームプログラマーには体力が重要視されるハードな仕事です。納期付近になると、徹夜や休日出勤など激務に追われる場合もあるので、体力がある人は向いていると言えるでしょう。

ゲームプログラマー向いている人5:プログラミングが好き

5つ目の特徴は、プログラミングが好きな人です。ゲームプログラマーは、プログラミングをする仕事ですので、プログラミングが好きな人に向いていると言えるでしょう。

実際ゲームプログラマーになるとプログラミング作業を一人で長時間やる業務も発生してきますので、その時間を楽しんで行えるのもゲームプログラマーにとって必要なことです。

ゲームプログラマー向いている人6:ゲームを作ったことがある

6つ目の特徴は、ゲームの製作経験がある人です。ゲームプログラマーは文字通りゲームを作成する仕事ですので、ゲームを1から作り上げたことがある人は向いていると言えるでしょう。

製作経験がある人は、一通りゲームが作成できる程度のプログラミング知識や完成までやり遂げた経験、プログラミングに必要なロジカルシンキングなどが身に付けられている可能性が高く、プログラミングに対する適性が高い人も多いでしょう。

ゲームプログラマー向いている人7:向上心がある

7つ目の特徴は、向上心がある人です。ゲーム業界は移り変わりが激しく、技術や言語、開発手法やツールなど常に更新されていき、知識を新しくしていく必要がある仕事です。

業務をするうえで最新技術を取り入れていくことが重要な仕事なので、常に向上心を持ちながら業務に取り組まなければ時代において行かれる可能性があります。そのような点から向上心を持っている人はゲームプログラマーに向いていると言えるでしょう。

ゲームプログラマー向いている人8:新しいものが好き

8つ目の特徴として、新しいものが好きな人が挙げられるでしょう。プログラミング技術は常に進化していますので、新しいものを取り入れることに抵抗がない人が向いていると言えるでしょう。

新卒でゲームプログラマーを目指すときにできること3つ

新卒でゲームプログラマーを目指すときにするべきことやできることはどんなことがあるのでしょうか。ここでは、できることを3つ取り上げてみたのでゲームプログラマーを目指す際には、ぜひチェックしておきましょう。

新卒でゲームプログラマーを目指す1:プログラミング言語を学んでおく

1つ目は、プログラミング言語を学んでおくことです。プログラムを組むうえで必須なのがプログラミング言語です。

ゲームプログラマーになるにはプログラミング言語を覚えて使うことが必ず必要となりますので、ゲームプログラマーを目指すことを決めた際には、早めに学び始めることをおすすめします。

プログラミング言語はたくさんありますが、開発するゲームによって使用する言語が異なりますので、学ぶ言語を選択するときは作りたいゲームや学びやすさ、人気度などいろいろな基準で自分に合った言語を選びましょう。

プログラミングスクールで学ぶ

プログラミング言語学ぶ1つの方法がプログラミングスクールで学ぶ方法です。この方法は未経験者がゲームプログラマーになるための一番の近道と言われており、学校に通うことで基礎から実践まで全て学べるというメリットがあります。

デメリット面でいうと、お金が多くかかる点です。プログラミングスクールは学校ですので、受講料がかかります。1ヶ月10万以上かかるのが相場で、高いところでは月50万以上かかるところもあります。

独学

もう1つの方法が独学で学ぶ方法です。独学はスクールに通う方法と比べ、勉強する時間の自由度が高い点がとても魅力的です。

学校で学ぶ際は、みんな同じペースで勉強するようになりますが、独学の場合は、自分のペースで学ぶことができます。学ぶ時間が固定的に取れなかったり、空いている時間に勉強したい人にとって向いている方法です。

デメリットとしては、やめることが簡単なため、挫折しやすい点があります。自分の意思が強くないと続けるのは難しいでしょう。

新卒でゲームプログラマーを目指す2:実際にゲームを作ってみる

2つ目は、実際にゲームを作ってみることです。ゲームを作ることは勉強になり、とても良い経験となりますし、就職活動でもアピールすることができます。

未経験の人がほとんどである新卒採用でこの経験はとても有利になりますし、何よりゲームプログラマーの仕事の流れを理解できるメリットがありますので、新卒でゲームプログラマーの就職を目指すなら、やっておいて損はないでしょう。

新卒採用の面接などで自作ゲームの提出が求められる場合もありますので、その際にもこの経験は活きてくるでしょう。

新卒でゲームプログラマーを目指す3:資格を取る

3つ目は資格を取ることです。ゲームプログラマーになるために資格は必須ではありませんが、持っていると有利になりますので、資格は取った方が良いでしょう。

資格があると就職活動時にアピールしやすかったり、ゲームプログラマーになったあとも資格を取るために勉強した知識が活かせたりしますので資格取得をすることをおすすめします。

ここでは資格取得の参考にゲームプログラマーになる際に持っておいた方が良い資格を3つほど紹介します。

基本情報技術者試験

1つ目は、基本情報技術者試験です。ITエンジニアの登竜門と呼ばれる資格で、高度ITに対する基本的な知識や技能、実践的な活用能力を身に付けることができますのでおすすめです。

システムの設計や開発、運用に関する知識や技能についても学べる試験内容ですので、ぜひ取得しておきたい資格のひとつです。

応用情報技術者試験

2つ目は、応用情報技術者試験です。基本情報技術者試験の応用版で、ワンランク上のITエンジニア向けの試験です。

応用的な知識や技術を取得することができ、この資格を取ることで信頼性・生産性の高いシステムを構築したり安定的なサービスを運用したりすることができます。

基本情報技術者試験よりさらにワンランク上の幅広い知識を取得し、技術者としてレベルアップを図ることができるため、就職活動の際や就職した後の業務でもこの資格が役に立つはずです。

TOEIC

3つ目は、TOEICです。TOEICとは、英語コミュニケーション能力を評価する資格で、受験者の英語の力をスコアで表示してくれます。

プログラミングは、関連資料やプログラミング自体のコードが英語であったりと、英語と深く関わる仕事ですので、英語能力を身に付けておくことは大切になってきます。

TOEICを取得することで、自分がどのくらい英語ができるのかをスコア化し、就職活動でアピールすることができますので、取得しておいた方が良いでしょう。

新卒からゲームプログラマーを目指そう

ゲームプログラマーについて取り上げてきましたが、いかがだったでしょうか。この記事で取り上げてきたように、新卒でもゲームプログラマーになることは可能です。

新卒採用を募集している企業もありますので、新卒でゲームプログラマーになれるよう、しっかりと自分に適した勉強や準備を進めて、就職活動に取り組みましょう。