Javaとはどんな言語?Javaを習得するメリット5つや作れるものをご紹介!
Javaとは?
Javaとはプログラミング言語の1つで、動作する環境に依存しないことから世界中で多くの人が利用しています。
Javaはもともと、アメリカのSun Microsystems社によって開発・リリースされました。無料でダウンロードが可能で、動作性やセキュリティの向上のため、定期的にバージョンのアップデートも行われています。
Javaの特徴
Javaの最大の特徴は、動作環境に依存しないということでしょう。OSの種類を気にする必要がないことから、一度プログラムを組めばOSごとに修正する必要がなく、プログラマーへの負担が少ない言語です。
Javaはサーバー側で動作するWebアプリや、金融業などのシステム開発にも利用されているマルチな言語と言えます。
Javaを習得するメリット5つ
Javaは動作環境に依存しない汎用性の高い言語なので、習得によって得られるメリットは多いでしょう。
世界中で多くのITエンジニアに利用されている言語であることから、参考文献が豊富で学習コンテンツが充実していることが期待できます。
Java習得に関連するメリットについて、以下で掘り下げて見ていきましょう。
Javaを習得するメリット1:仕事に活かしやすく求人が多い
Javaは日本に限らず、多くの国々のIT産業で活用されているプログラミング言語です。使い勝手の良さから、数多くの企業でJavaを使用したシステムが導入されています。
Javaが使われている業種は多岐に渡るため求人が多く、仕事を得やすい言語と言えるでしょう。Javaを習得することで、ITエンジニアとして仕事の選択肢を広げることが期待できます。
Javaを習得するメリット2:参考文献が豊富
プログラミング言語の学習を始めようと考えている未経験者にとって、何から手を付けたらよいのか分からず、始める前から行き詰まりを感じる人もいるでしょう。
Javaはプログラミング言語としての歴史もあり、多くの人に学ばれていることから参考文献が豊富です。書籍だけではなく、オンライン上で有料や無料のJavaに関する学習コンテンツが充実していることも魅力の1つです。
Javaを習得するメリット3:処理が速い
処理速度とはコンピューターへの命令文が、実行されるまでにかかる時間のことを指します。Javaは数多いプログラミング言語の中でも、処理速度が速い言語です。
Javaは実行時にコンパイルが必要ですが、他のコンパイラ言語とは違い、どのコンピューターでも理解できる中間言語に翻訳されるという特徴があります。Javaが発表された当初は遅い言語に分類されていましたが、現在では改良により性能が日々向上しています。
Javaを習得するメリット4:環境に依存しない
Javaとは動作環境に依存しない言語です。動作環境に依存しないことで、プログラマーは実行環境を気にすることなくプログラミングできるようになりました。
Javaは中間言語にコンパイルされた後に、JVMがインストールされているコンピューターで機械語に翻訳されて実行されるというシステムを採用することで、動作環境非依存性を実現しています。
Javaの汎用性の高さは、プログラマーにとって大きなメリットでしょう。
Javaを習得するメリット5:オブジェクト指向
Javaはオブジェクト指向の言語であると言われています。オブジェクト指向とは、互いに関連性がある処理の手順を1つの「オブジェクト」としてまとめ、様々なオブジェクトを組み合わせて1つのシステムを動作させるという考え方です。
オブジェクト指向を基にシステム開発することで、複数のプログラマーでの作業分担が行いやすくなるでしょう。効率的なシステム開発のため、オブジェクト指向は重要な手法となります。
Javaを学習するデメリット2つ
Javaは動作環境に依存しない汎用性の高さや、オブジェクト指向のプログラミング言語であることから、多くのITエンジニアに選ばれている言語と言えるでしょう。
Javaを習得するメリットはたくさんありますが、一方でデメリットがいくつか存在していることも事実です。Javaを学習するデメリットとは何か、以降で具体的にご紹介します。
Javaを学習するデメリット1:習得に時間がかかる
Javaは習得に時間がかかるので、身に付けてITエンジニアとして自立するまでにかかる学習コストが高い傾向があるでしょう。
Javaはオブジェクト指向言語です。初心者はオブジェクト指向の概念に難しさを感じて、学習につまずく可能性があります。
Javaはハードウェア制御にも利用されているので、ハードウェアについても併せて学習する必要があるでしょう。全体的な学習難易度の高さがデメリットと言えます。
Javaを学習するデメリット2:Javaが動作しない環境がある
Javaは公式サイトから無料でダウンロードできます。しかしインストールするための環境設定が初心者にとって難しめであるため、始める時のハードルが高いと言えるでしょう。
Javaは汎用性の高い言語ですが、すべてのシステム開発に向いている訳ではありません。規模が小さいシステムの開発ではJavaの良さが活かせず、必要以上に長いソースコードを記述する必要がある点がデメリットとなるでしょう。
Javaで作れるもの6つ
Javaは、これまで多くのアプリやシステムの開発で利用されてきたプログラミング言語です。Javaスキルを身に付けていることで、ITエンジニアとして需要が高まることが期待できるでしょう。
Javaを活用することで、多種多様なものを作ることが可能です。以降で、Javaで何が作れるのかを具体的に紹介していきます。
Javaで作れるもの1:スマホアプリ
Javaを用いれば、Androidのスマホアプリ開発が可能となります。アプリ開発の際にはAndroidの機種やバージョンにも注意して、適宜対応することが必要です。
スマホを所持している人が増加傾向であることから、スマホアプリを開発するプログラマーの需要は今後も高いと言えるでしょう。
Javaで作れるもの2:組み込み系プログラム
組み込み系プログラムとは、個々の機器に入っているコンピューターシステムを制御するためのプログラムのことです。冷蔵庫や洗濯機などの家電製品や、信号機などの機器にも組み込み系は利用されています。
組み込み系の開発では、プログラミングのスキルに加えてOSやハードウェアに対する知識も必要となるでしょう。
Javaで作れるもの3:デスクトップアプリ
Javaで作れるものの3つ目に、デスクトップアプリが挙げられます。デスクトップアプリとはパソコンのデスクトップ上で動作するアプリで、使用にはインストールが必要です。
Javaでのデスクトップアプリの作成には、Swingについても学んでおく必要があるでしょう。SwingはGUIツールキットで、デスクトップアプリ作成に欠かせません。
Javaで作れるもの4:Webサービス
Javaで作れるものの4つ目はWebサービスです。Webサービスの中にはWebアプリの開発のほか、動的なWebサイトの開発も含まれます。
Webサイトを開発するにはHTMLやCSSの知識に加えて、ブラウザの種類やバージョンにも注意する必要があるでしょう。学ばなければならないことは多いですが、Webサービスは仕事の案件が豊富にあることが期待できます。
Javaで作れるもの5:業務システム
Javaには豊富なフレームワークやライブラリがあり、セキュリティにも優れていることから、業務システム開発に向いている言語と言えるでしょう。
開発できる業務システムの例としては、銀行の金融システムや社内の経理・在庫管理システムなどが挙げられます。業務システム開発時は、開発対象の業務に関する知識も求められます。
Javaで作れるもの6:ゲーム
Javaで作れるものの6つ目にゲームが挙げられます。Javaは動作時にOS依存性がないため、ゲーム開発でも使い勝手が良いでしょう。
IT業界はチームで仕事に当たるため、コミュニケーション能力は欠かせません。
ゲーム開発でもコミュニケーション能力の高い人や、臨機応変な対応ができる人が求められているでしょう。プログラミングのスキルだけではなく、社会人としての基礎的な能力も鍛えておく必要があります。
JavaとはOSに捉われない言語で需要も高い
JavaはOSに捉われずに動作する言語であることから、数多くあるプログラミング言語の中でも需要が高いと言えるでしょう。
Javaはオブジェクト指向の言語で、初心者が習得するには難易度が高めです。しかしWebサービスや業務システムなど活用の場が広く、Javaのスキルを身に付けて自立できれば仕事の幅も広がることが期待できます。
Javaを学び、需要の高いITエンジニアを目指していきましょう。