未経験でもWebプログラマーになれる?転職のポイントと必要なスキル6つを紹介

Webプログラマーとは?

WebプログラマーとはWeb周りに特化したプログラマーです。

アプリケーションなどの開発を行うプログラマーという職種には、担当している分野によって細かい違いがあります。その中でも、WebサイトやWebシステムを中心に開発を行うプログラマーのことをWebプログラマーと呼びます。

本来プログラマーはシステム開発の下流工程を担いますが、経験を積んだWebプログラマーは設計などの工程に携わることもあります。

未経験でもWebプログラマーになれる?

未経験からでもWebプログラマーになれる可能性はあります。

IT業界は現在IT人材不足の状態なので、Webプログラマーの求人を探すと「未経験可」となっている求人も多いです。そのため、エンジニアとしての経験がない人でもWebエンジニアになれる可能性があります。

ただし、未経験からWebプログラマーになるには、実務経験がない分プログラミング言語のスキルなどを身につける方が良いでしょう。

未経験でWebプログラマーに転職する際に考えたいポイント4つ

未経験でWebプログラマーに転職する際に考えたいポイントをご紹介します。

未経験からWebプログラマーを目指す場合、そもそも自分がWebプログラマーに向いているのかどうかもわかりません。そのため、先にいくつかの点について検討する必要があります。

ここでは未経験でWebプログラマーに転職する際に考えたいポイント4つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

未経験者が転職するポイント1:プログラミングが好きか

未経験でWebプログラマーに転職するなら、まず自分がプログラミングが好きかどうかをよく考えましょう。

Webプログラマーの仕事は毎日コツコツとコーディングを行い、エラーを修正しながら進めていくものです。そのため、プログラミングが好きでなければ続けられません。

また、プログラミングが好きでなければ、応募企業へもWebプログラマーになりたいという熱意が伝わらないでしょう。

未経験者が転職するポイント2:自分に向いているか

未経験でWebプログラマーに転職するなら、Webプログラマーという仕事が自分に向いているかどうかをよく考えましょう。

IT業界は技術トレンドの移り変わりが激しく、日進月歩で新しい技術が生まれます。そのため、Webプログラマーになるのであれば常に勉強してスキルを身につけていくことが必要になります。

Webプログラマーになったとして、求められるスキルを得ていくことに困難はないかどうかを検討しましょう。

未経験者が転職するポイント3:収入などの待遇面に不満はないか

未経験でWebプログラマーに転職するなら、Webプログラマーの収入など待遇面で不満な点がないかどうかよく考えましょう。

一般的に、未経験からWebプログラマーに転職した場合の初年度の年収は250万円から350万円程度になるケースが多いと言われています。

そのため、転職した場合の収入など、待遇面について満足できるかどうかもよく検討しましょう。

未経験者が転職するポイント4:将来のビジョンはあるか

未経験でWebプログラマーに転職するなら、自分の将来像についてよく考えましょう。

Webプログラマーに転職するのであれば、転職後に自分がWebプログラマーとしてどのように成長していきたいのかについても検討するようにしましょう。

自己分析を行い、自分がきちんと将来を見据えているかどうかも確認することで、転職後に後悔するといったケースを避けることができるでしょう。

Webプログラマーに求められるスキル6つ

Webプログラマーに求められるスキルをご紹介します。

未経験でもWebプログラマーになれる可能性はありますが、経験がない分スキルを身につけることが重要です。それでは、Webプログラマーには具体的にどのようなスキルが必要になるのでしょうか。

ここではWebプログラマーに求められるスキル6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Webプログラマーに求められるスキル1:HTML・CSSの知識

WebプログラマーにはHTMLやCSSの知識が求められます。

Web開発において、マークアップ言語であるHTMLとCSSは必須のスキルとなります。HTMLはWebページの見出しや段落、タイトルなどの構造を定義するための言語です。

また、CSSは文字の大きさや色などのデザインを指定する言語で、この2つは基本的にセットで用いられます。

Webプログラマーに求められるスキル2:プログラミング言語の知識

Webプログラマーにはプログラミング言語の知識が求められます。

Web関係に限らずプログラマーとして開発を行う以上、プログラミングスキルは必須です。プログラミング言語にはさまざまな種類がありますが、Webページの作成を行う場合はJavaScriptは必要になります。

他にもPythonやPHP、Rubyなどは初心者からでも学びやすく、おすすめの言語となっています。

Webプログラマーに求められるスキル3:論理的思考

Webプログラマーには論理的思考力が求められます。

プログラマーとしてWebサービスの構築を行う場合、機能を実装するためにどのような指示を行い、どのように組み合わせればいいのかを考えることになります。また、より効率よく動作させるにはどのようにすればいいのかなど、論理的に考える力が必要になります。

さらに普段の打ち合わせやメールでの報告など、他の業務でも論理的思考は必要です。

Webプログラマーに求められるスキル4:問題を解決への努力

Webプログラマーには問題を解決するために努力する力が求められます。

プログラミングではエラーが見つかれば修正し、実行してまたエラーが発生すれば修正するといった作業の繰り返しになります。そのため、Webプログラマーとして仕事をする以上、根気よく問題解決を行っていけるスキルは必須です。

ベテランになってもエラーを潰していく作業は業務の中で必ず発生するため、経験を積んで問題解決力を養っていきましょう。

Webプログラマーに求められるスキル5:コミュニケーション能力

Webプログラマーにはコミュニケーション能力が求められます。

プログラマーは個人作業のイメージがありますが、開発プロジェクトは基本的にチーム単位で行われます。

そのため、円滑にプロジェクトを進めていくには上司やチームメンバーと協力して業務にあたる必要があり、そのための十分なコミュニケーション能力が求められます。

Webプログラマーに求められるスキル6:知識や技術を吸収・活用する力

Webプログラマーには常に新しい知識や技術を吸収・活用する力が求められます。

IT業界は技術の進歩が早いため、Webプログラマーとして業務を行っていくのであれば、常に情報をキャッチアップし最新の知識や技術を追う必要があります。

日進月歩で技術が進化していくITの分野で活躍するためには、新しい知識や技術を取り入れていける能力は重要になるでしょう。

Webプログラマーにおすすめの資格5つ

Webプログラマーにおすすめの資格をご紹介します。

未経験からWebプログラマーを目指す場合、IT系の資格を取得しておけばその分野の知識やスキルを持っていることの証明になります。

ここでは最後にWebプログラマーにおすすめの資格5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

Webプログラマーにおすすめの資格1:Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマーは世界共通のベンダー試験です。

Javaの開発元であるオラクル社が主催しているベンダー試験で、「Bronze」「Silver」「Gold」の3種類のグレードがあります。

「Silver」以上のグレードであれば世界で通用する資格となっているため、Java関連の資格の中でも人気の資格です。

Webプログラマーにおすすめの資格2:PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験はPHP技術者としてのスキルを認定する試験です。

PHP関連の資格としては唯一の資格で、PHP技術者認定機構が主催しています。試験の難易度は「初級」「上級」「認定ウィザード」の3種類があり、初級は合格率70%とやさしいですが、ウィザードになると研究論文などの審査が必要になります。

Webプログラマーにおすすめの資格3:Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験はRuby技術者としてのスキルを認定する試験です。

Rubyで開発を行う際の必要な知識や応用力を持っていることをアピールすることができる資格です。試験区分は「Silver」と「Gold」の2種類があり、「Silver」はこれからRubyを本格的に学ぶ人向け、「Gold」はRubyでの実務経験のあるエンジニア向けの資格となっています。

Webプログラマーにおすすめの資格4:基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験(FE)はITエンジニアとしてキャリアをスタートする人におすすめの国家資格です。

経済産業省が実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル2に相当します。高度IT人材に必要なコンピュータ化学やシステム開発・ネットワーク・データベース・セキュリティなどの幅広い知識について問われます。

Webプログラマーにおすすめの資格5:応用情報技術者試験(AP)

応用情報技術者試験(AP)はワンランク上のITエンジニアを目指す人におすすめの国家資格です。

経済産業省が実施している情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベル3に相当します。試験範囲は基本情報技術者試験と同様ですが、より深い知識と応用力が試されます。

Webプログラマーに挑戦してみよう

スキルや資格を身につけることで、未経験からでもWebプログラマーになることができます。

ぜひこの記事でご紹介した未経験でWebプログラマーに転職する際に考えたいポイントや求められるスキル、おすすめの資格などを参考にWebプログラマーを目指してみてはいかがでしょうか。