iOSアプリを作るときの開発環境とは?おすすめの言語7つを紹介
iOSアプリを作るときの開発環境とは
iOSアプリを作るときの開発環境とは、大前提としてXcodeと呼ばれるソフトウェアをダウンロードしておく必要があります。そのためには、パソコン本体の準備もしておくことが大切です。
XcodeはApple製品のアプリ開発に特化した統合開発環境IDEのことで、XcodeをインストールするときはMacPCがおすすめです。また、MacPCはiOSを最新版の状態で使いましょう。
iOSアプリに適した開発環境とは
iOSアプリに適した開発環境とは、Apple公式の統合開発環境であるXcodeです。Xcodeは、プログラム開発に必要なテキストエディタ・コンパイラ・デバッガのすべてを備えています。
Xcodeを使えば初心者にも開発可能であるため、活用してみましょう。またWindowsではXcodeが使えないため、必ずMacを用意してください。
iOSアプリの開発におすすめの言語7つ
ここからは、iOSアプリの開発におすすめの言語を紹介していきます。iOSアプリに適した言語がありますので、これから言語の学習を始めるという人はおすすめから学ぶといいでしょう。
またおすすめの言語以外では、Xcodeが対応していないプログラミング言語もあります。まずは、対応しているものを使えるようになることが必要です。
iOSアプリの開発におすすめの言語1:Python
iOSアプリの開発におすすめの言語の1つ目は、Pythonです。Pythonは、プログラミング初心者でも取り扱いやすい言語と言われています。
Pythonはインタプリタ型と呼ばれるプログラミング言語の1つです。iPhone向けのPythonのアプリケーションであるPythonista3を有料でインストールすれば、通勤や通学中にiOSアプリを作ることも可能です。
iOSアプリの開発におすすめの言語2:Java
Javaは、クラスベースのオブジェクト指向の汎用プログラミング言語です。Javaは多くの現場で使われていて、いろいろなOSで使えます。
そのためAndroid向けのアプリを開発したいときにも使えるiOSアプリです。さらに、WindowsやLinuxで動作させたいときにも便利です。
C#やRubyなどの他言語もJavaを追随しているため、覚えておくと便利なアプリと言えるでしょう。
iOSアプリの開発におすすめの言語3:Objective-C
Objective-Cは、C言語をベースにしたSmalltalk型のオブジェクト指向機能を持つ言語です。Swiftが登場するまでは、iOSアプリを作るときの開発環境で標準開発言語として使われていました。
文字列や配列・辞書はFoundationフレームワークに用意されています。またオブジェクトの生成をalloc()メソッドとinit()メソッドの組み合わせとして利用するという特徴がありました。
iOSアプリの開発におすすめの言語4:C#
iOSアプリの開発におすすめの言語は、C#です。アンダース・ヘルスバーグが設計したプログラミング言語で、90年代には市販アプリケーションやビジネスソフトウェアの開発現場で多く使われていました。
Microsoft が開発したプログラミング言語ですので他の開発環境でも使える言語です。macOSやLinuxでも互換ソフトウェアがあります。C#で使える開発環境は多いため、活用してみてもいいでしょう。
iOSアプリの開発におすすめの言語5:Swift
Swiftは、iOSアプリの開発におすすめの言語です。Swiftは、アップルのiOSおよびmacOSやLinuxで利用可能なプログラミング言語です。
また、アップルのプラットフォーム向けの新しいフレームワークとしてSwiftUIが発表されて注目を集めています。大きな特徴として、モダンでインタラクティブ・安全・高速という点が強調されています。
iOSアプリの開発におすすめの言語6:Dart
iOSアプリの開発におすすめの言語の6つ目は、Dartです。ウェブ向けのプログラミング言語として作られたDartは、ウェブブラウザ組み込みのスクリプト言語であるJavaScriptの代替にもなりました。
そのためDartを使えば、JavaScript言語にある解決できない言語上の問題点を解決できます。また、学習コストも低いため初心者にもおすすめの言語だと言われています。
iOSアプリの開発におすすめの言語7:Ruby
iOSアプリの開発におすすめの言語の7つ目は、Rubyです。Rubyは、まつもとゆきひろ氏が手掛けたオブジェクト指向スクリプト言語です。
日本で開発されたプログラミング言語を使いたいという層からも人気があります。また、ストレスなくプログラミングを楽しむことを重要視して作られているため、初心者にもおすすめの言語です。ほかにもRPGツクールXPやRPGツクールVXは、Rubyで作られています。
iOSアプリを開発する時の工程4つ
ここからは、iOSアプリを作るときの工程を4つ紹介していきます。初心者でもiOSアプリを作るときの作成手順を理解しておけば、開発をスムーズに行えます。
また、日本ではAndroidよりもiOSの方がシェア率が高いため、iOSアプリを作成すれば収益化も夢ではありません。
iOSアプリを開発する時の工程1:企画をする
iOSアプリを開発するときの工程の最初は、企画することからスタートします。企画の工程では、いつ誰がなぜそのアプリを使うのかなど、アプリの具体的なイメージを考えることが大切です。
もし思いつかない場合は、自分ならどのようなアプリがあれば便利なのかを考えるといいでしょう。
iOSアプリを開発する時の工程2:設計をする
企画ができれば、次は設計をしていきます。この際、画面設計図を作ることがおすすめです。
ProttやCacooといったツールは初心者でも簡単にiOSアプリの設計ができますので、活用してみるといいでしょう。もし難しいのであれば手書きでも構いません。ちなみに設計図を書かないと開発に進むことはできません。
iOSアプリを開発する時の工程3:開発をする
設計図ができれば、開発していきます。iPhoneアプリは、Storyboardでソースコードを書いていけば簡単に開発できます。
うまくコードが書けた場合は、完成したら自分のiPhoneでテストして問題がないかをチェックしてください。iPhoneアプリを作るときは、おすすめ言語でも紹介したSwiftを使う人が多いので参考にしてみましょう。
iOSアプリを開発する時の工程4:Appleにアプリを配信する
問題なくアプリが動く場合は、Appleにアプリを配信しましょう。配信する場合は、iTunesConnectやDeveloperCenterのサイトで設定し登録していきます。
また配信するには、AppleのDeveloper登録を有料でする必要があります。なおiPhoneアプリをリリースするためにはMacが必要で、Appleによる審査に合格しないといけません。
iOSアプリで収益化する方法
iOSアプリで収益化する方法は有料ダウンロードにする、広告を付ける、アプリ内で課金するの3つの方法があります。個人の場合、ユーザーは無料で使える広告を利用することがおすすめです。
そしてこの先自信がついていってから、有料ダウンロードやアプリ内課金を採用してみるといいでしょう。
iOSアプリ開発に適した開発環境を整えよう
iOSアプリの開発をするためには、適した開発環境を整える必要があります。iPhoneアプリの開発にはMacが必要不可欠ですので、まずはMacを用意するところからスタートさせてください。
またiOSアプリに必要なプログラミング言語があるので、学習をしていきましょう。特にSwiftがよく使われています。
個人でも収益化できる可能性が高いため、この機会にiOSアプリを作成してみましょう。