プログラミングのレベルを3段階別に解説|仕事に活かせるレベルとは

プログラミングとは?

プログラミングとは人間の指示通りにコンピューターを動かすために、コンピューターが理解できる言語で指示することです。

通常コンピューターを動かすには、人の言語をコンピューターが理解できる言語「機械語」に変換する必要があり、これを「プログラミング言語」と呼びます。

プログラミング言語は、現在200種類以上の数があります。さらに人のニーズによって新しいものが生まれるため、その数は日々増え続けています。

【3段階別】プログラミングのレベル

プログラミングにもそれぞれレベルがあり、こなせる仕事によってレベル分けされています。

これからプログラミングを学習しようと考えている方は、自分が就職、転職するためにどのくらいのレベルに到達すれば良いのか分からないでしょう。

また、現在プログラミング学習していてレベルアップしたいけれど、どうすればレベル上げができるのか分からないという方に、おすすめの方法などをレベル別でご紹介します。

プログラミングの段階1:初級

プログラミング初心者からプログラミングの基礎を理解している人が、初級のレベルに当たります。

新卒で就職を目指すのであれば、この初級の基礎をしっかりと押さえている程度のレベルで十分です。というのも新卒を採用するには、今後の活躍を期待してポテンシャル採用を行っているためです。

また、未経験の人はプログラミングに対する偏見や知識があまりないため、教えやすいという点でも企業から歓迎されやすい人材となります。

ビギナー

文字通り「未経験者」はできる人の真似をして知識、やり方を覚えていきましょう。

プログラミング学習には「独学」と「プログラミングスクールを受講する」方法があります。最近ではWeb上で行えるサービスも増えていますので、PCとネット環境が揃っていればすぐに始められます。

レベルアップを目指すのであれば現場に入って実践的なプログラミング技術を学んでみましょう。アルバイトやインターンなどもあります。

トレーニー

プログラミングにおける基礎知識や用語を理解しているレベルです。この段階で実際にプログラミングを書くことはできませんが、より実践的な学習に移行できます。

まだ覚えることが多いですが、上達を実感できる非常に重要な期間です。この時期に「プログラミングの楽しさ」や「仕組みのつながり」が理解できることで、知識や技術向上の意欲が増します。

この時期に感じた「楽しさ」や「情熱」を忘れないようにしましょう。

プログラミングの段階2:中級

求人広告などにおけるプログラマー募集要項で、経験者にあたるレベルが中級です。また、初級の段階から1年から2年の経験を経て、初級に比べて知識量や経験数が豊富な段階です。

この中級の中でも、ノーマルレベルとミドルレベルの2つの段階に分けられています。では、この2つの段階の特徴と、次のレベルにステップアップするために必要なことを紹介していきます。

ノーマル

ノーマルはプログラマーとして1人前と言われる段階です。仕様書を基にプログラムを書けるという点が初級との違いです。ただしこの段階でも分からないことは多々あり、ベテランのプログラマーの助けを必要とすることもあります。

分からないことや少しでもおかしいと思うことがあれば、すぐ誰かに聞くようにしましょう。周囲のアドバイスや、やり方を知ることで視野が広がり、様々なやり方が身につくのでスキルアップを目指せます。

ミドル

豊富な経験と知識量により、分かりやすく説明する力を持っているレベルがミドルレベルです。5年ほどの経験年数があり、経験や知識に加えてプログラム言語や開発経験を求められることもあります。

この段階でも新しい技術に柔軟に対応し、学習を欠かさないことがスキルアップにつながります。またプログラミングにおいても段取りが非常に重要です。筋道をたて論理的に考えるクセをつけましょう。

プログラミングの段階3:上級

プロジェクトを次々にこなす生産性と、質の高い仕事をこなすことができるのがプログラミング上級者の特徴です。

経験年数よりもシステムについての知識や開発実績が非常に重要視されます。その効率の高さから、このクラスになると1人で2〜3人分くらいの仕事量をこなせる人が多くいるでしょう。

ハイレベル

もちろんプログラマーとしての能力は大事ですが、ハイレベルのプログラマーにはプラスα別の能力も求められてきます。

例えばクライアントとの打ち合わせにSEが参加できないとき、代わりに意見を述べたり提案することが必要になってきます。そのためプログラミングに関する知識だけでなく、プログラムを動かすOSやその他幅広い分野の技術に関する知識も必要です。

プロフェッショナル

プロフェッショナルはプログラムの開発スピードとレスポンスの速さから、信頼度の高いプログラマーです。仕事内容はハイレベルと大きな違いはありませんが、非常に効率よくプログラムを組めるという特徴があります。

また、効率よくプログラムを組むためにあらゆる手法を使い、いかに効率よく行うのかと常に考えています。プログラミングにおけるこの思考は非常に重要なものですので、このレベルを目指す人は常に頭の中に置いておきたい考えです。

仕事に活かせるレベルとは

企業や案件によって求める人材に違いがあるので、募集要項を見て自分に適したレベルであるか判断しましょう。もちろん企業によってはビギナーやトレーニーレベルからでも募集があります。

また、自分がプログラマーとしてどれくらいのレベルなのか分からないという方は、プログラマーとしての能力指標をテスト形式で判定してくれるサイトや、プログラミングスクール、転職エージェントを利用することで第三者の意見を得られます。

おすすめのプログラミングスクール5選

プログラマーの需要が高まっている現在、PCを使って受講できるプログラミングスクールが非常に増えています。数多くある中から、どのスクールを受講すればいいのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここからは、おすすめのプログラミングスクールを5つ紹介していきます。今後受講を考えている方は参考にしてみてください。

おすすめのプログラミングスクール1:CodeCampGATE

IT・Web業界のエンジニアとして新卒や20代の就職をサポートするスクールです。2カ月間集中型のマンツーマンでのレッスンで基礎知識から実務的な知識まで網羅でき、4カ月で未経験者から実務レベルになるまでの実践的な学習が特徴です。

また、ほかにもメンターによる履歴書や応募書類の添削から面接対策まで手厚くサポートしてくれます。

おすすめのプログラミングスクール2:TechAcademy

プログラミング学習だけでなくアプリ開発など、幅広いスキルを学習できるオンラインスクールです。また、このTechAcademyはオンラインプログラミングスクールの受講者数の多さも特徴です。

さらに大学生に嬉しい学割や返金保証制度、小学生や中学生を対象としたプログラミングスクールもあります。2020年からプログラミング教育が必修になったことで、こういった需要も増えてきているのでしょう。

おすすめのプログラミングスクール3:TECH CAMP

未経験から自分の技術で稼げるようになるための、実務的教育が受けられます。

600時間の即戦力エンジニア養成プログラムで、エンジニアとして必要な技術を身につけることができるほか、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートで転職・就職のサポートが特徴です。さらに、このTECH CAMPは転職成功率99%といわれています。

おすすめのプログラミングスクール4:GEEK JOB

多くの人が異業種、実務未経験からプロのエンジニアに転職を成功させました。

無料のオンライン学習カリキュラムによって、自宅にいながら24時間いつでも好きなときに学習できます。もちろん学習だけでなく転職や就職のサポートも手厚く、参加初日からメンターによるアドバイスをもらえるので安心です。

また、未経験でも入社できる会社500社以上をその後の進路として紹介しています。

おすすめのプログラミングスクール5:DMM WEBCAMP

経済産業省や厚生労働省から認定を受けた講座を受講できます。この認定により、条件を満たせば最大56万円のキャッシュバックもあります。

また、最短8週間で未経験からエンジニアを目指すことも可能です。

さらに、チャットでのコミュニケーションによってモチベーションの維持を図る「ライフコーチ」や、転職をサポートする「キャリアコーチ」、プログラミングについての疑問に応じる「メンター」など多くのサポートが受けられます。

プログラミングレベルを高めて仕事に活かそう

現在プログラミング学習を始める環境は非常に充実しています。未経験から始める人も多く、需要も高まっているスキルですので身につけられれば就職にとても有利になります。

これからプログラミング学習を始める方も、すでに始めている方も自分が今どのくらいのレベルなのか、次のステップに進むには何をすべきなのかを知ってスキルアップを目指しましょう。