エンジニアの志望動機のポイント4つを解説|仕事内容や例文も紹介

エンジニアとは?

日々進歩しているIT業界は、社会にとってとても重要な役割を担っています。同時にITを専門としたエンジニアが広く求められています。ではエンジニアはどんな仕事をしているのでしょうか。

エンジニアとは、ITやWebを専門とした社会のあらゆる場面を支える技術者です。それだけ聞くと難しく聞こえるかもしれません。この記事ではエンジニアの仕事内容ついて解説し、志望動機を書く際のポイントや例文もご紹介します。

エンジニアの仕事内容3つ

エンジニアはたくさんの仕事内容が求められます。またエンジニアといっても現在では「ネットワークエンジニア」や「Webエンジニア」、「インフラエンジニア」などいろいろな種類のエンジニアが活躍しています。

ここからはエンジニアがどんな仕事をしているのかということをご紹介します。

エンジニアの仕事内容1:クライアントとの打ち合わせ

まずシステムを開発するときにはクライアントが何を実現したいのかをヒアリングします。クライアントの要件をお互いに理解しあうことは、とても大事な作業となります。

クライアントとの打ち合わせで要望がまとまれば、次の作業として要件定義書をまとめます。ここではコミュニケーション能力や文章力が求められます。要件定義書がまとまると、次の設計書の作成へと進みます。

エンジニアの仕事内容2:設計・プログラミング

クライアントが要望するシステムの要件定義書が完成したら、次に設計書にまとめていきます。設計書には開発スケジュールやシステムの構成図などを入れて作成します。

続いてプログラミングです。プログラミングとは設計書をもとに実装していく作業です。設計書上に問題があれば、ここで不備を見つけて訂正することもプログラミング作業の重要な仕事となります。

エンジニアの仕事内容3:テスト・リリース

プログラミングが完了したら、いよいよテストに入ります。テストといっても単体テストからオペレーションテストまで何種類ものテストに取り組みますが、この段階では通常いろいろな問題が発見されます。

問題をすべて解決しテストが完了したら、ようやくクライアントにシステムをリリースすることになります。

エンジニアの志望動機の内容3つ

エンジニアになるためには、通常エンジニアとして働きたい企業に入るための採用選考があります。採用選考でまず悩むのは、よく質問されるエンジニアの志望動機ではないでしょうか。

突然志望動機といってもなかなか思い浮かばないかもしれません。ここからは面接でよく聞かれる志望動機とその書き方を3つご紹介します。

エンジニアの志望動機の内容1:なぜエンジニアになりたいのか

採用面接で「エンジニアになりたい」とただ漠然と伝えただけでは、説明したことにはなりません。大事なのは、エンジニアになりたい理由を明確に伝えられるようにすることです。

自分の体験をもとに、なぜエンジニアになりたいのかを伝えられるように準備することが重要です。例えば、ITによるシステム開発を目の当たりにして、システムの重要性に感動したため興味を持った、といった経験をもとに話せるように準備しておきましょう。

エンジニアの志望動機の内容2:なぜその企業を選んだのか

なぜその企業を選んだのかという質問は、どの企業でも聞かれることですので準備しておきましょう。エンジニアを募集する企業はたくさんあります。ただ単にITに興味があると回答しただけでは、おそらく志望動機のポイントアップは難しいかもしれません。

その企業の強みをしっかり調べて、自分の経験にあわせて答えられるようにしておきましょう。例えば「その企業が作ったアプリを利用することで、生活がとても便利になった」といった具体的な内容があると好感触でしょう。

エンジニアの志望動機の内容3:どのように企業に貢献したいのか

なぜその企業を選んだかが明確になったら、次はその企業で自分がどう貢献できるかを説明できるように準備しましょう。ただエンジニアへの志望動機だけを伝えても、漠然として、採用選考ではうまく伝わりません。

自分が今まで経験してきたことや学んできたスキルを活かして、その企業で貢献できることをアピールすれば、ポイントアップにつながります。自分の今までの経験やスキルを一度整理してみましょう。

エンジニアの志望動機のポイント4つ

いざ履歴書を作るときに、エンジニアの志望動機を準備するといっても、実際にはなかなか整理がつかないかもしれません。そこで志望動機に大事なポイントを4つご紹介します。

志望動機のポイント1:要点はまとめてわかりやすく

志望動機のポイントとして、まず何を伝えたいのかという要点をわかりやすくまとめることです。「なぜエンジニアになりたいのか」、「エンジニアになって何をしたいのか」といった志望動機の基本となる内容をまずは何でもよいので箇条書きでまとめてみましょう。

箇条書きで書き終えたら、そこから共通点を探して要点をまとめていきましょう。ここでも漠然とした内容にならないように注意しましょう。

志望動機のポイント2:具体性のある根拠を書く

要点をわかりやすくまとめたら、今度は具体的な根拠を述べることが重要になってきます。単に「エンジニアになりたいから」では、具体性に欠けます。

例えば、「エンジニアになるために、プログラミング教室に通い始めました」といった具体的な情報を提供することで志が伝わるのではないでしょうか。またはその企業に入社したい理由や、他社と比べて感じる魅力を伝えることも具体的でポイントアップになります。

志望動機のポイント3:意欲や熱意が伝わるように書く

さらに仕事への熱心な取り組みや、積極性をしっかり伝えましょう。エンジニアはたくさんのスキルが必要です。業界経験者であっても未経験者であっても、エンジニアであれば継続してスキルや知識を広げていかなければなりません。

そのため仕事に継続して熱心に取り組んでいける人が必要になってきます。ぜひここで自分の意欲と熱意をアピールしましょう。

志望動機のポイント4:知識や経験をアピールする

最後に過去の経験や知識を積極的にアピールしましょう。もしIT経験者で転職を考えているのでしたら現在のスキルを具体的に述べればよいのですが、新卒や業界未経験者ですとITの経験をアピールすることは難しいかもしれません。

しかし、今まで経験したクラブ活動や現在の仕事で培ってきたものを志望動機に入れていけば、十分にアピールポイントになります。

エンジニアの志望動機例文3選

では実際にエンジニアの志望動機を作成するとなると、どんな文章にしたらよいか悩む方も多いのではないでしょうか。特にIT未経験者の場合は、どうやって志望理由を書けばよいか難しく感じるかもしれません。

そこで今回は、文系からエンジニアを目指す場合、IT未経験の場合、部活をアピールポイントにする場合、の3つの例文を紹介します。

志望動機例文1:文系からエンジニアを目指す場合

文系からのエンジニアを受け入れている企業はたくさんあります。そこで文系でもIT経験者に負けないような、ITへの関心と熱意をアピールしましょう。具体的には、技術への興味、ITへの関心事例、入社への意欲、の3点を盛り込むとよいでしょう。

例文「私が御社を志望した理由は、御社の技術○○に非常に関心を持ったからです。御社の○○という技術は、企業において○○であり、今後もさらに発展すると△△という雑誌で拝見しました。実際私もその技術のおかげで○○であり、大変助かっています。

その技術に興味が募り、ぜひ御社の一員となって開発したいと思い、志望しました。

実際私は文系に所属していますため、まだまだ即戦力とはいきませんが、入社までに勉強して少しでも早く御社に貢献したいと思います。」

志望動機例文2:未経験の場合

続いてIT未経験者の場合ですが、こちらも文系からの転職同様に、IT経験者に負けないようなITへの関心と意欲を、具体例を使ってしっかりアピールしましょう。具体的に関心のあること、ITに活かせる経験、入社への意欲、などを入れるとよいでしょう。

例文「私は今までの経験を活かして、御社を志望しました。私は現在○○の事務業務に従事していますが、仕事をしていくうちに御社の○○という技術に関心を持ちまして、ITへの興味が深まっていきました。

今の職場では人一倍仕事をしてきたと自負しております。その結果、現在社内の新規プロジェクトチームではリーダーを任されています。

しかしITへの思いが強くなりましたため、今回志望した次第です。

私は未経験のため即戦力とはいかないかもしれませんが、持ち前の仕事への意欲はだれにも負けません。」

志望動機例文3:部活をアピールポイントにする場合

また学生ですと社会経験がありませんので、アピールする内容はIT経験がないのであれば学生生活に絞ることをお勧めします。そこで今回は部活をアピールポイントとして紹介します。具体的に関心のあること、部活での成功体験、入社への意欲、などを盛り込んでいきましょう。

例文「私は高校時代に野球部のキャプテンとして、チームの管理についてたくさんのことを学びました。チーム運営の大切さとそのやりがいを得ることができました。エンジニアという職業もチームで活動するものと思います。この経験をぜひ御社で活かしたいと思い志望しました。」

エンジニアの志望動機は熱意が伝わるように書こう

エンジニアの志望動機についてみてきましたが、大事なのはやはり熱意ではないでしょうか。入社前のスキルも求められることではありますが、入社後の仕事への意欲はそれ以上に重要といえるでしょう。

エンジニアである以上、学び続けなければなりません。努力し続けるという姿勢をアピールして、ぜひ頑張ってください。