プログラマーの仕事がきついと言われる理由8つ|きついと言われる原因
プログラマーとは
皆さんはプログラマーという職業を知っていますか。聞いたことはあるけれど、どういう仕事なのかよくわからないという人が多いかもしれません。
今回は、プログラマーについて詳しく解説していきます。
プログラマーというのは、プログラミング用語を用いて、いろいろなシステムやプログラミングを作る仕事です。簡単にいうと、コンピューター使ってシステムの開発を行う職業です。
そして、プログラマーは多くのジャンルで活躍しています。ゲーム系・通信系・オンライン系・アプリケーション系など、他にもさまざまなジャンルで活躍しています。
プログラマーは未経験でも目指せる?
プログラマーになりたいという人で、未経験の人もいるかもしれません。
プログラマー未経験の人でも、プログラマーにはなれます。しかし、相応のやる気や根性がないと難しいです。理系出身が多いイメージですが、近年では文系出身のプログラマーも増えています。
企業の人たちは、その人に伸びしろがあるかどうか、どのくらい会社に貢献してくれそうか、また将来性はあるのか、といった部分を主にチェックしています。
未経験ですので、技術面からは判断が難しいため、主に上記で挙げた部分をみて判断しています。
プログラマーの仕事がきついと言われる理由8つ
一般的に、プログラマーの仕事はきついと言われており、離職率はおおよそ80%とも言われています。IT企業の平均年齢が低いのは、この離職率も影響しています。
ではなぜこんなにきついと言われるのか、その理由をみていきましょう。
きついと言われる理由1:顧客先での常駐
1つ目は、顧客先の会社での常駐です。
常駐する理由として、コミュニケーションの取りやすさ、情報などの制約があります。情報の制約としては、個人情報や機密情報を制約する意味での常駐や、同じシステムや機械を使うことによる時間短縮が挙げられます。
きついと言われる理由は、自分が利用できる情報の範囲が限られていることと、労働環境があまりよくないケースが多いこととされています。
きついと言われる理由2:労働時間
2つ目は、働く時間が長いということです。
常駐しているプログラマーは、常駐先の会社の出勤時間や退勤時間に合わせて働くこともあります。しかし、基本的にプログラマーは期限内にプログラムの完成を求められるため、納期が近づくと休みを返上してシステムを作ったり、残業時間が多くなったりしてしまいます。
そのため、プログラマーは労働時間が多くなってしまいます。しかし、近頃では時短勤務やフレックス勤務などを取り入れている会社も増えてきています。
きついと言われる理由3:人手不足
3つ目は、人手不足です。
この理由は2つ目に挙げた「労働時間が長くきつい」理由と関係しており、労働時間が長く家になかなか帰れないという理由や、仕事内容がきついなどという理由から、離職率が高くなっています。
地方の企業などは東京に比べて、プログラマーはロースキル案件などが多いなどという理由からも、離職率が高く、人手不足の理由となっています。
きついと言われる理由4:モチベーションを保ちにくい
4つ目は、やる気を維持するのが難しいということです。
プログラマーの仕事内容が、システムを作成するという単純作業が多いため、どうしても嫌になってしまうことが多いです。単純作業の上、休みもあまり取れないとなると、モチベーションも下がってしまいがちになります。
そして、労働環境もモチベーションを保つという面でも、大きく影響してきます。現場での人間関係など、企業によってさまざまです。
きついと言われる理由5:柔軟性が必要
5つ目は、柔軟性が大切になってくるということです。
どの職業でも予期せぬ問題が起きたりします。しかし、プログラマーは問題が起こった時に、どこでどう間違えたのか、何が問題なのかを瞬時に判断したり、一旦違う角度から問題を見つめてみたりといった思考が大切です。
自分が担当したプロジェクトでも、先入観を持たず、問題解決を即座に行える柔軟性が必要になってきます。
きついと言われる理由6:給与面
6つ目は、お金の面です。
上記では、プログラマーは残業時間が多かったり、休みが取りにくかったりすることを挙げてきました。6つ目の理由もこれらの理由に関係しており、労働時間が長いのに給料が少ないという理由です。ですので、「プログラマーはつらい」と、多くの人が離職したりしています。
厚生労働省の調査をもとに計算されたプログラマー全体の平均年収は、平成28年度では414.6万円となっています。
また、給料は年齢や性別によっても変わってくるということが分かっています。若いうちはまだ経験やスキルが少ないため、年齢や経験を積んでいくにつれて、給料にも反映されていきます。
きついと言われる理由7:テストがある
7つ目は、テストをしなければならないということです。
プログラマーでも、テストプログラマーという役職があり、完成したシステムを実際にテストするという役職です。
テストでは実際に自分の作ったシステムではなく、違うプログラマーの人が作ったものをテストするため、何か問題があるとシステムを作ったプログラマーの人とのコミュニケーションも欠かせません。
ここでも、柔軟な対応力などが必要になってきます。
きついと言われる理由8:プログラミング知識が必要
最後8つ目は、プログラミングの知識が必須なことです。
システムなどを作成する上で欠かせないのがプログラミングです。プログラミング言語には、多くの種類があり、場面やニーズによって変わってきます。
ですので、プログラミング言語の知識はプログラマーにとって必須になってきます。
プログラマーの仕事がきついと言われる原因3つ
これまでは、プログラマーの仕事がきついと言われる理由を解説してきました。では、仕事がきつい8つの理由の原因は何なのか、というのを解説していきます。
今回は、大きく分けて3つの原因を解説します。
きついと言われる原因1:システムに問題が起こった場合
まず1つ目は、システムに何らかの問題が起こった時です。
自分の担当しているシステム、または企業などに問題が起こった場合、即座に問題解決をしなければなりません。たとえ、自分が他の案件を担当している時でも、休みなしに現時点で起こっている問題解決をしなければならないということです。
ですので、休みの日などにも連絡がくる可能性もあります。
きついと言われる原因2:案件が炎上した場合
2つ目は、自分の担当している案件が炎上してしまった時です。
炎上の過程はさまざまありますが、炎上してしまった場合はまた一からシステムを製作し直したり、残業がいつもの2倍になったりと、やることそして、その炎上してしまった案件に費やす時間が多くなってしまいます。
炎上してしまうと、依頼してきた企業や、顧客との関係が危なくなってくる可能性もあります。ですので、柔軟な対応力、そして素早さが大きく関わってきます。
体力的にも大変になってくることもあります。
きついと言われる原因3:バグが発生した場合
最後3つ目は、システムにバグが発生した時です。
バグとは、予期せぬシステムエラーやシステムの動作の停止などです。このバグが起きてしまうと、システムの停止をしなければいけなくなり、品質を下げることになりかねません。バグが発生すると、休みの日でも関係なく呼び出されたり、残業が増えたりします。
1つの間違いから連鎖的に間違えてしまうこともあるので、細かくチェックするなど、神経を削っての作業となることもあります。
依頼してくれた企業にも迷惑をかけてしまうため、精神的にきつい仕事と言われています。
プログラマーに向いている人の特徴4つ
これまでは、きついと言われる理由・原因などネガティブなことを挙げてきました。では、どのような人がプログラマーに向いているのでしょうか。
今回は、プログラマーに向いている人の特徴を4つ挙げていきます。
プログラマーに向いている人の特徴1:集中力がある
1つ目は、集中力がある人です。
プログラマーの仕事は、システムを作ることですので、長時間椅子に座り同じ作業をするという事が多いです。ですので、集中力がとても大事になってきます。
周りの環境に関係なく、椅子に座って長時間作業できる人は、プログラマーの素質があるといってもいいかもしれません。
プログラマーに向いている人の特徴2:新しい情報を吸収できる
2つ目は、自分の持っていない情報を吸収する事ができる人です。
上記にも挙げたように、プログラミング言語はたくさんあり、企業の依頼内容などによって異なります。また、新しい情報を吸収しようとするのに質問をためらいなくできるような人も、適性があると言えるでしょう。
学ぼうとする姿勢が見られる人は、技術の向上にも繋がるので、会社でもいい評価を得る事ができるかもしれません。
プログラマーに向いている人の特徴3:臨機応変に対応できる
3つ目は、どんなことにも臨機応変に対応できる人です。
プログラマーの仕事上どんな問題がいつ起きるかもわからないので、問題が起こった時に、どのように解決すればいいのか、また、どこが間違っているのかなどいろいろな角度から物事を見られる臨機応変さが必要です。
どんなにきつい状況でも、物事を柔軟に落ち着いて考えられるような人は適性があるかもしれません。
プログラマーに向いている人の特徴4:論理的に物事を考えられる
4つ目は、物事を論理的に考える事ができる人です。
論理的思考というのは、「いい成果を出すためには、どの方法がもっとも効率的か」という、道筋をきちんと立て、考える事ができる能力のことです。
問題が起こった場合に、どのように論理的に考え問題に対処できるのかという事が大切になってきます。柔軟性も大事ですが、問題を論理的に考えられることによって、問題の処理が早くできるという事があります。
そして、効率的に仕事もこなす事ができるので、生産性も大きく上がります。また、道筋を立てて物事を考えられるので、人との会話でも明確に手短に自分の意見を伝える事ができます。
ですので、論理的思考はプログラマーにとって必要な適性能力の1つと言えるでしょう。
プログラマーへの理解を深めてから転職を目指そう
これまでどのような人がプログラマーに向いているのか、またどのような点がプログラマーとして働く点で、どのような事が厳しいのかということを挙げてきました。
転職やこれから就職する際に、自分にはどのくらい適性があるのか、自分はどのようなプログラマーになりたいかなどを明確にしていくと、より自分にあった企業や将来の自分が見えてくるのではないでしょうか。
就職する前でも、自分にあったスキルを身につけておくことで、将来役立つ事があるかもしれません。