エンジニアにおすすめの資格10選|エンジニアに未経験からなる方法を解説

エンジニアってどんな仕事?

エンジニア(engineer)は、幅広い意味で「技術者」のことです。近年では主に、工学分野の技術者のことをエンジニアと呼びます。世の中の役に立つシステムや物などを開発しているのがエンジニアです。

ですから、エンジニアの仕事内容はもの凄く幅広い分野にまたがっていて、IT業界の仕事や自動車の設計の仕事、電気関連の仕事などをしている人の中にもエンジニアと呼ばれている人はいます。

エンジニアという職種は、とても幅広い分野にまたがっているということです。

エンジニアの種類3選

職種として、とても幅広い分野に存在しているエンジニアですが、分野によって仕事内容などは全く異なります。

ここでは、エンジニアの中でも「システムエンジニア」と「インフラエンジニア」、「セールスエンジニア」についてご紹介します。

エンジニアの種類1:システムエンジニア

「システムエンジニア」は、顧客の要求に最適なシステムを開発する仕事をします。業務としてシステム設計はもちろん、プログラミングを担当するケースもあります。プログラマーを束ねるのがシステムエンジニアの役割となっている会社もあります。

システムエンジニアは、顧客の要求を的確に聞く能力やプログラマーに指示をする能力、そしてマネジメントの能力が求められます。

エンジニアの種類2:インフラエンジニア

「インフラエンジニア」は、システムエンジニアの一角ともいえる仕事で、インフラストラクチャーの設計から保守までを担当します。さらにインフラ業務だけではなく、ネットワーク機器などの構築をおこなう仕事もします。

また、プログラミングのスキルやプログラミング言語の知識も求められます。

エンジニアの種類3:セールスエンジニア

「セールスエンジニア」は、セールスと付いていることから分かるように営業寄りの業務で、営業職を技術面でサポートする仕事をします。

セールスエンジニアは、技術的な知識がない営業と一緒にセールスをするときに、クライアントの意見を聞きながら製品の技術的な説明や良さを伝えます。また、クライアントにとってさらに良い提案や解決策などを提案するのもセールスエンジニアの仕事です。

エンジニアにおすすめの資格10選

さまざまな分野の仕事で活躍できる可能性のあるエンジニアですが、キャリアアップに役立てるためには資格を取得することがおすすめです。エンジニアにおすすめの資格の中には、信用度が高い国家資格もあります。

ここでは、エンジニアに役立つさまざまな資格をご紹介します。

エンジニアにおすすめの資格1:オラクルマスター

「オラクルマスター(ORACLE MASTER)」は、Oracle Database の管理スキルを証明する資格です。データベース技術者に必要なスキルが学べます。

ブロンズ、シルバー、ゴールド、そしてプラチナという4つのランクがあり、2020年1月から新資格体系が導入されています。

エンジニアにおすすめの資格2:基本情報技術者試験

IT業界の登竜門的な試験となっている「基本情報技術者試験」は、エンジニアにおすすめの国家資格です。この資格は特別な受験資格が必要ないので、ITエンジニアの入門的な資格として毎年10万人を超える人が受験するほど人気があります。

IT業界で働くために必要な知識や技能について問われる試験です。独学でも合格することはできますが、プログラム言語の基本は身につけておく必要があります。

エンジニアにおすすめの資格3:応用情報技術者試験

「応用情報技術者試験」は、高度IT人材になるための知識や技能などを取得しているかを問う国家試験です。この資格に合格すると就職や進学に有利な特典があり、IT企業で働いている場合は、資格手当や報奨金が支給されるケースもあります。

なお、この応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位に位置づけられています。エンジニアとしてレベルアップを図るときにおすすめの資格です。

エンジニアにおすすめの資格4:システムアーキテクト試験

「システムアーキテクト試験」は、機械学習やAIなどのアーキテクチャを設計するエンジニアにおすすめの資格です。情報システム開発を主導する能力があるかどうかが問われる試験です。

IT系の国家資格の中でも人気がある資格のひとつで、上級エンジニアを目指している人に必要な知識が問われます。この資格を取得することで、ITエンジニアとして働いている場合には特別手当や年収がアップする可能性があります。

エンジニアにおすすめの資格5:ITパスポート試験

「ITパスポート試験」は、IT関連の基礎知識が問われる国家試験です。IT関連の基礎知識があることを証明することが可能で、出題範囲が狭いことから比較的合格しやすい資格と言われています。

また、積極的に数多くの企業が活用していて、社内全体のIT力を向上させ、コンプライアンスの強化にもつなげられる試験となっています。

エンジニアにおすすめの資格6:シスコ技術者認定

「シスコ技術者認定」は、ネットワーク関連のさまざまなスキルや知識を証明することができる資格です。1993年にシスコシステムズがスタートした認知度が高いベンダー資格で、おもにネットワークエンジニアを対象にしています。

2020年2月24日から新しい制度になっていて、各レベルの技術領域別の認定が再編成されました。技術レベルやカテゴリによって分かれている認定資格です。

エンジニアにおすすめの資格7:情報セキュリティマネジメント試験

「情報セキュリティマネジメント試験」は、情報セキュリティマネジメントの計画や運用、改善などによって組織の情報セキュリティ確保しつつ、継続的に脅威から組織を守るためのスキルを認定する試験です。

情報セキュリティマネジメント試験は、手口が高度化し、巧妙になってきている不正アクセスなどに対応できる人材を育てるために、2016年に開始したばかりの新しい国家資格です。

エンジニアにおすすめの資格8:ネットワークスペシャリスト試験

「ネットワークスペシャリスト試験」は、インフラエンジニアやネットワークエンジニアを目指している人におすすめの資格です。情報通信ネットワークの設計のほか、運用についての能力を評価することができます。

専門的な知識や技能を持っているITエンジニアであることを証明することができる国家資格なので、企業からも根強い人気があり、注目されています。

エンジニアにおすすめの資格9:Microsoft認定資格

エンジニアにおすすめの資格として、「Microsoft認定資格」があります。ITのキャリア形成に重要なスキルを身につけられる認定資格です。この資格を取得することで、生産性が高まり、収入の面でプラスになる可能性もあります。

さまざまなカテゴリに分けられていて、マイクロソフト製品に対する基礎レベルからエキスパートレベルの認定を受けることができます。なお、エンジニアのための多くの認定パスがマイクロソフトには存在します。

エンジニアにおすすめの資格10:Linux技術者認定試験

「Linux技術者認定試験」は、世界基準ではLPIC、日本市場向けはLinuC(リナック)となっています。2018年8月からLPI-Japanが実施しているのがLinuCで、Linux技術者としての技術力があることを証明することができます。

LinuCには3段階のレベルがあり、上位レベルの試験を受けるためには下位レベルの認定試験に合格する必要があります。

エンジニアに資格は必要?

エンジニアになるための特別な資格はありません。ただし、資格を取得していれば自分の知識やスキルを証明することができます。企業などにアピールするときに役立つうえに、特別手当が付く資格もあります。

エンジニアに役立つ国家資格やベンダー資格はたくさんあります。キャリアアップしていくときに必要になる資格もあるので、資格を取得するための学習は無駄にはなりません。

エンジニアが資格を取得するメリット3選

資格がなくてもエンジニアとして働けます。資格を取得するのは簡単なことではありませんし、まったく資格がないのにエンジニアとして大活躍している人はたくさんいます。

しかし、資格を取得していると会社内での評価が違ったり、転職するとなったときに資格があるかどうかを問われたりすることもあります。確かに資格を取得するための準備や学習は本当に大変ですが、取得できればさまざまなメリットがあります。

ここではエンジニアが資格を取得するメリットを3つ、ご紹介します。

資格を取得するメリット1:スキルアップになる

資格がなくてもエンジニアにはなれますが、スキルアップしていかなければなりません。資格を取ることで必要とされている新しいスキルにつながっていくというところがあります。

初心者向けの資格から上級者向けの資格まで、資格にもいろいろあるのでスキルアップにつながる資格にチャレンジしていきましょう。

資格を取得するメリット2:昇給につながる可能性

資格を取得することで、企業によってはさまざまな優遇を受けられます。資格手当はもちろん、基本給の昇給につながる可能性もあります。また、中には資格を取得すると奨励金がもらえる企業もあるようです。

より上位レベルの資格を取得すると、キャリアアップして昇給につながる可能性が高くなります。

資格を取得するメリット3:スキルの証明になる

資格があれば客観的なスキルの証明になります。エンジニアとしての実務経験がなくても資格を持っていれば一定のスキルや知識があることを理解してもらえます。

また、エンジニアとして働きながら資格を取得していくと、スキルアップへの高い意識を示しつつ、自社での評価につながっていくでしょう。

未経験からエンジニアになるには?

エンジニアへの需要は高まってきていて、IT人材は不足している状態が続いています。エンジニアの仕事は自分に向いているなと感じるのであれば、未経験からでもエンジニアになることは充分可能です。

また、全く関連のない業種からエンジニアに転職することもできます。ただし、未経験者でもプログラミングの学習などはある程度しておくとよいでしょう。そして未経験からエンジニアとして成功するためには、まず自分に合う求人を選択することが重要です。

資格を取得してエンジニアを目指そう

未経験からエンジニアになることはできますが、そこからエンジニアとして成功するのは充分な準備と努力が必要です。なりたいエンジニアに必要なスキルや知識を身につけるきっかけとして資格習得にチャレンジしてみるのもおすすめです。

資格を取得することが、これからのあなたのキャリアに重要なポイントになるかもしれません。資格取得にチャレンジして、エンジニアを目指しましょう。