javaとjavascriptの気になる5つの違い!なぜ名前が似ているのか

javaとjavascriptは同じもの?

javaとjavascriptは、名前がよく似ていて一見すると同じもののように見えますが、異なるプログラミング言語です。

javaは、環境に依存せずに動作することを目的として開発されたプログラミング言語で、業務システムやアプリケーション開発などに使用されます。

javascriptは、手軽に使用できるように開発されたプログラミング言語で、主にWebページ開発に使用されています。

よく用いられる例え

javaとjavascriptは、名前が非常に似ていても別の言語なので、さまざまな言葉で例えられています。

例えば、インドとインドネシア、オーストラリアとオーストリア、パンとパンダ、メロンとメロンパンなど、名前はよく似ているけど違うもので例えられています。

また、日本だけではなく海外でもhamとhamsterなどの言葉で例えられるくらい、違いを明確に理解していない人が多くいます。

javaとは

javaは、アプリケーション開発や業務システム開発など、数多くの場面で使用されている人気の高い言語です。

javaの特徴として、WindowsのようなOSなどの環境に依存せずに動作することが挙げられ、どのようなコンピュータ上でもJava仮想マシンによって動作できます。

javaで開発したプログラムを実行する際には、コンピュータが処理できるように翻訳するコンパイルという作業が必要です。

javaのメリット

javaを使用する主なメリットとして、どのような環境でも動作するので、多種多様なソフトウェアを開発できることが挙げられます。

javaは環境に依存せずに動作するので、使用環境に依存しないアプリケーション開発などが可能で、大規模なシステム開発から小規模なアプリケーションの開発など、さまざまな場面で使用されています。

また、javaを活用できる場面は数多くあるので、エンジニアの求人も多くなっています。

javascriptとは

javascriptとは、手軽に使用できるように開発されたプログラミング言語で、主にWebページ開発で使用されています。

javascriptは、Webページ開発の中でもWebページに動作を与えるためのコードなどを担当していて、ユーザーの操作に応じてアクションを起こすWebページの開発ができます。

さまざまなサービスに動的な挙動を与えるために、javascriptが使用されます。

javascriptのメリット

javascriptは、フレームワークが豊富で初心者でも始めやすい言語であることが主なメリットです。

javascriptは、ブラウザに実行環境が搭載されているので、ブラウザとテキストエディタがあれば実行でき、手軽に始められるプログラミング言語です。

開発に便利なフレームワークも豊富で、開発に必要な時間を短縮しながら、より高いクオリティのWebページを開発できることでしょう。

javaとjavascriptの5つの違い

javaとjavascriptには、似ている部分もありますが基本的には異なる言語で、さまざまな違いがあります。例えば、開発会社、使われる分野、目的、文法、難易度などの違いがあります。

ここでは、javaとjavascriptの違いについて、5つ紹介していきます。

javaとjavascriptの違い1:開発会社

1つ目のjavaとjavascriptの違いは、開発会社です。

javaは、Sun Microsystems社が開発したプログラミング言語で、現在ではOracle社に買収されて、Oracle社がjavaの開発とバージョンアップを実施しています。

javascriptは、Netscape Communications社により開発されたプログラミング言語です。

javaとjavascriptの違い2:使われる分野

2つ目のjavaとjavascriptの違いは、使われる分野です。

javaは、どのような環境でも動作するという特性から、業務システムやWebサービス、アプリケーション開発など、小規模なものから大規模なものまで幅広い分野で使われています。

javascriptは、Webページの開発で使われている言語で、主にユーザーが閲覧や操作するフロントエンドと呼ばれる部分を担当しています。

javaとjavascriptの違い3:目的

3つ目のjavaとjavascriptの違いは、目的です。

javaは、一度プログラムを書けばどんなハードウェアにおいても動作することを目的に開発され、JVMというjava仮想マシンの上で動作し、OSなどの環境には依存しません。

javascriptは、手軽に使用できて素早い開発業務を実現するために開発され、最低限の開発環境でコードを作成でき、初心者にもわかりやすい内容の言語になっています。

javaとjavascriptの違い4:文法

4つ目のjavaとjavascriptの違いは、文法です。

javaは、データ型を最初に固定で決める静的型付という形式の文法で、データ型の整合性チェックの作業量を減らして、実行速度を速めることができます。

javascriptは、データ型を適宜変更できる動的型付という形式の文法で、実行速度が遅い反面、実数や整数などのデータ型について意識しなくてよいので、初心者でも書きやすい文法になっています。

javaとjavascriptの違い5:難易度

5つ目のjavaとjavascriptの違いは、難易度です。

javaは、さまざまな業務で使用できて応用が利くプログラミング言語ですが、覚えることが多くて初心者には難易度の高いプログラミング言語です。

javascriptは、手軽に使用できることが特徴的なプログラミング言語で、シンプルな文法と少ない開発環境で始められることから、学習難易度の低いプログラミング言語とされています。

javaとjavascriptの名前が似ている理由

javaが注目されていた時代に、javaの人気にあやかってjavascriptという名前を付けたので、javaとjavascriptは名前が似たプログラミング言語になっています。

javascriptは、開発当初LiveScriptという名前が付けられていたのですが、後にjavaが発表されて世界中のエンジニアから注目を浴びていたので、人気に便乗してjavascriptという名前に変更しました。

javaとjavascriptの選び方とは

javaとjavascriptは、できることや得意なことが異なる言語なので、プログラミングの目的によって適切な言語を選ぶことが大切です。

アプリを開発したい場合は、どのような環境でも動作するjavaを使用したり、Webサービスを作りたい場合は、htmlやcssなどの言語と相性の良いjavascriptを使用したりして、目的に応じたプログラミング言語を使用することが大切です。

アプリ開発をしたい場合

アプリを開発したい場合には、どのような環境でも動作して応用の利くjavaがよく使用されています。

javaは、スマホなどの小規模なアプリケーションから、銀行などで使用される大規模なシステムやアプリケーションの開発に使用され、多種多様なニーズにこたえるアプリケーションを開発できます。

また、アプリケーション以外にもゲーム開発などに使用されます。

Webサービスを作りたい場合

Webサービスを作りたい場合には、ブラウザ上で動作でき、学習難易度の低いjavascriptがおすすめです。

javascriptは、htmlやcssなどの言語と相性が良く、Webサービスでユーザーが閲覧や操作するフロントエンドと呼ばれる部分を作成することが多く、フロントエンジニアは高い需要があります。

また、作成するサービスによっては、javaを使うこともあります。

javaとjavascriptの勉強法3選

javaとjavascriptは異なる内容の言語ですが、javaとjavascriptの勉強方法には共通する部分が多くあります。

javaとjavascriptの勉強法には、書籍や学習サイト、プログラミングスクールなどを活用する方法があります。

ここでは、javaとjavascriptの勉強法について、3つ紹介していきます。

javaとjavascriptの勉強法1:書籍

1つ目のjavaとjavascriptの勉強法は、書籍です。

書籍では、現役のプログラマーなどから体系的に順序立ててプログラミング言語について学べるので、プログラミングについての深い知識が身につくことでしょう。

また、書籍に記載されている情報は確実性が高く、正しい知識を学べるので、プログラミングの基礎を学ぶのに役立つことでしょう。

javaとjavascriptの勉強法2:学習サイト

2つ目のjavaとjavascriptの勉強法は、学習サイトです。

プログラミングについて学ぶためのコストを抑えたい場合には、無料で利用できるプログラミング学習サイトの利用がおすすめです。

無料の学習サイトでも、基礎からしっかりと学習のサポートをしてくれたり、動画などで楽しく学べたりして、試しにプログラミングを学んでみたいという人にもおすすめです。

javaとjavascriptの勉強法3:プログラミングスクール

3つ目のjavaとjavascriptの勉強法は、プログラミングスクールです。

プログラミング学習のモチベーションを保ち、発生した疑問をすぐに解消するために、プログラミングスクールは有効な手段です。

講師を目の前にして勉強する従来のプログラミングスクールや、自分の都合に応じて学習時間を決められるオンラインプログラミングスクールなど、自分に適したスクールを利用することが大切です。

javaとjavascriptの違いを知っておこう

ここまで、javaとjavascriptの違いや勉強法などについて紹介してきました。javaとjavascriptは、まったく異なるプログラミング言語ですが、どちらも優秀な言語です。

プログラミングの学習を始める方は、javaとjavascriptの違いを知って、自分に合う言語を学んでみてください。