そもそもLinuxとは?OSであるLinuxでできること11選紹介
Linuxとは
Linuxとは、世界的に普及されているオープンソースのOSのことです。
LinuxはUNIX系OSの一種で無料です。そのため簡単に入手、使用できるだけでなく、カスタマイズすることもできるのです。また、Linuxはパソコンだけでなく、スマートフォンやゲーム機器、サーバなど様々な分野で利用されています。
OSであるLinuxでできること11選
Linuxが幅広い製品に使用されていることがわかったところで、Linuxは何ができるのか疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
ここでは「完全無料で使用できること」や「CUI操作に慣れることができる」など、OSであるLinuxでできること11選をご紹介します。
Linuxについて興味のある方、何ができるのか疑問に思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
OSであるLinuxでできること1:完全無料で使用できる
OSであるLinuxでできることの1個目は、完全無料で使用できることです。
例えば、有名なOSであるMicrosoft社のWindowsは言わずもがな有料です。また、Apple社のmacOSはOSこそ無料なものの、macOSがインストールされた製品を購入しなければいけないため、有料といっても違いはありません。
しかし、Linuxはそういった製品を買う必要もなく、無料で使用できるのです。
OSであるLinuxでできること2:多くのソフトウェアが無料で提供されている
OSであるLinuxでできることの2個目は、多くのソフトウェアが無料で提供されていることです。
Linuxでは幅広く種類豊富なソフトウェアを、無料で使えるということになります。
というのも、Linuxは無料で使用できるOSのため、ユーザがソフトウェアを開発しやすい環境であるため、有志の提供による無料ソフトウェアがたくさんあります。
OSであるLinuxでできること3:OSの内部を変更できる
OSであるLinuxでできることの3個目は、OSの内部を変更できることです。
Linuxはオープンソースなので、WindowsやmacOSとは違い、内部を書き換えることができます。
書き換えた結果、何かを間違えてアクセス不可になったとしても、無料のLinuxは何度でもインストールできるので、OS理解を深めたい方や内部の変更など、気軽には試せないことに挑戦したい方にもおすすめです。
OSであるLinuxでできること4:新しいOSを設計できる
OSであるLinuxでできることの4個目は、新しいOSを設計できることです。
有名なもので、Google社が提供しているスマートフォン用のOSである「Android」がLinuxで設計されたOSになります。普及率で考えると、もっとも成功しているLinux OSの1つといってもよいでしょう。
このようにLinuxを利用することで、新しいOSを設計することができるのです。
OSであるLinuxでできること5:古いパソコンでも軽く動かせる
OSであるLinuxでできることの5個目は、古いパソコンでも軽く動かせることです。
古いパソコンであっても、よほどのことがない限りは他のOSより動作が軽くなります。なぜなら、Linuxは初期状態のソフトウェア数を減らした、軽量型のOSだからです。
他のOSとは異なり、使いやすいように自分でカスタマイズする必要がありますが、重たいというストレスがなくなるのはやはり魅力的です。
OSであるLinuxでできること6:CUI操作に慣れることができる
OSであるLinuxでできることの6個目は、CUI操作に慣れることができることです。
Linuxは、Webエンジニアが勉強しやすい環境が整っています。CUIの操作を無料で学べるので、気軽にCUI操作に慣れることができます。
OSであるLinuxでできること7:精度の高い3Dモデリングができる
OSであるLinuxでできることの7個目は、精度の高い3Dモデリングができることです。
Linuxで有名な無料3Dモデリングソフトウェアといえば「Blender」です。高度になるほど設定項目が増えていきますが、Blenderの項目数は非常に多く、細かい部分まで設定できます。
操作に慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、より精度の高い3Dモデリングが可能となるでしょう。
OSであるLinuxでできること8:チューニングが自由にできる
OSであるLinuxでできることの8個目は、チューニングが自由にできることです。
前述したように、LinuxはオープンソースのOSなので改変、チューニングなどが自由にできます。
そのためチューニングさえできれば、パソコンやスマートフォンだけでなく、ゲーム機器やテレビ、冷蔵庫のような家電にも使うことができます。
OSであるLinuxでできること9:ネットワークルータとして使える
OSであるLinuxでできることの9個目は、ネットワークルータとして使えることです。
Linuxを使って、コンピュータ自体をルータにできます。トラフィック量が多いわりに、市販のルータではマシンパワーが足りないという場合などに有効です。
高機能なのに低コストという理想的なルータを構築することも可能ですので、ネットワークルータで困っている人は一考してみてはいかがでしょうか。
OSであるLinuxでできること10:緊急メンテナンス用のOSとして使える
OSであるLinuxでできることの10個目は、緊急メンテナンス用のOSとして使えることです。
Linuxには「Linuxディストリビューション」という、カーネル、シェル、各種ドライバーなどを一つのパッケージとして配布されているものがあります。
その中の一部は、メディアやLiveDVDから起動すること可能です。そのため、OSが起動できなくなった際の緊急メンテナンス用のOSとして使うことができます。
OSであるLinuxでできること11:開発環境として使える
OSであるLinuxでできることの11個目は、開発環境として使えることです。
Linuxはアセンブリ言語やFortran、Pythonなど、様々なプログラミング言語に対しての処理系が用意されているため、開発環境としてはもってこいです。
そのため、幅広い統合開発環境の選択肢の中から、ユーザの得意とする言語を活かした開発を進めていくことができます。
Linuxが役立っている場面3つ
ここまでLinuxでできることについて紹介してきましたが、実際にLinuxはどのような場面で役立っているのでしょうか。
ここでは、Linuxが役立っている場面について3つ紹介します。Linuxでできることの具体的なイメージが湧かない人は、ぜひ参考にしてみてください。
Linuxが役立っている場面1:アプリ開発
Linuxが役立っている場面1つ目は、アプリ開発です。
Linuxでは、前述した通り色々なプログラミング言語を使うことができます。そのため、Linuxに対応した統合開発環境は多いです。
ユーザの得意な言語でLinuxを活用したアプリやAndroid用のアプリなどの開発ができるため、アプリ開発において大いに役立つのです。
Linuxが役立っている場面2:サーバ構築
Linuxが役立っている場面2つ目は、サーバ構築です。
サーバの構築が一番活躍している分野といっても過言ではないのではないでしょうか。何台サーバを立てようが無料なLinuxはとても役に立ちます。
複数のサーバを構築、運用しなければいけないときなどは、ぜひLinuxを活用してみてください。
Linuxが役立っている場面3:組み込みシステム開発
Linuxが役立っている場面3つ目は、組み込みシステム開発です。
Linuxは元はパソコン用ソフトウェアなので、パソコン上での開発がしやすく、商用・非商用問わず無料で使用できます。
Linuxを使うことで、インターネットに繋がるテレビや冷蔵庫のようなIoT製品を作る上での組み込みシステム開発が容易になります。そのため、組み込みシステム開発の場でLinuxは大いに役立つでしょう。
Linuxの使えるインフラ系エンジニアは需要が高い?
このように、Linuxは色々な分野で使用できるため、必要とされる場面は多いと言えます。
サーバやネットワークは前述したような有用性からLinuxが使われている場合が多いので、Linuxを使えるインフラ系エンジニアは常に需要があるのです。
そのため、Linuxのスキルはインフラ系エンジニアを目指している方ならば、ぜひとも押さえておきたいスキルでしょう。
OSであるLinuxでできることを知って勉強してみよう
ここまでLinuxについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
無料かつオープンソースのOSであるLinuxでできることは、サーバ構築や組み込みシステムの開発など多岐にわたります。インフラ系エンジニアとして働きたい場合も、OSについての勉強をしたい場合も、Linuxのスキルが役立つでしょう。
Linuxでできることを知って、直に触りながら勉強してみてはいかがでしょうか。