【職種別】ITエンジニアの勉強内容10選|必要なスキルや勉強法とは?

ITエンジニアとは

ITエンジニアとは、IT関連の技術者の総称です。ITエンジニアの中には、システムエンジニアやプログラマー、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなどが含まれます。

ITサービス企業においては総合職と言えば、ITエンジニアのことを意味する場合もあります。またITエンジニアというと理系をイメージすることが多いですが、文系出身のITエンジニアも少なくありません。

ITエンジニアの種類3つ

ITエンジニアは、大きく分けて3つの種類があります。仕事の種類によって必要なスキルが異なりますので、まず自分が目指すITエンジニアの種類を先に選んでおくといいでしょう。

ITエンジニアの種類1:開発系エンジニア

開発系エンジニアは製品を設計し、試作機の作成や強度に関するシミュレーションを行う仕事をします。開発系エンジニアには、システムエンジニア、プログラマー、アプリケーションエンジニア、組み込みエンジニア、フロントエンドエンジニアなどがいます。

開発系エンジニアを目指す場合は、プログラミングについて勉強しないといけません。さらにシステムを開発する一通りの流れを頭に入れておく必要があります。

ITエンジニアの種類2:営業系エンジニア

営業系エンジニアは、コミュニケーションスキルが求められる職種です。顧客の質問に答えるなど、システムの導入や運用面での詳細な説明をする必要があります。

営業系エンジニアは自社製品について勉強して、営業のサポートをしないといけません。さらに顧客の元に直接出向いてアフターサポートを担当することもあります。

ITエンジニアとしての高度な知識が求められるため、高い専門性が必要です。

ITエンジニアの種類3:インフラエンジニア

インフラエンジニアは、下部構造を担当するエンジニアです。データベースやサーバー、ネットワークなどの設計はもちろんのこと、構築、完成後の運用や保守を担当します。

未経験からインフラエンジニアを目指す場合は、保守や運用の仕事を担当することが多いです。インフラエンジニアは主にスイッチやルーター、サーバー機器を取り扱います。

プロジェクトマネジメントスキルも必要ですので、勉強しておくといいでしょう。

【職種別】ITエンジニアの勉強内容10選

ここからは、ITエンジニアの勉強内容について紹介していきます。ITエンジニアの勉強をスタートさせようと考えている人は、参考にしてみてください。

ITエンジニアは、未経験から就職することができます。ただしあらかじめ勉強しておくことで、転職や在宅ワークをより優位に進められます。

ITエンジニアの勉強内容1:サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、Linux(UNIX)やWindows ServerのサーバーOSの勉強からスタートさせることがおすすめです。さらにサーバーエンジニアでもネットワークの知識について学んでおくといいでしょう。

初心者や未経験者は無料のWebサイトも用意されているので、まずは気軽に勉強をスタートさせてみてください。さらにLinux技術者認定を目指して勉強することもおすすめです。

ITエンジニアの勉強内容2:システムエンジニア

システムエンジニアは、専門的なプログラミングや設計のスキルが必要です。プログラミングを学習する前に開発環境を自宅に用意しないといけません。

ただし初心者の中には、環境構築が難しいと断念してしまう人も多いです。その場合は、環境構築なしでプログラミングできるJava Scriptの学習からスタートさせることもいいでしょう。

ITパスポートや基本情報技術者の試験を目標に勉強を進めることもおすすめです。

ITエンジニアの勉強内容3:フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、HTML・CSSを扱うスキル、デザインフレームワークの知識やスキル、JavaScriptを扱うスキルが求められます。さらに検索サイトで上位に表示されるため、SEOに関する知識も学習しないといけません。

さらにフロントエンジニアを目指す場合は、HTML5プロフェッショナル認定試験やCIW JavaScript Specialistの勉強をすることがおすすめです。

ITエンジニアの勉強内容4:セールスエンジニア

セールスエンジニアは、営業職とエンジニア職の両方のスキルが求められます。自社製品については、常に最新の情報を勉強しておきましょう。

さらにITの専門的な知見から顧客をサポートしないといけないので、一般的で技術的な知識が求められます。さらにプレゼン力や交渉力も求められるため、コミュニケーション能力をアップさせるための勉強も必要です。

情報処理技術者やITストラテジスト試験勉強をすることもいいでしょう。

ITエンジニアの勉強内容5:テストエンジニア

テストエンジニアは、プログラミングの知識とスキルやソフトウェア品質管理の知識を勉強しないといけません。さらにSDKやデバッグツールの知識とスキルについて学習をスタートしておくことがおすすめです。

さらに一般的には、システム開発の流れ、アルゴリズム、プログラミングの基礎、テストエンジニアリング基礎の順番に学ぶことが多いです。

JSTQB認定テスト技術者資格を目指すこともおすすめです。

ITエンジニアの勉強内容6:業務系エンジニア

業務系エンジニアは、プログラミングの勉強はもちろんのことコミュニケーション能力も学ぶ必要があります。業務系エンジニアは業務に従事する人たちの意見をくみ取り、開発に活かさないといけません。

そのため、不特定多数の作業に従事する人たちとコミュニケーションをとる力や、意見を集約して作業を効率化するための方法を柔軟にひらめく力も必要です。

さらに完成したアプリの最終チェックをする技術力も求められます。

ITエンジニアの勉強内容7:データベースエンジニア

データベースエンジニアは、まずは製品の勉強からスタートすることがおすすめです。データベースエンジニアの知識がない場合は、Oracle DBから学ぶといいでしょう。

そしてWindows環境で作業する場合はSQL Server、AIXに興味がある場合はDB2の勉強をスタートさせることが多いです。

業務系アプリケーションで使用するSQL文の知識も勉強しておくと活躍の場が広がります。

ITエンジニアの勉強内容8:組み込み系エンジニア

組み込み系エンジニアは、プログラミングスキルを勉強しておく必要があります。特に組み込み系で使われることが多いC言語、C++、アセンブリは、マスターしておくといいでしょう。

さらにソフトウェアやハードウェア、使用するOSの基礎知識も必須です。汎用OSと組み込みシステムに採用されるOSの違いが分かっている人は、即戦力として活躍できるでしょう。

ITエンジニアの勉強内容9:アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、プログラミングスキルの勉強が必須です。さらに現場では、開発を効率化させるフレームワークの知識も求められます。

ITエンジニアは、データベースやネットワークに関する幅広い知識も勉強しておくといいでしょう。さらにアプリケーションエンジニアとして活躍したい場合は、密度の高いコミュニケーション技術やロジカルシンキングのスキルも取得しておくことがおすすめです。

ITエンジニアの勉強内容10:ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、TCP/IPに関する基本的な知識やOSI参照モデルに関する情報、さらにクラウド化が命じられても対応できる能力を勉強するといいでしょう。

さらに効率よく勉強したいネットワークエンジニアは、Cisco技術者認定やLinuCなどのネットワーク関連資格の対策をしておくことがおすすめです。

またITエンジニアを対象とした勉強会に積極的に参加して、最新のテクノロジー動向を確認しておくこともいいでしょう。

ITエンジニアのおすすめの勉強法5選

ここからは、ITエンジニアのおすすめの勉強法を紹介していきます。ITエンジニアは独学で勉強できますが、就職や転職を検討している人は効率よく学習した方がいいでしょう。

また、未経験でもITエンジニアを目指すことができますが、就職が決まった人も効率よく勉強を進めることをおすすめします。

ITエンジニアのおすすめの勉強法1:オンライン学習サービス

オンライン学習サービスは、人気の高い勉強法です。プログラミング学習サイトは特徴や料金がそれぞれ異なるため、自分にあった投資方法を学ぶことがおすすめです。

プログラミング学習サイトは、スクールより安く学習できます。さらに演習形式やハンズオン形式で学習できるメリットもあります。

また面倒な環境構築不要でサイト内のコンソールから学習できるため、初心者にもおすすめです。

ITエンジニアのおすすめの勉強法2:書籍

書籍は、安価にITエンジニアの勉強したいと考えている人におすすめです。プログラミング入門書はもちろんのこと、ネットワークやHTML/CSS、Linux コマンドラインについても目を通しておくといいでしょう。

さらにビジネススキルや人生哲学についての本を学習しておくと、社会人として活躍できる場面も増えます。

ITエンジニアのおすすめの勉強法3:セミナーや勉強会

セミナーや勉強会は、最新のITエンジニアの知識がほしい時におすすめです。セミナーや勉強会の料金や内容は様々で、自分にあったレベルの勉強会に参加するといいでしょう。

セミナーや勉強会に参加すれば、プログラミングを一緒にできる仲間や先輩を見つけることもできます。独学で勉強していてモチベーションが保てないと感じる人は、セミナーや勉強会への参加も検討してみてください。

ITエンジニアのおすすめの勉強法4:資格取得

資格取得を目指した学習は、効率よくITエンジニアを目指せます。自分が目指すITエンジニアに必要な資格を取得するといいでしょう。

初めてITエンジニアの勉強を始める人は、IT系職種全般分野の資格からスタートしてみることがおすすめです。

ITパスポートや基本情報技術者、応用情報技術者などの資格について学べば、ITエンジニアとしてのベースの知識が身に付きます。

ITエンジニアのおすすめの勉強法5:インターンとしてプロジェクトに参加

ITエンジニアのおすすめの勉強は、インターンとしてプロジェクトに参加することです。IT業界について知るきっかけになるため、インターンシップ選考対策に参加してみるといいでしょう。

インターンによっては、有給で参加できるものもあります。全く知識がない状態でも合格できる場合がありますが、参加する前に募集企業の使っているプログラミング言語に関する書籍を読んで学習することもおすすめです。

ITエンジニアの勉強に必要なスキル5選

ここからは、ITエンジニアの勉強に必要なスキルを紹介していきます。ITエンジニアの勉強に必要なスキルを順番に取得していきましょう。

ITエンジニアを目指す予定の人は、参考にしてみるといいでしょう。

ITエンジニアの勉強に必要なスキル1:各種プログラミング言語の習得

ITエンジニアの勉強に必要なスキルの1つ目は、各種プログラミング言語の習得です。どの種類のITエンジニアを目指す場合も、プラグラミング言語のスキルは最低限必要です。

どのプラグラミング言語を取得するかは、自分の目指す職種によって決めていくといいでしょう。

ITエンジニアの勉強に必要なスキル2:情報処理の基礎知識

情報処理の基礎知識は、ITエンジニアとして必ず学習しなければいけません。ITエンジニアへ就職や転職を考えている人はインターネット上のルールやマナーについて情報を集めてください。

そして、ITエンジニア職として会社から求められるよう知識を身に着けていきましょう。

ITエンジニアの勉強に必要なスキル3:ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは、活躍できるITエンジニアを目指すために必要です。物事を体系的に筋道を立てて考えていくロジカルシンキングの知識は、問題解決能力の向上、原因を見極めたうえで対処する際に役立てられます。

ロジカルシンキングが高いかは採用の基準になるため、書籍やセミナーなどに参加して学んでおくといいでしょう。普段から意識してロジカルシンキングで物事を判断することがおすすめです。

ITエンジニアの勉強に必要なスキル4:ITに関する基礎的な知識

ITに関する基礎的な知識は、必須です。PC操作スキルがない人は、ITエンジニアを目指すことは難しいでしょう。

PC操作について深く学ぶことは、ITエンジニアとして強みになります。セミナーやスクール、書籍などで勉強してください。

効率よくITに関する基礎的な知識を学習したい人は、専門用語を学ぶこともおすすめです。プログラミングを学習する前に用語を知っていると効率よく学べます。

ITエンジニアの勉強に必要なスキル5:コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、顧客やチームメンバーとコミュニケーションを図ることが多いITエンジニアにとっては、必須のスキルです。普段から意識して相手の話に耳を傾けるように心掛け、積極的に話をすることで信頼関係を結ぶようにすることがおすすめです。

さらにコミュニケーション能力はビジネス力や表現力にもつながります。コミュニケーション能力はすぐに身に付くものではなく、長い時間をかけて取得する必要があります。

やりがいのあるITエンジニアを目指そう

ITエンジニアはやりがいのある仕事ですが、勉強していく必要があります。今回紹介したITエンジニアの勉強内容やおすすめの勉強法を参考にしてITエンジニアを目指していきましょう。

ITエンジニアのスクールやオンラインセミナー、書籍なども多数用意されているため、自分にあった方法で効率よく学習していってください。