サーバーサイドってなに?サーバーサイドエンジニアの仕事内容と使う言語7つ
サーバーサイドってなに?
サーバーサイドは、サーバー側で動く何かを意味しています。サーバーサイド言語の代表例としてはPHP、Ruby、Java、Go、Pythonなどがあります。
さらにサーバーサイドエンジニアとは、サーバーサイドで動くシステムを作る仕事を担当することが多いです。Webであればサービスをサーバーで提供することが主流ですので、サーバーサイドエンジニアの需要が一定数あります。
フロントエンドとは
フロントエンドは、WebサービスやWebアプリケーションで直接ユーザーが接することが多い部分のことです。Webブラウザ側でプログラムを実行しているため、WebサイトやWebアプリケーションなどでユーザーが文字を入力できます。
フロントエンドは、クライアントサイドと呼ばれることもあります。HTMLやCSS、JavaScriptで開発されることが多いです。
サーバーサイドとフロントエンドの違い
サーバーサイドとフロントエンドは、役割が全く違います。サーバーサイドはフロントエンドからの依頼に適切な情報を渡す役割を果たしています。
さらにサーバーサイドとフロントエンドのエンジニアは、利用している言語が別です。そのためサーバーサイドとフロントエンドができるフルスタックエンジニアは需要が高く、開発チーム全体をまとめる役を担うことも少なくありません。
サーバーサイドエンジニアの仕事内容
サーバーサイドエンジニアの主な仕事は、システムを利用しているユーザーには見えない機能を作ることです。バックエンドエンジニアよりサーバーへの高い技術力が必要です。
さらにバックエンドシステムの運用や保守を担当することもあります。サーバーエンジニアが携わる業界は多く、仕事によってはWeb系のプログラマ、システムエンジニア、サーバーエンジニアと呼ばれることもあります。
サーバーサイドエンジニアの年収とは
平均的な年収は、正社員の場合は20代が約400 万円、30代では約500万円、40代になると約580万円です。さらにIT企業では年功序列の給料体系よりも、能力や成果を重視する傾向にあります。
そのため実力のあるサーバーエンジニアであれば、年齢にかかわらず高い給料が期待できます。さらに海外でエンジニアとして働けば、他の産業よりも高い給料を手に入れられる可能性が高いです。
サーバーサイドエンジニアの需要は?
サーバーサイドエンジニアの需要は、今後も期待できます。サーバーとのデータ処理を必要とする会社は多く、インターネット上でもWebアプリケーションサービスの発展が予測されています。
さらにサーバーエンジニアの知識と加えてクラウドの知識があれば、貴重な人材として重宝される可能性が高いです。
Web制作の現場では慢性的に人手不足が続いているため、採用募集も多いです。
サーバーサイドエンジニアが使う言語7つ
ここからは、サーバーサイドエンジニアが使う言語を紹介していきます。それぞれのプログラミング言語の資格を目標に勉強するといいでしょう。
サーバーエンジニアが、学ぶべき言語の中には大きく分けてJava、C、C++といったコンパイラ言語とPeal、PHP、Rubyといったインタプリタ言語の2種類です。
両方の種類を学習しておくといいでしょう。
サーバーサイドエンジニアが使う言語1:Ruby
Rubyは、サーバーサイド開発言語の代表例です。日本人のまつもとひろゆき氏が開発したため、日本人でも学習しやすいです。
Rubyは外観上シンプルな構造をしていますが、自動的に複雑な処理をしてくれる点が魅力的です。さらにRuby on Railsというフレームワークで実装されることが少なくありません。
代表的な実装例としては、クックパッドや食べログ、Twitterなどです。
サーバーサイドエンジニアが使う言語2:PHP
PHPは、Web開発に適した言語です。The PHP Groupによってコミュニティベースで開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語として幅広く知られています。
元々は動的なWebページを生成するツールを元にしているため、Webアプリケーション開発に関する機能が複数入っています。
学習コストが低く、簡単に記述できるため、初心者にもおすすめです。
サーバーサイドエンジニアが使う言語3:Python
PythonはGuido van Rossum氏が開発したプログラミングで、元々分散オペレーティングシステムのシステム管理のために作られました。構文はシンプルで学習しやすい言語と言われています。
さらに1行で多くの処理を記述できるため、コードが少なくて済む方法を探している人にもおすすめです。
またPythonをインストールするだけで豊富な標準ライブラリを利用できます。
サーバーサイドエンジニアが使う言語4:Peal
Pealは、1987年にアメリカ人ラリー・ウォール氏が開発した言語です。UNIXやWindowsなどの環境下で誰でも簡単に利用できます。
さらにC言語やシェルスクリプトの長所を取り入れて作られているため、すでにC言語を理解している人は学習が簡単にできるでしょう。
使いやすいという定評がある一方で、近年は他のプログラミング言語の方が利用される機会が増えています。
サーバーサイドエンジニアが使う言語5:C言語
C言語は、歴史ある言語です。C系言語と呼ばれる派生言語も多いため、C言語を理解しておくことは大きなメリットになります。
ただしC言語を理解するには、ハードウェアの制御知識が必要です。そのため初心者には学習が困難と言われています。
C言語が使えれば、動作を高速にでき、ファイルサイズもコンパクトにすることが可能です。OS周りのシステムや組み込み、IOT分野で使われています。
サーバーサイドエンジニアが使う言語6:C++
C++は、AT&Tベル研究所で開発されたC系言語と呼ばれる種類の1つです。国内では、シープラやシープラプラと呼ばれることがあります。
C++とC言語と違いは、C++にはオブジェクト指向がプラスされていてより効率よくプログラミングすることが可能な点です。
C言語を勉強した次のステップとしてC++の習得すると理解が早いでしょう。Borland C++やVisual C++などの種類があります。
サーバーサイドエンジニアが使う言語7:Java
Javaは、汎用プログラミング言語とソフトウェアプラットフォームの両方を意味する言葉です。JavaはC++によく似た構文で、OSに依存しないという特徴があります。
さらに開発する際はJavaの公式サイトから無料でダウンロードすることができて、手軽に環境が用意できる点が魅力的です。
そのうえ処理速度が速いため、学習しておくと便利でしょう。
サーバーサイドエンジニアを目指すための勉強方法3つ
サーバーサイドエンジニアを目指すためには、勉強方法を知ることが大切です。ここからは、サーバーサイドエンジニアを目指すための勉強方法を紹介していきますので、参考にしてみください。
同じくサーバーサイドエンジニアを目指す人やすでにサーバーサイドエンジニアとして活躍している人と情報交換することもいいでしょう。
勉強方法1:プログラミングスクールで受講する
1つ目の勉強法は、プログラミングスクールで受講することです。プログラミングスクールは費用はかかりますが、最短でサーバーサイドエンジニアを目指すことができます。
ITに特化しているスクールや転職や資格取得をサポートしてくれるスクールを選ぶといいでしょう。フロントエンドエンジニアも目指す場合は、複数の言語を教えてくれるスクールがおすすめです。
勉強方法2:自主学習から始める
費用を抑えたい人は、自主学習から始めることも有効です。サーバーエンジニアは暗記することも多いため、他のエンジニアよりも自主学習しやすいです。
ネットワークについて学習できる本を用意したり、ネットワークスキルを独学で身につけられる学習サイトを閲覧したりして学習をスタートさせるといいでしょう。
勉強方法3:Webアプリケーションを作成する
サーバーサイドエンジニアを目指す人は、Webアプリケーションを作成してみるとよいでしょう。実際に自分のPC上で動かして、考えた動きを実現できるか試してみてください。
Webアプリをサーバーサイドの知識を使って製作する場合はコンパイラ言語とインタプリタ言語が必須となります。
サーバーサイドの勉強をする時はまず1つの言語から取得しよう
サーバーサイドの勉強をする時は、まず1つの言語を取得する必要があります。初心者向けの言語もあるため、スクールに通ったり、独学で勉強したりするといいでしょう。
サーバーサイドの勉強を進めれば、サーバーサイドエンジニアを目指すことも夢ではありません。サーバーサイドエンジニアの需要は今後も期待できるため、希望の会社や仕事に就くこともできるでしょう。