フロントサイドエンジニアとは?フロントサイドエンジニアに必要な6つのスキル
フロントサイドエンジニアとは
フロントサイドエンジニアとはWeb開発におけるUIやUXの実装を行うエンジニアです。
近年のWebサイトでは動きのある表現が多く採用されていますが、フロントサイドエンジニアはそういったWebサイトのフロントエンド側の実装を行います。
また、フロントサイドエンジニアは主にHTMLやCSS、JavaScriptなどを使用し、クライアントの要望を反映させたWebサイト開発を行います。
仕事内容について
フロントサイドエンジニアはHTMLやCSS、JavaScriptなどを使用してWeb開発を行うのが仕事です。
フロントサイドエンジニアはWeb開発のフロントサイド側の開発を行う人材で、ユーザーの目に見える部分を実装します。
そのため、フロントサイドエンジニアにはHTML、CSS、JavaScriptの知識やWordPressを使用した実装スキルなど、Webサイト構築に必要なスキルが求められます。
年収について
フロントサイドエンジニアの年収は552万円ほどとなっています。
フロントサイドエンジニアの平均年収の552万円は、日本の労働人口全体の平均年収と比較しても高い水準です。
また、フロントサイドエンジニアの給与分布でも、ボリュームが多いのは平均年収付近のゾーンとなっています。
フロントサイドエンジニアが使用する3つの言語
フロントサイドエンジニアが使用する言語をご紹介します。
フロントサイドエンジニアへの転職を検討している方の中には、フロントサイドエンジニアとして働く場合、どのような言語のスキルが必要になるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
ここではフロントサイドエンジニアが使用する3つの言語をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
フロントサイドエンジニアが使用する言語1:JavaScript
JavaScriptはWebサイトに動的な要素を付与できるプログラミング言語です。
Web開発に必要不可欠な言語となっており、多くの動的な表現を含むWebサイトの開発に採用されています。
また、フロントサイドエンジニアには純粋にJavaScriptを扱うスキルも必要ですが、jQueryやReact、AngularJSなどのJavaScriptのフレームワークやライブラリを扱うスキルも求められます。
フロントサイドエンジニアが使用する言語2:HTML
HTMLはWebページの構築に必要なマークアップ言語です。
HTMLは「Hyper Text Markup Language」を略した言葉で、世の中にあるWebページのほとんどはHTMLで構成されています。
HTMLではHTMLタグを使用することで、テキストの中にWebページのタイトルや小見出しなどの意味を持たせることが可能です。現在ではHTML5が標準となっています。
フロントサイドエンジニアが使用する言語3:CSS
CSSはWebページのスタイルを指定するスタイルシート言語です。
CSSは「Cascading Style Sheets」を略した言葉で、Webページの文書構造のデザインを整えるものです。CSSを適用することで、見やすく綺麗なデザインのWebサイトを構築することができます。
また、現在はCSS3が標準となっています。
フロントサイドエンジニアに必要な6つのスキル
フロントサイドエンジニアに必要なスキルをご紹介します。
Webサイトなどのユーザーの目に見える部分の開発を担うフロントサイドエンジニアには、具体的にどのようなスキルが求められるのでしょうか。
ここではフロントサイドエンジニアに必要な6つのスキルをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
フロントサイドエンジニアに必要なスキル1:CMS構築する能力
フロントサイドエンジニアにはCMS構築する能力が必要です。
Webサイトを作成する現場では、HTMLやCSSなどを使ってゼロから開発するケースよりも、WordPressなどのWebサイトが構築できるCMSを使って構築するケースのほうが多いです。
そのため、フロントサイドエンジニアにはCMSを使ってWebサイトを構築するスキルが必要になります。
フロントサイドエンジニアに必要なスキル2:マネジメントなどの様々な能力
フロントサイドエンジニアにはマネジメントなどの能力が必要です。
フロントサイドエンジニアはWebデザイナーやWebディレクターなどさまざまな人材と協力して仕事をすることになるため、自身のタスクマネジメントやプロジェクトマネジメントなどのスキルが求められます。
また、キャリアアップしていきたいのであれば、チームメンバーのタスクやスケジュールを管理するマネジメントスキルも必要になります。
フロントサイドエンジニアに必要なスキル3:JavaScript
フロントサイドエンジニアにはJavaScriptのスキルが必要です。
前述のとおり、JavaScriptは動的な表現を行うWebサイトの開発に必要不可欠なプログラミング言語で、Webサイトのフロントサイドの開発を行うフロントサイドエンジニアの必須スキルとなっています。
JavaScriptは多くのWebサイトで採用されており、フロントサイドエンジニアのスキルの中でも中核となるスキルです。
フロントサイドエンジニアに必要なスキル4:サーバーサイドに関する知識
フロントサイドエンジニアにはサーバーサイドの知識が必要です。
フロントサイドエンジニアは基本的にブラウザ側の処理を実装しますが、実装するためにはサーバーサイド側の処理も知っておく必要があります。
また、サーバーサイド側のスキルを身に付けていれば、フロントサイドだけでなくバックエンドにも対応できるフルスタックエンジニアへキャリアアップすることも可能です。
フロントサイドエンジニアに必要なスキル5:UI/UX設計
フロントサイドエンジニアにはUIやUX設計のスキルが必要です。
UIとは「ユーザーインターフェース」を略したもので、Webページのコンテンツやボタンなどを指し、UXとは使いやすいUIを利用することで得られる「ユーザーエクスペリエンス」を意味する言葉です。
見た目が綺麗なだけでなく使いやすいWebページを作成するには、UIやUXに関する知識やスキルが必要になります。
フロントサイドエンジニアに必要なスキル6:コーディング
フロントサイドエンジニアにはコーディングのスキルが必要です。
フロントサイドエンジニアはデザインだけでなくWebページのコーディングを行う必要があるため、HTMLやCSS、JavaScriptなどを使ったコーディングスキルが求められます。
また、SEOを意識したコーディングを行い、競合サイトよりも検索順位が上位に表示されるように対策を行うことも重要です。
フロントサイドエンジニアに向いている人とは
人を喜ばせたり楽しませたりすることが好きな人はフロントサイドエンジニアに向いています。
フロントサイドエンジニアの仕事は人々が利用するWebの画面を作成することなので、人が喜ぶようなデザインやUIを考えることができる人が向いています。
また、Webの分野は新しい技術がどんどん生まれているため、新しい技術を積極的に取り入れていける人はフロントエンドエンジニアに向いているでしょう。
サーバーサイドエンジニアとの違い
サーバーサイドエンジニアはサーバーサイドの処理を実装するエンジニアです。
フロントサイドエンジニアがWebのユーザーから見える部分の開発を行うのとは正反対に、サーバー側のプログラムの実装やデータ処理などを行うのがサーバーサイドエンジニアです。
そのため、サーバーサイドエンジニアはフロントサイドエンジニアと対比するエンジニア職として解説されるケースが多いです。
インフラエンジニアとの違い
インフラエンジニアはITインフラの設計や実装を行うエンジニアです。
ネットワークやサーバーなどのITインフラの設計、構築、運用などを行う専門職で、近年ではクラウドインフラの知識やスキルも求められるようになってきています。
そのため、Webサイトやサービスなどの開発を行うフロントサイドエンジニアとは業務内容が大きく異なります。
フロントサイドエンジニアの需要は高くなっている
Web開発におけるフロントサイドの開発を行うフロントサイドエンジニアには、さまざまなスキルが必要になります。
ぜひこの記事でご紹介したフロントサイドエンジニアが使用する言語やフロントサイドエンジニアに必要なスキルなどを参考に、フロントサイドエンジニアについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。