Webデザイナーの年収事情とは?Webデザイナーの年収を上げる方法8つ

Webデザイナーとは?

Webデザイナーとは、Webサイトの全体的なデザインが主な仕事です。職場によっては、Webサイトのコーディングや画像データの加工も担当します。この他にも、印刷会社のWebデザイナーはWebデザインだけでなくDTPデザインを行うことも少なくありません。今回は職場によって業務の幅があるWebデザイナーの年収のご紹介していきます。

Webデザイナーの年収はどのくらい?

Webデザイナーの平均年収はおよそ348万円で、月給は約29万円です。この年収は、IllustratorやPhotoshopを扱うことができるうえで、コーディングやSEOができるデザイナーの平均年収です。つまり、Webデザイナーの年収はどれだけスキルを持っているのか、またはどの業種に就職しているかによって大きく異なります。

Webデザイナーの労働環境

Webデザイナーは納期に間に合わせる必要があるため、基本的に長時間労働です。しかし、効率よく仕事を処理していく人もいる一方で、デザインにこだわって作業時間がかかる人もいます。長時間労働となる人もあれば、効率よく仕事を終わらせることで就業後の時間を楽しむ人もいるため、その労働環境は様々でしょう。また、年俸制でない限り世の中の流れとして残業代がしっかりと出る会社も増えています。

Webデザイナーで年収を上げるための方法8つ

平均年収から見ても、クリエイターであるのにWebデザイナーの給料が安く感じるかもしれませんが、Webデザイナーの年収は取り組み方次第で上げることができます。以下では、Webデザイナーの年収を上げる方法をいくつかご紹介いたします。

方法1:スキルを身につける

身につけているスキルにより、Webデザイナーの年収は大きく変わってきます。例えば、HTMLのスキルだけでなく、コーディングも行えるようにしておくと良いでしょう。また、Webデザイン以外のWeb制作に必要なスキルを身につけておくと年収アップへと繋がります。

方法2:フリーランスになる

仕事をもらえる人脈があれば、フリーランスになるのも一つの方法です。経理や営業なども自分でこなさなければなりませんが、会社を間に通す必要がないためその分年収アップにつながるでしょう。人脈が乏しい場合はフリーランス向けのサイトがあるため、そちらに登録をして仕事を受けるという方法もあります。またフリーランスであることを活かしてビジネス面の仕事もこなすようにしていくと、さらに年収アップが見込めるでしょう。

方法3:転職する

転職という手段はWebデザイナーが年収を上げるための身近な方法です。実際に、転職をすることで年収が上がったというWebデザイナーは少なくないでしょう。大手広告代理店のWebデザイナーと中小企業のWebデザイナーとでは、年収に差がある場合が多いです。また、都心部のWebデザイナーと地方のWebデザイナーとでは、都心部のWebデザイナーの方が年収は高いでしょう。

方法4:マーケティング力を上げる

従来のWebデザイナーの仕事内容には、マーケティングというものはありません。しかし近年ではWebデザイナーがマーケティングを行うことも増えており、そういった能力が必要となっています。これによってマーケティング能力がある人は重宝される場合が多く、そういったスキルを身に着けることが年収アップに繋がることもあります。

方法5:コネクションを広げる

身近にいる友人や知人はもちろんのこと、人脈を広げるために「自分の仕事はWebデザイナーである」と周りにアピールしましょう。人脈を広げたからといってそれがすぐに年収アップへと繋がるわけではありません。しかし、知人などがWebサイトを作る必要が出てきた場合、適切な人脈が築けていれば多くの人が声をかけてくれるでしょう。こうして仕事を得ることが収入になり、やがては年収アップへと繋がります。

方法6:センスを磨く

年収をあげるためにデザインセンスを磨くのも一つの手段です。WebデザイナーはWebデザインがメインの仕事になるため、デザインのセンスも必要になります。ここでいうデザインセンスは、クライアントが求めるサイトを適切にデザインするスキルのことを指します。見た目がおしゃれかどうかだけでなく、見やすさもかなり重視されます。そういったセンスを磨くのは、セオリーと理解、そして経験した時間が必要になるでしょう。

方法7:高単価案件をくれる業界や人と仕事をする

年収を上げる方法のひとつとして、高単価案件や景気のよい企業から仕事を受けるという方法が挙げられます。高単価かつお金を多く払ってくれる会社の案件は、自分の能力よりも少し難しい場合もあるかもしれません。しかし、相手の要望に適切に応えつつ自分自身を成長させることによって、今後の年収アップにも大きく関係してくるでしょう。

方法8:お金になる作品を意識する

年収を上げたいのであれば、お金になるような作品をつくることが必要です。これはWebデザイナーの世界だけでなく、作品の創作を生業としている人たちが日々努力していることです。どんなに良い作品を作っても、お金にならなければ意味がありません。常に、お金になる作品とはどういったものかを意識して仕事をしましょう。

Webデザイナーが年収を上げるために役立つ資格5選

Webデザイナーにおすすめの資格がいくつかあります。資格を習得したことにより、直接年収アップに関わることはないかもしれません。しかし、資格を取得するための学習によって知識の幅が広がるでしょう。また、Webデザイナーは実力次第で年収を上げることも可能です。資格試験を通して、自身の知識向上とスキルアップを目指してみましょう。

資格1:Webデザイナー検定

「Webデザイナー検定」とは「CG-ARTS協会」が実施している民間の検定試験です。Web制作に必要なスキルと知識を持っているかを評価する検定試験になります。年2回行われ、ベーシック試験とエキスパート試験の2種類のレベルがあります。難易度はそれほど高くはありませんが、エキスパート試験の方は実務経験があった方が有利でしょう。

資格2:CIW ウェブデザイン・スペシャリスト資格

「CIW ウェブデザイン・スペシャリスト資格」は、CIW資格の一つで国際資格となります。この資格はインターネットに関わるスキルを職種ごとに認定しており、Webデザイン以外にも「CIW サイト制作・アソシエイト資格」などがあります。また受験資格は特に必要なく、誰でも気軽に受験できます。

資格3:Webクリエイター能力認定試験

「Webクリエイター能力認定試験」とは、「サーティファイ」が実施している民間の検定試験です。この試験はWebクリエイターに必要な基礎能力に関する認定試験になります。試験会場と日程に関してはいくつかあるためホームページで確認しましょう。また、スタンダード試験とエキスパート試験の2つがあります。

資格4:アドビ認定エキスパート(ACE)

「アドビ認定エキスパート(ACE)」は、ピアソンVUEが実施しているadobe製品の知識を評価する検定試験です。試験科目には「単一製品認定」「スペシャリスト認定」「マスター認定」があります。受験希望者は、試験を実施している受験会場と実施日を、ホームページから確認する必要があります。

資格5:画像処理エンジニア検定

「画像処理エンジン検定」は、「CG-ARTS協会」が実施している民間の検定試験です。「画像処理分野」の開発や設計に関する知識の習得を評価する検定です。また、ベーシック試験とエキスパート試験の2種類の試験があります。試験日は年2回実施されており、検定料はベーシック試験とエキスパート試験で異なっています。

Webデザイナーとしての年収を上げよう

これまでWebデザイナーの年収アップについてご紹介いたしました。Webデザイナーの平均年収は、スキルや環境によって年収アップが可能になります。スキルと知識を身につけて、高い収入を目指しましょう。

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