開発におすすめのWebフレームワーク17選!利用するメリット4つ

Webフレームワークとは?

Webフレームワークとはアプリケーション開発の際に使用頻度が高い機能や処理などをパッケージ化したものです。

フレームワークとは日本語では「枠組み」を意味する言葉です。Webフレームワークを利用することで、プログラミング言語を使ってゼロからコーディングを行うよりも、効率的かつ短期間でのアプリケーション開発が可能になります。

また、Webフレームワークはプログラミング言語ごとにさまざまな種類があります。

フレームワークとライブラリの違い

フレームワークは開発の土台になるもので、ライブラリはよく使われる機能を再利用可能な形でまとめたものです。

フレームワークはアプリケーション開発全体の枠組みとして使用できるもので、機能や仕組みがあらかじめ揃っているものです。

一方、ライブラリの場合はよく使う機能をまとめた道具箱のようなもので、アプリケーション開発の基礎となるフレームワークとは違いがあります。

開発におすすめのWebフレームワーク17選

開発におすすめのWebフレームワークをご紹介します。

Webフレームワークにはさまざまな種類があり、それぞれプログラミング言語やできることが異なります。そのため、アプリケーション開発にWebフレームワークを使用する場合はWebフレームワークの特徴についても知っておきましょう。

ここでは開発におすすめのWebフレームワーク17選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

おすすめのWebフレームワーク1:Django

DjangoはPythonの代表的なWebフレームワークです。

ユーザー認証やRSSフィードなどのWeb開発に必要な基本的な機能が揃っているオープンソースのフルスタックフレームワークで、締め切りに間に合わせるために開発されたことから効率的な開発が可能です。

また、近年Pythonへの注目が増していることから、Djangoの将来性も高いと言えるでしょう。

おすすめのWebフレームワーク2:React

ReactはFacebookが提供しているJavaScriptのライブラリです。

Reactは厳密にいえばライブラリですが、Webフレームワークと認識されるケースも多いため、ここではおすすめのWebフレームワークの1つとしてご紹介します。

React.jsとも呼ばれており、ボタンなどのUIコンポーネントを簡単に構築できる点が特徴です。また、他のJavaScriptのフレームワークと併用できます。

おすすめのWebフレームワーク3:AngularJS

AngularJSはGoogleやコミュニティによって開発されているJavaScriptのWebフレームワークです。

JavaScriptの定番のWebフレームワークで、Web開発に必要となる基本的な機能がそろっていることから、現在でも大きな人気を集めています。

AngularJSではさまざまな機能が利用できることから、規模の大きなプロジェクトに活用されています。

おすすめのWebフレームワーク4:Ruby on Rails

Ruby on Railsは日本で開発されたRubyのWebフレームワークです。

日本人が開発したRubyで利用できるWebフレームワークで、開発言語にRubyを使用する場合は基本的にRuby on Railsを使用した開発が行われます。

Web開発を効率化する豊富な機能を搭載しており、日本語での情報が手に入りやすいことから、非常に使いやすいWebフレームワークだと言えます。

おすすめのWebフレームワーク5:Vue.js

Vue.jsはUI構築に使用できる軽量なJavascriptのWebフレームワークです。

AngularJSからUIを構築するための必要最低限の機能のみをピックアップしたようなWebフレームワークとなっており、軽量なため使いやすくなっています。

また、シンプルな構造になっていることから学習難易度も低めで、気軽に利用することができます。

おすすめのWebフレームワーク6:Sinatra

SinatraはシンプルなRubyのWebフレームワークです。

最小限の労力でアプリケーション開発ができる柔軟性の高いWebフレームワークで、搭載されている機能は少なめですが、初心者でも使いやすいです。

また、学びながらアプリケーション開発を行うことができるため、企業での新人研修などに使われたり、BBCなどでも採用されています。

おすすめのWebフレームワーク7:Padrino

Padrinoは追加機能が豊富なRubyのWebフレームワークです。

Sinatraをベースに開発されたオープンソースのWebフレームワークで、多くのテンプレートエンジンと連携させることができます。また、Sinatraに不足していたMVC構造やメール配信テンプレートなどの追加機能が充実しています。

さらに国際化対応も行われており、10言語に翻訳することができます。

おすすめのWebフレームワーク8:Laravel

Padrinoは大規模開発にも活用できるPHPのWebフレームワークです。

Webフレームワークの中でも非常に豊富な機能が搭載されているフレームワークで、PHPにおける主要フレームワークの中でも近年急激に人気が高まっており、注目を集めています。

Padrinoは学習コストが低くデータベースへのアクセスも簡単なため、大規模アプリケーション開発にも採用されています。

おすすめのWebフレームワーク9:CakePHP

CakePHPは迅速なアプリケーション開発ができるPHPのWebフレームワークです。

アプリケーションを迅速に開発することを目的に作成された、MVC構造を採用したオープンソースのWebフレームワークです。

また、CakePHPは簡便なデータベースへのアクセスやコード生成や可能となっており、Ruby on Railsに近い使用感で利用できます。

おすすめのWebフレームワーク10:JavaServer Faces

JavaServer FacesはUI構築を簡単にするJavaのWebフレームワークです。

JavaServer FacesはアプリケーションのUIを構築するためのWebフレームワークで、MVCモデルのアプリケーション開発に使用することができます。

JavaServer Facesには再利用可能な標準コンポーネント指向のUIコンポーネントが用意されているため、UI構築を簡単に行えます。

おすすめのWebフレームワーク11:FuelPHP

FuelPHPはHMVCを採用したPHPのWebフレームワークです。

MVC構造を進化させたHMVCを採用しており、後発のPHPフレームワークなので、既存のPHPフレームワークの欠点を改善しています。

また、FuelPHPを使用することでフォーラムに参加することができるため、PHPに慣れていない人であってもフォーラムの他のユーザーからのサポートを受けることができます。

おすすめのWebフレームワーク12:Play Framework

Play FrameworkはJavaとScaleで使用できるWebフレームワークです。

メモリの使用量が少なく、軽い動作が可能なWebフレームワークとなっており、アジャイルソフトウェア開発に適しています。

また、Javaのコードをコンパイルした後サーバーを再起動せずに変更点を反映させることができるため、ストレスフリーな開発環境を実現します。

おすすめのWebフレームワーク13:Spring Framework

Spring Frameworkは簡単にテストができるJavaのWebフレームワークです。

個々のプログラムが独立する構成になっているため、変更が必要になった際にも他のプログラムへ影響を与えずに変更を行うことができます。

また、Spring Framework専用のテストプログラムを使うことでテストを簡単に行うことができます。

おすすめのWebフレームワーク14:Foundation

Foundationはカスタマイズ性の高いCSSのWebフレームワークです。

BootStrapの次に知名度があるCSSフレームワークとなっており、スタイルシートやコンポーネントなどが用意されています。

Foundationを使用することで簡単にボタンやスライドショーなどを実装できるため、レスポンシブサイトを簡単に開発することができます。

おすすめのWebフレームワーク15:UIkit

UIkitは軽量なCSSのWebフレームワークです。

基本的なWebフレームワークの機能のほかに、ドキュメントサポートなどの支援機能やテキスト管理、リソース管理などの管理機能が搭載されています。

UIkitは知名度は他のWebフレームワークよりも低いですが、デザインが優れているWebフレームワークで、扱いやすいのもメリットです。

おすすめのWebフレームワーク16:Flask

Flaskは小規模なPythonのWebフレームワークです。

Webフレームワークの中でも機能を必要最低限に絞ったマイクロWebフレームワークとなっており、動作が軽いことから、単機能のアプリケーション開発をスピーディに行うことができます。

また、機能を絞っていることからカスタマイズ性が高く、幅広い実装が可能です。

おすすめのWebフレームワーク17:Bootstrap

Bootstrapはマルチデバイスにも対応したCSSのWebフレームワークです。

再利用可能なさまざまな機能やデザインが用意されているWebフレームワークで、マルチデバイスに対応したサイトやレスポンシブデザインに対応したWebサイトを効率的に作成することができます。

Webフレームワークを利用するメリット4つ

Webフレームワークを利用するメリットをご紹介します。

Webフレームワークをアプリケーション開発に採用することでさまざまなメリットがあります。

ここでは最後にWebフレームワークを利用するメリット4つをご紹介しますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

Webフレームワークのメリット1:フレームワークの共有ができる

Webフレームワークを利用することで共通の基盤を使った開発ができます。

Webフレームワークは複数人で開発を行っている場合でも共有することが可能です。また、Webフレームワークはアプリケーション開発の基盤となるものです。

そのため、大人数での開発プロジェクトでもエンジニアのスキルに左右されることなく、成果物の品質を安定させることができます。

Webフレームワークのメリット2:開発のコストを削減する

Webフレームワークを利用することで開発コストを削減できます。

Webフレームワークを導入することでゼロからアプリケーションを開発する必要がなくなるため、開発コストを削減し、スピーディな開発が可能になります。

また、Webフレームワークは保守性も高いことから不具合の改修工数やテストの工数も削減することができ、開発全体のコストを削減することができます。

Webフレームワークのメリット3:業務の効率化につなげる

Webフレームワークを利用することで業務効率化が可能になります。

Webフレームワークではアプリケーション開発を行う際に実装しなければいけないさまざまな機能があらかじめ用意されていることから、大幅な業務効率化が可能になります。

たとえばWebフレームワークを使用すれば、どのようなアプリケーションでも必要になるデータベースアクセスなどの処理の実装工数が減らせます。

Webフレームワークのメリット4:コードの書き方を統一する

Webフレームワークを利用することでコードを統一することが可能になります。

複数のエンジニアで1つのアプリケーションを構築する場合、エンジニアによってコードの書き方も変わってきます。そのため、保守性に欠けるケースも多いです。

一方、Webフレームワークを使用すればコードの記述方法が統一できるため、保守性が高いアプリケーション開発が実現します。

おすすめのWebフレームワークを参考にしよう

Webフレームワークを活用することで効率的なアプリケーション開発が実現できます。

ぜひこの記事でご紹介した開発におすすめのWebフレームワークやWebフレームワークを利用するメリットなどを参考に、Webフレームワークを利用してアプリケーション開発を行ってみてはいかがでしょうか。