Javaについて|時代遅れではない!Javaを使うメリット7選などを紹介

Javaについて

JavaはOSを問わずに実行できるプログラミング言語です。

Javaは企業の業務システムや基幹システム、スマホアプリや組み込みシステムなど幅広い分野で開発に利用されているプログラミング言語で、世界的にもトップのシェアを獲得している人気の高い言語です。

また、Javaは仮想マシン上で動作することから、実行環境に依存せずWindowsでもMacでも同じように動作させることができるという特徴があります。

Javaが時代遅れと言われてしまう理由3選

Javaが時代遅れと言われてしまう理由をご紹介します。

Javaは長い歴史があるプログラミング言語ですが、近年では後発の新しい言語も増えてきており、時代遅れと言われるケースもあります。

ここではJavaが時代遅れと言われてしまう理由3選をご紹介しますので、どのような理由があるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

Javaが時代遅れと言われてしまう理由1:Javaが出来た時期

Javaは1990年代に開発されたことから時代遅れと言われてしまうケースがあります。

Javaはかつてワークステーションと呼ばれコンピュータ市場で活躍していた、アメリカのSun Microsystems社が開発しました。

その後、2010年に会社がORACLE社に吸収合併されたことから、現在ではORACLE社がJavaを提供しています。

Javaが時代遅れと言われてしまう理由2:Java8が多く使われている

Javaは現在でもJava8が多く利用されているため、時代遅れと言われています。

Javaの最新バージョンは15ですが、Javaの中でもっとも利用されているバージョンは2014年にリリースされたJava8となっており、エンジニアの75%が利用しています。

その理由は、Java9でアーキテクチャが大きく変わっていることから、Java8で作成したアプリケーションが動作できなくなる可能性があるからです。

Javaが時代遅れと言われてしまう理由3:進歩が遅い

Javaは進歩が遅いことから時代遅れと言われています。

Javaはパフォーマンスに関する問題がたびたび議題になっており、パフォーマンス低下の原因がエンジニア側では特定しにくいという問題があります。

また、そういった問題点の解決がなかなか進まないことからJavaは時代遅れであると言われる原因の1つとなっています。

時代遅れではない!Javaを使うメリット7選

Javaを使うメリットをご紹介します。

Javaは時代遅れと言われることもありますが、Javaは世界的にトップのシェアを獲得している言語であるだけあり、Javaにはさまざまなメリットがあります。

ここでは時代遅れとは言えないJavaを使うメリット7選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

Javaを使うメリット1:プログラミング言語が強い

Javaは求人数などの面で強いプログラミング言語です。

Javaは日本での求人数がもっとも多いプログラミング言語ですが、海外での人気もトップであるため、人気度や求人数においてもっとも強いプログラミング言語です。

また、JavaはWebサイトやWebアプリ、スマホアプリ、業務システムなど幅広い開発に利用できる汎用性の高さからも強い言語だと言えるでしょう。

Javaを使うメリット2:多くの国で使用

Javaは多くの国で利用されているプログラミング言語です。

Javaは日本での求人数もトップですが、世界的に見てもトップのシェアを獲得している人気のプログラミング言語です。また、大企業であるGoogleが開発に利用している三大言語でもあります。

そのため、Javaのプログラミングスキルを身に付けることで、日本だけでなくグローバルに活躍できるエンジニアになることも可能です。

Javaを使うメリット3:Javaを使用している開発者が多い

Javaは使用しているエンジニアが多いことから技術的にも安定しています。

Javaは求人が多く安定したニーズがあるため、Javaを扱えるエンジニア数も非常に多いです。そのため、エラーや問題点が見つかった場合も修正されやすく、安定しているというメリットがあります。

また、Javaを扱えるエンジニアが多いことから、企業もJavaを安心して利用できます。そのため、将来性も安定していると言えるでしょう。

Javaを使うメリット4:ソフトウェアの種類が多い

Javaはソフトウェアの種類が多いというメリットがあります。

Javaを使って開発したソフトウェアの種類は非常に多く、その中でもWebサービスでは52%という高いシェアを獲得しています。

また、Pythonの専門のように思われがちなデータサイエンスや機械学習、ビジネスインテリジェンスの開発でもJavaは高いシェアを獲得しており、あらゆる分野のソフトウェア開発にJavaが利用されているのがわかります。

Javaを使うメリット5:プロジェクトの立ち上がりが早い

Javaはプロジェクトの立ち上がりがスピーディーというメリットがあります。

Javaはコンパイラ型言語となっており、プロジェクト立ち上げ時に機械語に翻訳する必要があるインタプリタ言語よりも高速に動作します。

そのため、Javaは他のプログラミング言語と比較して実行速度が速く、高速に動作させることが可能です。

Javaを使うメリット6:型付けの安全性が高い

Javaは型付けの安全性が高いプログラミング言語です。

Javaは静的型付け言語と呼ばれている言語で、返り値に型を指定し、引数にも型を指定します。また、コンパイル時に型のチェックも行うことから、非常に安全性が高いプログラミング言語であると言えます。

Javaを使うメリット7:ライブラリーが提供されている

Javaは豊富なライブラリーを提供しているというメリットがあります。

Javaには最初から用意されている豊富なライブラリーやAPIがあります。たとえば、グラフィカルアプリのSwing、サーバーサイドアプリのJSPなどのライブラリーが提供されています。

また、APIも日付処理や文字列操作、データベース処理、繰り返し処理などの機能も標準APIとして用意されており、すべて無償で利用することが可能です。

Javaを使うメリット8:パフォーマンスの取り組みが活発

Javaはパフォーマンスについての取り組みが活発です。

Javaは6ヵ月ごとに新しい機能がリリースされており、パフォーマンスに対する取り組みも活発です。そのため、Javaを利用するエンジニアは常に最新のJavaの変更や改善を受けることができます。

Javaが多く使われている業界を知っておく

Javaを学ぶ場合には、Javaが多く使われている業界を知っておくことが大切です。

JavaプログラマーはIT業界や金融業界に従事している人が多いですが、他の業界でJavaが使用されていないというわけではありません。それでは、Javaはどのような業界で利用されているのでしょうか。

ここでは最後に、Javaが多く使われている業界についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

金融やフィンテック部門

Javaは金融業界やフィンテック部門で利用されています。

Javaはこれまでさまざまなシステム開発に採用されてきた豊富な実績を持っており、安全性の高い堅牢なシステム開発ができるプログラミング言語です。

そのため、Javaは安全性が求められる金融システムなどの厳しい要件にも対応可能となっており、金融業界やフィンテック部門での金融取引や計算エンジンの構築などにJavaは活用されています。

IT業界ではない場合

JavaはIT業界以外の業界でも活用されています。

JavaはIT企業ではない多くの企業のシステムでも採用されているプログラミング言語です。ここではIT業界ではない企業が使用しているシステムやサービスに、Javaがどのように活用されているのかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

給与システム

JavaはIT業界以外の企業の給与システム開発に使用されています。

世の中にある多くのエンタープライズサービスのほとんどはJavaによって構成されていますが、それはIT業界に限りません。Javaは非IT企業で利用されている給与システムの構築にも採用されています。

Javaは給与システムのバックエンドの開発に利用されていることから、非IT企業に従事しているエンジニアの多くがJavaを利用しています。

在庫管理サービス

JavaはIT業界以外の企業の在庫管理サービスの開発に使用されています。

給与システムと同様に、Javaは非IT企業で利用されている在庫管理システムの構築にも採用されています。また、物流部門や製造部門など、ほぼすべての企業でもITサービスを設置しています。

そのため、在庫管理サービスのバックエンドにJavaは採用されているのが通例となっています。

メリットが多いJavaを勉強しておこう

Javaは時代遅れだと言われることもありますが、メリットの多いプログラミング言語です。

Javaは幅広い分野で活用されており、世界的にも高い人気を誇るプログラミング言語です。ぜひこの記事でご紹介したJavaが時代遅れと言われてしまう理由やJavaを使うメリット、Javaが多く使われている業界などを参考に、Javaについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。