IT業界で面接のときよく聞かれる質問7つ|好印象を持たれる主な逆質問例も紹介

IT業界について

IT業界のITとは、「Information Technology」の略で、直訳すれば「情報技術」です。近年は、洋服や日用品を購入するにも、食事するお店を探すにも、インターネット上のサイトを利用する人が、増えています。

このようなECサイトやサービスを展開している企業が属しているのが、IT業界です。

IT業界の面接の特徴

様々な業界の中で、「何故IT業界を選んだのか」という質問と、複数のIT企業の中から「何故当社を志望したのか」という質問を必ずされる傾向があります。

身の回りに使われるIT技術を見て、「どこに魅力を感じました」と具体的に応えられる様に、して置く事と、企業のHPやOB・OG訪問などをして、「何故他の会社ではなく、この会社なのか」を応えられる準備しましょう。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問7つ

面接のときよく聞かれる質問を7つ挙げます。

「志望動機は何ですか」「自己PRをして下さい」「弊社が第一志望ですか」「学生時代頑張ったことは何ですか」「貴方の長所は何ですか」「あなたの短所は何ですか」「あなたの性格について教えて下さい」です。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問1:志望動機について

この質問には企業研究が欠かせません。何故数あるIT企業の中でその会社を選んだのか、答えましょう。

この質問に付随して「当社の印象を教えて下さい」など、準備しなければ、応えられないケースもあります。

IT業界や、業務内容に対して、綿密に研究してから面接に臨みましょう。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問2:自己PRについて

新卒の学生は業務経験を積んでいないので、その代わりに学生時代に熱心に取り組んだ事、過去の経験から学んだ事などのエピソードから、自分の熱意を採用担当者に伝えましょう。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問3:長所や短所について

面接で必ず質問される内容が、「長所と短所について」です。長所を応える上で、大切な事は、ありきたりな表現を使わず、過去のエピソードを交えて説得力のある内容を自分の言葉で伝える事です。

一方、短所はマイナスイメージを避ける為、ごまかす人も多いですが、それは逆効果です。企業は、短所から就活者が自己理解しているか否かを見極めています。

短所が出てしまう要因がしっかりと分析出来ていれば、自分の事を深く理解出来ていると、高い評価を得られます。

また、短所を伝える際は、長所と短所に一貫性を持たせましょう。長所と短所は表裏一体です。長所と思われる強みが、短所として現れる事もあります。その為、長所と短所に一貫性を持たせる事で、面接官は納得してくれるでしょう。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問4:今までの経験について

新卒者はこれまでの仕事の実績で、活躍するか否かを判断できないため、今までの経験で、仕事のパフォーマンスを推測し判断されます。

その経験が如何に、自分の強みにつながるのか、どのような場面やきっかけで強みが発揮されたのか、実際に取った行動やもたらされた結果を応えましょう。

面接では、より深く質問される可能性があるので、どんな具合に質問されても答えられる様に内省する事が必要です。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問5:入社後の仕事について

事前にどれだけ同社の事業について、勉強したのか問われます。全体の事業内容について、自分なりに理解した上で、今までの経験をどう活かせるかについても、合わせて話す様にしましょう。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問6:将来のキャリアについて

企業が「将来のキャリア」を質問する理由は、貴方が入社後の働き方のプランを持っていて、
自社の業務内容と一致するか、見定めることが目的です。

貴方の「将来のキャリアプラン」と「自社の業務内容が一致する」と判断すれば、入社後のミスマッチや離職率が低い人材、と見なされ、採用につながります。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問7:なぜIT業界なのか

「何故IT業界なのか」質問された時に、「営業がやりたいから」「近年、ITが注目されているから」などの回答は、NGです。

上記の様に、他の業種でも当てはまる内容では、面接官は「IT業界の志望動機ではない」と感じます。

それを回避する為に「自分の勤めているバイト先で、IT技術が導入されたところ、業務効率化につながり、スタッフの負担が解消され、普段使われるお客様にも喜んでもらえる様になりました。

ITの技術は、機械を効率化するだけでなく、人々の空間までも良いものに導いてくれる魅力的な存在だと解りました。私はその経験から、IT業界に関わりたいと強く思う様になりました」など、具体的な例を挙げましょう。

IT業界での逆質問とは

面接の終盤に「最後に質問はありますか」と聞かれる事があります。その際、自分が質問したい事を「逆に質問する」事が逆質問です。

面接の担当者にとって、採用を考えていた人物が質問してこないため、意欲を感じられず「採用を見送った」ケースがあります。

逆質問は、採用の大きな節目になると言えるでしょう。

なぜ企業は面接のとき逆質問をするのか

企業にとって「入社した後に、確実に企業の業績向上に貢献出来る人材か」「自己解決能力が在るか」この2つを満たす人材であるかは、非常に重要な項目になります。

そのため、逆質問で就活者の「志望度の高さ」「一般常識があるか」を見極めています。

前者は「入社してから長時間辞めずに売上向上の為に頑張ってくれる、期待値が上がる人材」を見極めるために、後者は「一般的な日常会話や業務の中で、話が合わないなど人間性で業務障害が起こる可能性が大いにあるから」必要になってくるのです。

IT業界の面接で好印象を持たれる主な逆質問例4つ

逆質問で積極的に質問する事はとても良い事ですが、マイナスイメージになる事もあります。

「もし採用していただけたら、何処に配属されるのでしょうか」など貢献意欲度を示す質問や、「入社前までに読んでおいた方が良い教材や本が在れば、教えて下さい」「経験やスキルを見て、足りないスキルがあれば教えて下さい」など、必要なスキルを聞く事も効果的です。

好印象を持たれる主な逆質問例1:活躍している自分とよく似ている方についてきく

「志望動機が似ている」「文系出身である」など、共通点がある先輩が居る事は、面接官が入社後の応募者の将来像をイメージし易くなり、採用につながり易くなります。

応募者の入社後のイメージを掴む為に、面接や逆質問すると考えれば「自分とよく似ている先輩」が活躍している事は非常に大きいと言えます。

好印象を持たれる主な逆質問例2:会社の主力事業について詳しく聞いてみる

しっかり面接で質問しましょう。会社の戦略が明確になっているか否かの判断基準にもなります。

例えば「今後の事業展開を知りたいです」といった質問の仕方です。興味のある分野が主力事業と重なる場合は、貴方が活躍出来るチャンスがあるでしょう。

好印象を持たれる主な逆質問例3:自分の長所を下げる質問をする

「自分の長所を下げる質問」というと少しわかりにくいかもしれませんが、「謙遜する」といった意味だと捉えてください。

長所では「自分はこういうスキルがあります」「こういう強みがあります」といった答え方になります。謙遜を交えた質問としては、「何かまだ足りないでしょうか」「何か足りない場所はないでしょうか」などがいいでしょう。

「自分の限界を知っている」という点で、深く「自己理解している」と評価され、「一見強みや長所に思える場所でも、足りなければ努力して補う」という姿勢が、非常に好感を持たれる要因になります。

好印象を持たれる主な逆質問例4:面接官に対して聞いてみる

例えば「私のキャリアだと、どのように評価されますか」といった質問もいいでしょう。スキルによって変化するケースも見受けられるので、自分のキャリアや能力が、どのくらいの評価に値するのか具体的に聞いてみると参考になるでしょう。

IT業界で逆質問する際の注意点について

「逆質問でしてはいけない事」は、「質問を一切しない」「面接官が言った事を忘れて再度質問する」「離職率等、企業の人が望まない事を質問しない」「有給や残業、出勤日数など、利害に関係する事を質問しない」などが挙げられます。

調べたらわかる質問はしない

「質問はありますか」と言われた場合、考える必要はありません。面接で気になる点について、企業から十分な説明が在り、納得出来た場合は、しなくても大丈夫です。

また、選考が進んで複数回面接していると、事項が解らなくなってしまう事もあります。気になる事や確認したい事はきちんとメモしておき、再度質問する場合は、言い回しに配慮しましょう。

具体的に内容をまとめ必ず質問をする

抽象的な質問はしない事です。質問する時は「あのプロジェクトに興味を持ちましたが、以後どう展開するのでしょうか」と具体的な商品名やサービス、プロジェクト名を明確にしましょう。

特に志望動機で「バイト先で、IT機器が導入されて、業務の効率化が為された事で、スタッフの負担が減ったに止まらず、お客様にも喜んでいただけました」などと言う時は、そのIT機器の名前やサービス名を具体的に挙げましょう。

IT業界の面接でよく聞かれる質問を知り企業ごとに対策を立てよう

今回はIT業界で面接のときよく聞かれる質問を中心に解説しましたがいかがでしたでしょうか。

IT業界で面接のときよく聞かれる質問に興味のある方は、本記事を参考にして面接にチャレンジしてみてください。