PHPを使って出来ること11選|プログラミング初心者にオススメの理由も

PHPとは

PHPとはHypertext Preprocessorのことで、主にWebサイトを作成する際に、広く使われているオープンソースの汎用性が高いサーバーサイドのプログラミング言語です。

仕様や文法が簡単で、覚えることや記述するコード量が少ない言語のため、比較的習得が容易とされていて、Web開発に特化した言語として人気で需要が高まっているスクリプトです。

また、MySQLなどデータベースと連携が簡単に行えるので、WordPressを含めたWebアプリケーションの開発でもよく使われています。

PHPの基本的な書き方

PHPの基本的な書き方をご紹介します。PHPを記述する場合、「<?php」で始まって「?>」で終わらせるというルールがあります。記号の間に書かれるスクリプトは複数行でも可能です。「<?=」「?>」のような短縮形もあります。

また、スクリプトの最後には「;」が必要です。

拡張子

PHPで作成するファイル名に、ファイル拡張子として「.php」をつけることにより、サーバーがPHPファイルとして認識して処理します。

HTMLで記述したファイルの途中の中にも、PHPで作成したファイル名に拡張子「.php」をつけておくことで、マークアップとして記述され、ファイルを埋め込ませることが出来ます。

タグとセミコロン

タグとセミコロンをご紹介します。PHPは、ファイルを解析し、開始タグ「<?php」と終了タグ「?>」を探し、タグが見つかると、コードを実行したり終了したりします。

タグの使用により、PHPは、あらゆる形式のドキュメントの中に埋め込みすることが出来ます。開始タグ「<?=」終了タグ「?>」のように、短縮形にすることも可能です。

PHPでは、一つ一つの命令コードに、セミコロン(;)をつけることになっています。<?php echo’’1つめ’’; echo ’’2つめ’’; echo ’’3つめ’’;?>のように、1つずつのechoの命令コードに対して「;」をつけます。

コメントの残し方

コメントは、プログラムを記述した際に、後から見た時に内容がわかりやすいように、残す記述です。PHPファイルの中に、コメントを残す場合は、残し方の決まりがあります。

プログラム行頭に「//」と書く方法や行頭に「#」と書く方法があります。「//」コメントまたは、「#」コメントのようにします。

また、複数行に渡って、コメントを記述したい場合は、「/* 」コメント「*/」のように、コメントを「/* 」「*/」で挟み記述します。

PHPをプログラミング初心者にオススメする理由4つ

ここではPHPをプログラミング初心者にオススメする理由4つをご紹介していきます。

PHPは、Web上で動くサービスやWebサイト作りが得意な言語で、人気が高く需要が高い割に、無料で情報も多く、文法がシンプルなので、初心者でも勉強しやすくおすすめです。

PHP設定の自由度が高く、拡張モジュールも多いので、Facebookから始まり、WordPress、ECサイト、WebアプリケーションやWebサイトなど広く利用されています。

それでは、オススメする理由について詳しく紹介します。

PHPをオススメする理由1:初心者でも分かりやすい

PHPをプログラミング初心者にオススメする理由1つめは、初心者でも分かりやすいことです。

構文がシンプルで理解しやすく、比較的習得難易度が低めで、実際にプログラムを動かしながら習得していけるので初心者が学習するのに向いています。

PHPではエラーメッセージが表示され、エラーが起きた場所も特定してくれるので、修正を行いやすく、エラーを探すことが出来ないという初心者がつまずきやすいポイントやストレスが軽減出来ます。また、Web上に無料で多く情報があるのもメリットです。

PHPをオススメする理由2:人気や需要が高い

PHPをプログラミング初心者にオススメする理由の2つめは、人気や需要が高いことです。

FacebookやWordPressもPHPが元となり作られていたり、世界中の大小様々なWebサイトやWebアプリ、ECサイトで使われていて人気も高く、実用性が高く需要が高いといえるでしょう。

人気があり利用者が多いため、ネット上でも情報が多く、互換性が高いため、命令系統さえきちんとすれば、コンパイル作業の必要がなくプログラムを起動させることが出来ます。

PHPをオススメする理由3:選択肢が広い

PHPをプログラミング初心者にオススメする理由の3つめは選択肢が広いことです。

PHPの動作をコントロールする設定オプションの選択肢が広いので、様々な用途に活用出来ます。PHPによって、Webアプリケーション作成に加え、検索機能など機能的なものを加えたり、Web上で見えないところでもファイルの処理などが行われます。

PHPをオススメする理由4:拡張モジュールが多い

PHPをオススメする理由4つめは、拡張モジュールが多いことです。

PHPの機能を拡張することが出来る拡張モジュールが多くあります。標準でも、エクステンションが多く組み込まれていますが、利用頻度が高いものなどは、必要に応じて追加し、新しく組み入れることが可能です。

PHPを使って出来ること11選

PHPを使って出来ること11個をご紹介します

PHPは、アクセスのタイミングや状況の変化で表示が変わる動的なWebページを作ることが出来ます。掲示板、問い合わせフォーム、ショッピングカートなどのWebアプリケーションが作れます。

また、Webページにログインや予約サイトを持つ機能を持たせたり、ファイル作成から処理をするなどWebページには表れない裏方作業もすることが出来ます。

それでは、出来ることの詳細をみていきましょう。

PHPを使ったアプリケーション

PHPを使って出来ることは、PHPを使ったアプリケーションを作ることが出来ることです。

PHPを使うとWebブラウザ上で操作する動的なWebアプリケーションを作ることが出来ます。ユーザーが入力したものやデータベースの情報を元にWebシステムを製作することに向いているので、ECサイトのショッピングカートや社内管理システムなどが製作出来ます。

それでは、PHPで作ることが出来るWebアプリケーションについて詳しくみていきましょう。

PHPで出来ること1:SNS

PHPで出来ること1つめはSNSです。

元々Facebookは、PHPで開発されていました。SNSは、ユーザーの登録、削除、更新やチャット機能、投稿の作成更新、削除などの機能が必要になります。

これらのSNSに必要な機能は、PHPで開発出来るので、TwitterのようなSNSも作ることが出来ます。

PHPで出来ること2:ブログやホームページ

PHPで出来ること2つめは、ブログやホームページです。

WordPressというブログ作成ソフトはPHPで開発されています。WordPressを使うことで、Webサイトやブログを簡単に作ることが出来ます。

また、PHPはHTML内に埋め込んで、動的な動きを加えることが出来るので、必要に応じてWordPressもカスタマイズすることが出来ます。

PHPで出来ること3:ショッピングサイト

PHPで出来ること3つめは、ショッピングサイトです。

ネット上で商品を販売するECサイトであるショッピングサイトに必要なショッピングカートを作ることが出来ます。商品を入れると、個数、金額など自動的に数えて計算する機能をPHPで開発出来ます。

PHPで出来ること4:社内管理システム

PHPで出来ること4つめは、社内管理システムです。出席を管理出来るシステムや顧客の管理システムなどの社内で扱う管理システムは、ほとんどPHPで作成することが出来ます。

Webブラウザ上で管理システムを利用することが多く、PHPは比較的簡単に作成出来るので、人気があります。

PHPを使った機能ページ

PHPを使った機能ページについて紹介します。

IDとパスワード入力によってログイン出来る機能を持たせたり、予約システムやスケジュール管理、お問い合わせフォーム、検索機能などを加えたりして、より機能的なページを作成出来ます。

それでは、PHPを使った機能ページの詳細をみてみましょう。

PHPで出来ること5:ログイン機能

PHPで出来ること5つめは、ログイン機能です。メールやサイトにログインする際に、メールアドレスや電話番号を入力し、パスワードが合っていれば、ログイン出来る機能があります。この流れもPHPで作ることが出来ます。

PHPで出来ること6:検索機能

PHPで出来ることの6つめは、検索機能です。ECサイトなどの画面の上に検索フォームがあります。探しているものが見つけやすく便利な機能です。

検索フォームがなければ、一つ一つ探しだすことになり手間がかかることになり、不便に感じるので、サイト自体を利用してもらえなくなる可能性もあります。

このように検索フォームは、Webサイトにおいて重要ですが、この機能もPHPで作ることが出来ます。

PHPで出来ること7:予約システム

PHPで出来ること7つめは、予約システムです。

美容室、エステ、英会話、オンラインレッスンなど、Web上で色々なお店などの予約をする際に、利用出来る予約システムをPHPで作ることが出来ます。顧客はWeb上で操作は可能で、時間を気にせず行えるので、便利な機能です。

PHPで出来ること8:お問い合わせフォーム

PHPで出来ること8つめは、お問い合わせフォームです。

お問い合わせフォームに、名前などの必要事項を入力して送信すると、「送信しました。」「お問い合わせ頂きありがとうございます。このメールは自動的に返送されています。」などと、受信したメールに自動的に返信する機能があります。

この機能的な一連の流れをPHPで作成が出来ます。

PHPで出来ること9:スケジュール管理機能

PHPで出来ること9つめは、スケジュール管理機能です。

スケジュールカレンダーや営業日カレンダーの日付のところに、自由にテキスト入力欄を追加出来ます。そのことにより管理機能を追加出来ます。管理画面で、定休日や臨時休業日など、任意のテキストが反映され、複数行の記述も可能です。

社内の予定管理以外も、スポーツクラブや音楽スクールなどの講師のスケジュール管理など色々な利用方法があります。

PHPで行う裏方作業

PHPで行う裏方作業について紹介します。

WebアプリケーションなどのWeb上に出てくる情報や機能の裏では、裏方作業があります。画像ファイルの処理やファイルのアップロード、ダウンロードのファイル処理に加え、サーバー内のデータを確認した上で、自動的にメールを送信が可能になるようなバッチ処理が出来ます。

それでは、裏方作業について詳しくみていきましょう。

PHPで出来ること10:ファイル操作全般

PHPで出来ること10個めは、ファイル操作全般です。ログファイルの作成、画像ファイルの生成、ファイルのアップロード、ダウンロード、サーバ内に保存されている設定情報の読み込みなど各種のファイルの作成や操作も出来ます。

ファイル作成で出来る範囲は広く、難易度が高いといわれる画像ファイルの処理も簡単に出来ます。

PHPで出来ること11:バッチ処理

PHPで出来ること11個めは、バッチ処理です。

Web上には出てこない裏の作業があります。サーバーの中にある情報から、定期的にデータを確認して、入荷状況を知らせてくれるメールを自動的に対象者に送信が出来るような処理をバッチ処理と呼ばれていて、PHPで作成が出来ます。

PHPとセットで覚えておきたい言語

ここではPHPとセットで覚えておきたい言語、HTMLとJavaScriptをご紹介してきます。いずれもWebサイト作成の際に、使用することが出来る言語で、より複雑でカスタマイズ出来るサイト作成につながり、仕事の幅が広がります。

PHPは動的な動きを加えるWebアプリケーションを作成することが出来ますが、HTMLを覚えていれば、静的なWebサイトを構築することが出来るようになり、CSSと合わせればサイト内の細かいデザイン性の指定が可能になり、よりカスタマイズしたものが作れます。

HTML内にPHPを埋め込むこと出来るようになり、PHPで作成したショッピングカートや予約サイトなどを付け加えることも出来ます。JavaScriptを使えば、画像が横に動くスライダーやアニュメーションを加えることが出来るので、動きのある面白いサイトを作成出来ます。

それでは、それぞれの言語の特徴を紹介します。

JavaScript

JavaScriptをご紹介します。

JavaScriptは、Webサイトで画像を横にスライドしたり、コメントをポップアップウィンドウで出力したり、アニメーションによる動きが加わったり、ソートや検索機能を追加したり、リアルタイムで動くグラフなどを追加することが出来ます。

動きのある面白いサイトを作ることが出来る言語です。

HTML

HTMLをご紹介します。HTMLは、Hyper Text Markup Languageのことで、Webページを作るための基本的なソースコードを書く言語です。

WebページはHTMLタグで構成されている文書で、文書を構成するソースコードによって、Webページの表示をしたり動作を命令することが出来ます。Webブラウザで読み込まれると、Webページが表示されます。

HTMLは、タグ付けにより、ブラウザ上に指定されたテキストをそのまま出力出来るマークアップ言語で、静的なWebページ作成をすることが出来ます。

PHPを学んで魅力的なWebページを作ろう

PHPはWebブラウザ上で動くアプリケーションや機能を簡単に作成出来るプログラミング言語です。ショッピングサイトのカートの作成や、予約システム、ログイン機能など動的な動きのあるアプリケーションや機能を作成しWebサイトに加えることが出来ます。

WordPressなどブログやサイト自体もPHPで開発されていて、PHPを使うことが出来れば自由にカスタマイズすることも可能です。

初心者でも比較的習得しやすく、人気や需要も高い言語です。PHPを学び、魅力的なWebページを作りましょう。