インフラエンジニアへと転職する際に必要な知識やスキル7つを紹介!

インフラエンジニアとは?

インフラエンジニアという職業をご存知でしょうか。IT業界に詳しくない限り、あまり馴染みのある職業ではないかもしれませんね。電気や水道など、生活にかかせない設備のことを「インフラ」というように、ネットワークのインフラを整備するエンジニアのことをインフラエンジニアといいます。私たちがインターネットを使う上でなくてはならない縁の下の力持ちなんです。

インフラエンジニアの役割

私たちの生活のうえで、インターネットは欠かせないものになっています。スマホやパソコンはもちろん、スマート家電などもインターネットネットワークを必要としますね。ネットワークが不具合を起こしたり、使えなくなってしまったら、生活がままならないといっても過言ではありません。安全で快適に使えるネットワーク環境を整備することがインフラエンジニアの役割です。

インフラエンジニアの現在の需要とは?

インフラエンジニアに転職を考えている人にとっては、インフラエンジニアの需要は気になりますよね。生活の中にどんどんIT化が進む中で、インフラエンジニアの需要は高まっています。メガベンチャーと呼ばれるような大きな企業でも、インフラエンジニアを採用する傾向が高まっています。インフラエンジニアならどれほどいてくれてもかまわない、優秀な人材はのどから手が出るほど欲しい、というのが現在の状況でしょう。

インフラエンジニアの将来性

ネットワークを支える縁の下の力持ちであるインフラエンジニアは、ITがなくならない限りは必要とされる職種です。これからも私たちの生活はどんどんIT化していくことが予想されます。IT化が止まらない限り、インフラエンジニアの将来性は明るいでしょう。AI化なども進んでいますが、そのAIを作るのもインフラエンジニアです。インフラエンジニアは安定した、転職するのにはおすすめの職種といえます。

インフラエンジニアの仕事内容5つ

ネットワークのインフラを作る仕事といわれても、なかなかピンとこないのではないでしょうか。インフラエンジニアが実際にどんな仕事をしているのか、主な仕事内容を5つご紹介しようと思います。インフラエンジニアに転職を考えているなら、インフラエンジニアがどんな仕事をしているのか知らなければどうにもなりません。ここでしっかりと、インフラエンジニアの仕事内容を確認しておきましょう。

仕事内容1:要件定義

要件定義とは、あまり聞きなれない言葉かもしれません。クライアントからサービスの目的を聞き取り、必要なインフラの機能や性能などを一覧にして書き出していきます。この作業を要件定義といいます。この要件定義をもとに設計書を作り、設計をおこなっていきます。つまり、設計をおこなう前の「下書きを作る作業」が要件定義で、インフラエンジニアの大事な仕事になります。

仕事内容2:設計

そのサービスを始めるにあたって、どれくらいのユーザー数やアクセス数になるのかを予想します。その予想からインフラエンジニアは、サーバーの種類や通信量などのネットワークのインフラを設計していきます。その際に、どの程度のインフラが必要か、予算内で収まるのかなども考えるのもインフラエンジニアの仕事です。このように、サービスの初期段階から携わるのがインフラエンジニアです。

仕事内容3:構築

設計されたとおりに、ネットワークのインフラを作り上げていく工程が構築です。必要なアプリケーションをインストールしたり、サーバーをネットワークに繋ぐために必要な作業をしていきます。私たちはアプリケーションをダウンロードすれば、必要なサービスを使うことができます。そのアプリケーションを一から作り上げているのがインフラエンジニアです。必要な機能の選別など、インフラエンジニアの仕事は重要です。

仕事内容4:テスト

構築が完了したら、意図したようにきちんとインフラが作動するかどうかのテストが必要になります。アクセスが集中したときの負荷テストや、インフラがきちんと機能しているかどうかの確認などもインフラエンジニアの仕事です。どんなに緻密な設計書を書いて、設計書どおりにインフラを構築しても、サービスが動き出すと意外なバグや不具合が見えてくることがあります。大きなトラブルを避けるためにも、テストは大事です。

仕事内容5・運用・保守

ネットワークは作ったら終わりではありません。ネットワークが正常に運用されているか、トラブルが起きていないかなどの保守管理が必要です。むしろ、その後の運用や保守のほうが大切な仕事といえるでしょう。また、セキュリティ対策などにも気を使わなければなりません。不具合などトラブルが起きた場合には、いち早く原因を特定して対処するのもインフラエンジニアの仕事です。

インフラエンジニアへ転職する際に必要な知識・スキル7つ

IT社会に欠かせないインフラエンジニアの存在は、これからどんどん重要になってきます。インフラエンジニアになれるだけの知識を身に付ければ、職に困ることはないでしょう。そのため、インフラエンジニアに転職したいと考える人も少なくありません。インフラエンジニアに転職する際に必要な知識やスキルはどんなものでしょうか。インフラエンジニアに転職したいなら、どんな知識やスキルが必要なのか知っておく必要があります。

必要な知識・スキル1:プログラミングのスキル

必要なアプリケーションをインストールしたり、プログラムを書き込んだりするインフラ構築の作業には、プログラミングスキルが必要になってきます。ネットワークのプログラミングには、プログラミング言語を使います。プログラミング言語には、PythonやJavaなどいくつかの種類がありますが、インフラエンジニアに転職したいなら最低でも2つくらいは覚えておく必要があります。

必要な知識・スキル2:インフラ設計のスキル

インフラエンジニアですから、インフラ設計のスキルがなくては話になりません。インフラエンジニアに転職するなら、まずは何を持ってしてもインフラ設計のスキルが必要です。ネットワークをスムーズに安心して使えるようにするために、ネットワークの基盤を設計するのがインフラエンジニアです。インフラ設計のスキルは必要不可欠なので、転職する前に身につけておきましょう。

必要な知識・スキル3:インターネット系の知識

インフラエンジニアへの転職を目指すなら、インターネット系の知識は身につけておく必要があります。クラウドやOS、ミドルウェアの知識などインターネットに関連する知識は多ければ多いほど、インフラエンジニアに転職した際に役に立ちます。また、ファイアウォールやセキュリティに関する知識も、インフラエンジニアに転職するなら役立つでしょう。とにかく多くのインターネット系の知識を取り込んでおきましょう。

必要な知識・スキル4:WAN系の知識

WANとはWideAreaNetwork(ワイドエリアネットワーク)の略です。LANとLANをつないでいるのがWANで、WANがなければインターネットは外と繋がらず、インターネットの利便性をなくしてしまうといってもいいでしょう。このWANの管理をおこなう技術や知識も、インフラエンジニアには必要なスキルです。インフラエンジニアへの転職を考えているのならWAN系の知識も必要です。

必要な知識・スキル5:LAN系の知識

LANとは、LocalAreaNetwork(ローカルエリアネットワーク)です。家庭内や社内など、限られた範囲で接続できるネットワークのことをいいます。たとえば、家でパソコンやゲーム機をインターネットにつなぐときに利用しているのがLANです。インフラエンジニアはシステムの構築など、大きなスケールの仕事をするイメージですが、LAN系の知識も必要です。どんな大きな仕事も基本が大切です。

必要な知識・スキル6:マネジメント力

ネットワークの設計から、構築・保守管理までをおこなうインフラエンジニアは、プロジェクトのリーダーになることも少なくありません。スタッフをまとめる立場で仕事をするには、マネジメント力も必要になってきます。インフラエンジニアへの転職を考えているのならば、プロジェクトの進歩状況や仕事の進め方などといったマネジメント力を身につけておいて損はありません。

必要な知識・スキル7:ヒアリング力・提案スキル

ネットワークのインフラを作るには、必ず目的があります。クライアントの持っている目的を明確に聞き取るヒアリング力と、そのためにどんなインフラを作るべきなのか提案するスキルもインフラエンジニアには必要です。インフラエンジニアに転職するためには、相手が何を考えているのかを聞き取るヒアリング力を身につけておきましょう。さらに、相手に納得してもらえるような提案をおこなえるスキルも大事です。

インフラエンジニアに転職後のキャリアパス

設計、構築、運用・保守とネットワークを運用するのに必要な、すべてにかかわる仕事をするのがインフラエンジニアです。インフラエンジニアへ転職した後は、ネットワーク関連の仕事ならば、どの方面へも進むことができます。インフラエンジニアへ転職後のキャリアパスにはどんな道があるのでしょうか。インフラエンジニアへ転職する前に、未来のキャリアパスもしっかり見据えておきましょう。

ITコンサルタント

ITの技術と知識で経営課題の解決に必要な改善案や、システムを提案するのがITコンサルタントです。企業の問題解決のためにITの技術と知識を総動員するITコンサルタントは、インフラエンジニアが転職するのにふさわしい職種です。ITコンサルタントは、経営の補佐などをおこなうことが主な仕事になります。インフラエンジニアとして知識を身に付け、経営に携りたいと思ったならITエンジニアに転職することをおすすめします。

マネージャー

マネージャーはプロジェクトの責任者です。プロジェクトの意志決定権を持つ管理職でもあります。ネットワークの設計・構築・管理・保守のすべての知識を持つインフラエンジニアが、キャリアを積んで昇進しマネージャーになることが多いです。インフラエンジニアへ転職を考えるのならば、いずれはマネージャーへ昇進することを目標にするのもいいかもしれません。目標が大きいほど、転職する意欲もわくでしょう。

インフラエンジニアへの転職を成功させよう

インフラエンジニアが担うのは、ネットワークの基盤です。インフラはなくてはならないものです。この世からインターネットが無くならない限り、インフラエンジニアの仕事は無くなりません。インターネットの縁の下の力持ちであるインフラエンジニアは、私たちの生活を支えてくれているといっても過言ではありません。必要な知識や技術を身につけて、インフラエンジニアへの転職を精巧させてみませんか。

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