SEの年収は上げることができる!年収を1000万円に上げる方法8つ

SEの平均年収は?


SEの平均年収は、2019年現在422万円となっています。全体の平均年収が408万円なので、比較するとSEの平均年収は全体よりも20万円ほど高いです。また男性の平均年収が437万円、女性は381万円と50万円以上の差があります。

20代SEの年収はどれくらい?

20代SEの平均年収は367万円となっています。20代全体の平均年収は346万円となっているため、同年代で比較した場合もSEは高収入な職業であるといえるでしょう。また、30代SEの平均年収は486万円となっており、20代から30代にかけて平均年収が100万円以上大幅にアップしているのも特徴です。これらの特徴としてSEは実力社会であり、どれだけの経験やスキルを持っているかが年収に反映されると言えます。

年収1000万円を目指せるSEが年収を上げる方法8つ


SEは努力次第で年収1000万円を目指すことも可能な職業です。なぜなら先ほども説明した通り、SEは豊富な知識や高い技術力が年収に反映される、実力がものをいう社会だからです。そのため多くの知識を身に着け、スキルを磨き、経験豊かなSEになることで年収を上げることができます。ここでは、SEが学ぶべき知識やスキル、またキャリアの積み方など、SEが年収を上げる方法を具体的に紹介していきます。

SEが年収を上げる方法1:高いプログラミングスキルを身に着ける


SEは高いプログラミングスキルを身に付けることで、年収を上げることができます。なぜなら、通常プログラミングはプログラマーが行う業務です。本来の業務でないプログラミングをSEが行えるということで、周囲から高い評価を得られるからです。また、高いプログラミングスキルを持つSEは少ないため、希少価値が生まれ年収を上げることにつながります。年収を上げるためにはこの「希少価値」を意識するとよいでしょう。

SEが年収を上げる方法2:経営者と同程度の経営スキルを身に着ける


SEが年収を上げるために、経営者と同程度の経営スキルを身に着けるのも効果的です。経営者の立場からみた場合、経営スキルを持っているSEはとても貴重で頼もしい存在といえます。SEとしてのスキルを磨くだけでなく、さらなる付加価値を得るために、経営戦略・マーケティング・会計などを積極的に学んでいきましょう。また、経営スキルを身に着けることは、フリーランスとして独立した場合にも大いに役立ちます。

SEが年収を上げる方法3:転職をする

SEは転職をすることで年収を上げることが可能です。なぜなら現在IT業界は人材が不足しており、企業が優秀なSEを確保するためには、ある程度高い給料を払う必要があるからです。そのため、知識を増やし高いスキルをもったSEになることで、転職での年収アップが見込めます。また、同じSEでも業種によって給料に差が生まれますので、SEの中でも給料が高い外資系・金融系の企業に転職するのを目指すのもよいでしょう。

SEが年収を上げる方法4:フリーランスで仕事をする


会社勤めで経験を積みSEとしての実力が備わったら、フリーランスで仕事をすることを考えてみましょう。会社員である限り給与額は会社に決定権があります。しかしフリーランスになることで、自分で仕事の価格設定が可能になります。これにより月収100万円を超す収入を目指すこともできます。しかし、フリーランスは自分で仕事を獲得しなければならないため、最初はフリーランス向けの紹介サービスを利用するのもよいでしょう。

SEが年収を上げる方法5:人脈を広げる

人脈を広げることは、SEが年収を上げることにもつながります。仕事を請け負う際に仲介業者が入ると、仕事の単価が低くなってしまいます。人脈を広げ直接仕事を獲得する機会を増やすことで、仕事の単価が上がり年収を上げることにもつながります。また、フリーランスの場合も人脈の広さが年収を上げることにつながります。全く何もない状態から仕事を始めるよりも、人脈があることで仕事が軌道に乗るスピードが速くなります。

SEが年収を上げる方法6:一人でシステム開発の経験をしてみる

SEが年収を上げるために、一人でシステム開発の経験をしてみるのもよいでしょう。一人でシステム開発をするには、プログラミングだけでなくネットワークやデータベースなど多くの知識が必要となります。このような豊富な知識・経験を持つSEは少なく、企業から高い評価を得ることができます。さらに多くの経験を積むことで、フリーランスになった時に幅広い仕事を請け負えるというメリットにもつながります。

SEが年収を上げる方法7:コミュニケーション能力をさらに高める


コミュニケーション能力をさらに高めることは、SEが年収を上げることと深く関係しています。なぜならコミュニケーション能力を高めることで、クライアントと親密な関係になることができれば、仕事を直接依頼される場面が増えるからです。また、職場での円満な人間関係は仕事のパフォーマンス上昇にもつながります。そのためには、ビジネス上の表面的なスキルよりも、本質的なコミュニケーション能力を高めることを意識しましょう。

SEが年収を上げる方法8:外資系のSEになる

SEが年収を上げる方法として、外資系のSEになるということが挙げられます。外資系企業は本社が海外にあるため、日本でビジネスをするには少なからずリスクを伴います。そのため、外資系企業はリスク軽減のために高い年収を払ってでも優秀な人材を採用したいと考えています。外資系企業が欲しがるSEになるために知識を増やし、豊富な経験を積み、SEとしての価値をしっかりと高めていきましょう。

年収を上げるためにSEにおすすめの資格


SEの仕事は必ずしも資格が必要なわけではなく、実務経験が重要視される世界です。しかし資格を保有することで客観的な評価を得ることができるため、年収を上げられる場合もあります。また資格を取得するために勉強することは、普段の業務では得られない新たな知識を得られるというメリットもあります。ここでは、数ある資格の中からSEにおすすめのものを紹介していきます。

おすすめの資格1:ITコーディネーター


ITコーディネーターとは、ITと企業経営の両方に深い知識を持ち、経営者の立場にたって経営のIT化を実現するプロフェッショナルです。「ITコーディネーター試験の合格」と「ケース研修の受講・修了」という2つの条件をクリアすることで、ITコーディネーターの資格認定を得ることができます。

おすすめの資格2:ITストラテジスト

ITストラテジストとは、高度なITスキルと経営知識を合わせ持ち、企業のIT戦略のナビゲートを行う専門家です。ITストラテジスト試験は、日本企業のIT技術活用を促すために行われている情報処理の国家試験の1つで、その中でも最難関級の資格の1つだといわれています。

おすすめの資格3:中小企業診断士

中小企業診断士は、企業の経営コンサルタントに関する唯一の国家資格です。中小企業診断士の資格を取るためには、1次試験、2次試験、実務補習・実務従事の3つのステップを踏む必要があります。資格学習の過程で、企業経営に関する幅広い知識を身に着けることができます。そのため、フリーランスで働く場合にも中小企業診断士の資格は大いに役立つでしょう。

おすすめの資格4:Oracle(Silver~Platinum)

ORACLE MASTERは、日本国内トップシェアを誇るデータベースソフトである、Oracle製品を扱う技術力を認定する資格です。Oracle製品のシェア率は約45%なので、資格取得することはとても大きな意味を持ちます。難易度はBronze、Silver、Gold、Platinumの4段階で設定されており、SEが年収を上げるためにはSilver以上の難易度の資格試験に臨むのがよいでしょう。

おすすめの資格5:マイクロソフト認定プロフェッショナル (MCP)


マイクロソフト認定プロフェッショナルとは、マイクロソフト製品に関する知識やスキルを認定する全世界に通用する共通資格です。世界中のITエンジニアが受験をしている資格であるため、MCPを取得しているということは大きなステータスとなります。MCPを取得するためには、MCSAとMCSE/MCSDを取得していないといけないなど複雑な面もありますが、とても価値がある資格といえるでしょう。

おすすめの資格6:アーキテクト(Cisco Certified Architect)

アーキテクトは、世界でも有名なネットワーク機器開発会社シスコシステムズの製品に関する、技術者認定における最高水準の認定試験です。受験資格を得るためには、CCDE資格の所持や約10年の業界経験が必要などの条件があり、筆記・実技・面接の3種類の試験が行われます。ネットワークの知識だけでなく企業経営の知識も問われる非常に難易度が高い資格であり、ハイレベルの技術を保有している証明になります。

おすすめの資格7:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験の一区分です。IT業界で働くために必要である基礎的な知識・技術が問われており、数ある資格の中でも多くのエンジニアが取得している資格です。また、プログラミングに関する知識だけでなく、経営やマネジメントに関しての知識も必要となります。SEの方で、年収を上げたいと決意したならば、まずは基本情報技術者試験から始めてみるとよいでしょう。

ITエンジニアの平均年収はどれくらい?


ITエンジニアの平均年収は470万円です。しかし、ITエンジニアと言っても「システムエンジニア」「プログラマー」「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」といった4つの職種に大きく分かれており、それぞれの職種によって平均年収も変わってきます。ここでは、職種別のITエンジニアの平均年収について説明していきます。

職種別ITエンジニアの平均年収

職種別ITエンジニアの平均年収は以下の通りです。・システムエンジニア:550万円・プログラマー:414万円・サーバーエンジニア:469万円・ネットワークエンジニア:449万円職種別で見ると、システムの設計からテストまで一貫して従事するシステムエンジニアが他の職種に比べると高収入となっています。反対に、システムエンジニアの設計に基づきプログラミング作業を行うプログラマーの平均年収が最も低いです。

SEの年収は努力次第で1000万円になれる


SEの年収は他の職種と比べると高い傾向にあり、今後もIT業界の人材不足などから高水準をキープすると考えられます。またSEの年収は、新たな知識やスキルを身に着ける努力をすることで1000万円になることも可能です。新たな資格を得るための勉強を始める、転職情報を収集するなど、年収を上げるために今すぐ始められることも多くあります。まずは年収アップへの最初の一歩を踏み出してみましょう。