第二新卒の転職理由でおさえるべき伝え方のポイントを7つ紹介!

第二新卒の転職理由は慎重に!


苦労して就活戦線を潜り抜けて就職先を見つけることができたものの、今の仕事が自分に合わないと感じている、または職場の人間関係に不満がある、といった理由で転職したいと考えている人も少なくないことでしょう。第二新卒は転職市場での価値が高いものの、転職理由によっては企業から敬遠されることもあります。この記事では第二新卒の転職理由でおさえるべき伝え方について紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

転職で不利ではない第二新卒


結論から言うと、転職市場において第二新卒は決して不利な立場にはありません。職種や業界にもよりますが、30代半ばを超えると転職が難しくなると言われています。第二新卒はある程度社会人としてのマナーと経験があり、なおかつ伸びしろや可能性があるため、「第二新卒を積極的に採用したい」と考えている企業も少なくありません。ただし、辞めた理由や転職理由の伝え方によっては転職が難しくなってしまうでしょう。

転職理由を自分の中で明確にする

第二新卒での転職を成功させるためには、まずは転職理由をクリアにすることが大切です。企業は、転職理由が明確かつポジティブであり、採用後に企業にとって確実にプラスとなる第二新卒を採用したいと考えています。書類選考をパスして面接にこぎつけたとしても、転職理由を面接官に尋ねられた際に、漠然とした回答しかできなければ、採用される確率は低くなってしまうでしょう。

転職後のキャリアも考えておくと良い


第二新卒で転職を行うにあたっては、転職理由だけではなく、転職後にどのようなキャリアを実現したいかという点についても考えを深めておきましょう。「今の職場や仕事内容が嫌だから」というネガティブな転職理由で仕事を変えても、自分の人生にとってプラスとなるキャリアを歩むことは難しいからです。自らが望むキャリアを明確にした上で、それを実現するために戦略的に転職活動を行いましょう。

第二新卒の転職理由の伝え方でおさえるべきポイント7つ


転職市場において第二新卒は企業にとって好ましい存在ではありますが、転職理由の伝え方次第では面接官に悪い印象を与えて、せっかくのチャンスを逃してしまいかねません。では、どうすれば採用担当者にポジティブな印象を与えることができるのでしょうか。ここからは、第二新卒が転職理由を伝えるときにおさえておきたいポイントを7つピックアップしてご紹介していきます。

転職理由の伝え方1:ネガティブな理由のまま伝えない


第二新卒が転職理由を説明するにあたってまず気をつけたいのが、ネガティブな転職理由をストレートに伝えないということです。職場の人間関係や残業に対する不満、パワハラなどネガティブな退職理由をそのまま採用担当者に伝えてしまうと、「この人を採用してもすぐに不満を抱いて仕事を辞めてしまいそうだ」と思われてしまいかねません。退職・転職理由を前向きなものに言い換える工夫が必要です。

転職理由の伝え方2:環境のせいにしない

面接官に転職理由を尋ねられた際に、「以前の職場環境がひどくて我慢できなかった」といった伝え方をしてしまうと、ネガティブな印象を持たれやすいので注意が必要です。たとえ客観的に見て以前の職場環境が悪かったとしても、環境のせいにしてはいけません。環境の良し悪しに関わらず、置かれた状況で自己成長できる人材を企業は求めています。

転職理由の伝え方3:転職理由から志望動機の話に繋げる

第二新卒が転職理由を伝える際には、なぜ転職するのかという転職の動機と志望動機を関連させると、面接官に熱意が伝わりやすいでしょう。たとえば、「新卒で働き始めてから新しくやりたいことが見つかり、前職ではどうしてもそれを実現することができなかったから転職することにした」と転職理由を説明してみてください。その上で、「貴社でならば自分が本当にやりたいことが実現できる」といった形で自己アピールをしましょう。

転職理由の伝え方4:転職理由と志望動機に一貫性をもたせる

転職の理由と志望動機に一貫性をもたせることも、第二新卒が転職を成功させるために必要なポイントとして挙げられるでしょう。採用担当者は、第二新卒がなぜ転職をしてなぜ自社に入社を希望しているのかを見極めようとするため、転職理由と志望動機に齟齬があれば、採用されにくくなってしまいます。

転職理由の伝え方5:積極性をアピールする


第二新卒が希望する企業に転職を成功させるためには、自分を積極的に売り込む姿勢も必要です。転職市場において、自分のキャリアやスキル・長所について謙遜したり自己卑下することはデメリットでしかありません。企業に求められる第二新卒になるためには、「是が非でも貴社で働きたい」と積極性をアピールした上で、「自分は貴社にとって役に立つ人材である」ということを説得力をもって伝える必要があります。

転職理由の伝え方6:嘘をつかない

採用担当者によい印象をもってもらいたいからといって、嘘をついてしまうのはNGです。第二新卒を含む多くの転職希望者をチェックしてきた採用担当者は、相手が本当のことを言っているのか、それとも自分をよく見せるために嘘をついているのかを簡単に見抜けるでしょう。嘘がバレると「信頼のできない不誠実な人物」というレッテルを貼られてしまうので、要注意です。

転職理由の伝え方7:今後のキャリアを見据えた話をする


第二新卒を積極的に採用する企業は、まだ若く伸びしろのある第二新卒の将来性に期待をかけています。裏を返せば、伸びしろが少なく、どのようなキャリアを実現したいのか不明瞭な第二新卒は敬遠されやすいと言えるでしょう。だからこそ、最終的にいかなるキャリアを築きたいのかを踏まえ、将来を見据えた転職理由を説明することが肝要です。

面接時の振る舞いにも気を使いましょう


第二新卒にかぎった話ではありませんが、転職を成功させるためには面接での振る舞いも大切です。「書類選考は問題なくパスできるのに、なぜかいつも面接で落とされてしまう」という人は、面接での振る舞いに問題がある可能性が高いでしょう。ここからは、転職時の面接での注意点についてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

ビジネスマナーをアピールする

企業が第二新卒を採用したがるのは、新卒と比べると社会人としてのマナーや常識がしっかりと身についていることが多く、最初から教育し直す必要性が少ないからです。だからこそ、面接時にはしっかりとビジネスマナーを身につけていることをアピールしましょう。転職エージェントなどを利用して、面接時のビジネスマナーについてチェックしてもらうのもおすすめです。

服装・身だしなみに清潔感をもたせる


「人は見た目が100パーセント」という言葉があるように、不潔でだらしない恰好で面接に臨むと、たとえ優秀な人物であったとしても面接官からは「社会人として非常識だ」と思われてしまうでしょう。清潔感のある身だしなみでいることは社会人としての基本的なマナーですので、面接時には特に服装やヘアスタイルに気をつけましょう。

ハキハキとした受け答えをする

職種にかかわらず、最近では多くの企業でコミュニケーション能力の高い人材を求めるようになってきています。高学歴で優秀な人物であったとしても、面接官からの質問に答えられずに沈黙してしまったり、目を合わさずにゴニョゴニョと小声で回答してしまっては印象が悪くなります。面接官の顔をきちんと見て、ハキハキと受け答えをするように練習してみてください。

表情は明るく元気に

面接官も人間ですので、どんよりとした陰気なオーラをまとった転職希望者よりも、元気で明るい転職希望者のほうが好ましく感じるものです。面接官によい印象をもってもらうためにも、また社会人として魅力的な存在であることをアピールするためにも、明るい表情を心がけ、元気さをアピールするようにしてみてください。

転職理由の伝え方に気をつけながら第二新卒での転職を成功させましょう!


今回は第二新卒の転職理由の伝え方について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。第二新卒は転職市場で価値が高い存在です。希望する企業への転職を確実なものにするために、ぜひ転職理由がポジティブに聞こえるように伝え方に工夫をしてみてください。