Microsoft Azureの利用方法

はじめに

Microsoft社が提供しているMicrosoft Azure(以下、Azure)では多様な製品が用意されており、多くのサービスを享受することができます。本稿はAzureの無料アカウントの作成方法から無料アカウントで利用できる製品を紹介していきます。

Azureの無料アカウントの作成方法

ここからはAzureの無料アカウントの作成方法を紹介していきます。作成手順は公式サイトにアクセスして必要な情報を入力していくだけなので5~10分で作成できるかと思います。以下は一連の流れとなります。

  1. ウェブブラウザでAzureの公式サイトである「https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/」を開きます
  2. 開いたページの上部にある「無料で始める」を選択します。
  3. ご自身のMicrosoftアカウントまたはGithubアカウントでサインインします。どちらのアカウントもお持ちでなければ、無料でMicrosoftアカウントを作成できるので作成します。
  4. 名前やメールアドレス、電話番号を入力するページが開かれるので、必要な情報を入力して「次へ」を選択します。
  5. 電話による本人確認を行う必要があるので、ご自身の電話番号を入力し、「テキストメッセージを送信する」を選択します。
  6. ショートメールが送られてくるので確認コードを確認してください。確認コードが確認できたら、ブラウザ画面に戻り、確認コードを入力する箇所があるので確認コードを入力し、「コードの確認」を選択してください。
  7. 次はクレジットカードの情報を入力するページが開きます。必要なカード情報を入力して
    「次へ」を選択します。
  8. サブスクリプション契約やオファーの詳細、プライバシーに関する声明に同意されたらチェックボックスにチェックして「サインアップ」を選択します。
  9. 遷移したページにある「ポータルの移動」を選択します。
  10. これでAzureに登録が完了しました。

無料アカウントで利用できる製品と期間

無料アカウントでも多くの製品を無期限で使用することができ、一部の製品も一年間無料で利用することができます。また無料アカウントでは登録した最初の30日間のみ22500分のクレジットを使用することができます。下記の表は無料で利用できる製品の一部です。

製品名製品概要制限
利用期間:無期限
Azure Cosmos DBアプリ開発に対応したNoSQLデータベースサービス5GBまで
Azure Maps位置情報を利用したアプリケーションの作成月間25000までのサービス呼び出し
App ServiceWebアプリの構築からスケーリングアプリ10個・1GBまで
Event Grid大規模なイベント配信を実現操作回数100000回まで
Azure Active DirectoryID の管理のためのプラットフォーム50000オブジェクトまで
Azure Active Directory B2C顧客向けアプリのアクセス管理1か月あたりのアクティブ ユーザー数50000人まで
Azure DevOps共同作業を快適にするためのサービス最初の5人まで無料
利用期間:一年間
Text Analyticsテキストの言語を抽出し、テキストを情報を分析5000トランザクションまで
Anomaly Detector問題発生前に異常を検出するためのAIサービス20000トランザクションまで
Form Recognizerドキュメントから情報を抽出500ページまで
Ink Recognizer手書きの文字やイラストをデジタルに変換2000トランザクションまで
Content Moderator画像やテキスト、ビデオのモデレート10000トランザクションまで
Computer Vision画像のイメージを分析するAIサービス5000トランザクションまで
Language Understanding自然言語を理解できるアプリケーションを構築10000テキストトランザクションまで
QnA Maker対話型のQ&Aレイヤーを作成できるAPI サービス一カ月あたり3日間無料
Face顔写真から27個の特徴点を抽出30000トランザクションまで
Translatorリアルタイムでテキストを翻訳200万文字まで
Blob Storage機械学習のためのオブジェクトストレージ5GBまで
File Storageフルマネージドなクラウドファイル共有5GBまで
Azure SQL Databaseクラウド向けのリレーショナルデータベース250GBまで
Microsoft Windows Server・Linux用仮想マシン仮想マシンを数分で作成それぞれ750時間まで

まとめ

本稿では無料アカウントの作成方法から、無料アカウントで利用できる製品について紹介してきました。無料アカウントでも多くの製品を試すことができるのでAzureを利用する際はまずは無料アカウント作成してはいかかでしょうか。

本稿が読者の皆様のAzureの導入のお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。

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