Azureの通信料金

Azureに通信料金はかかるのか?

ここではAzureを使用する際の通信料金についてお話していきます。

そもそもAzure(アジュール)とは何か

初めに、Azureとはそもそも何のことなのかということについてお話しします。Azureとは、ソフトウェアメーカーであるMicrosoft社が提供するクラウドサービスです。正式には「Microsoft Azure」といいます。後ほどご説明いたしますが、Azureの通信料金は、使用した分を支払う「従量課金制」です。クラウドとは何かしらの処理を行うプログラム(ソフトウェア)を持っていなくてもインターネット環境があれば必要な時に必要な分だけ利用することができるサービスです。

Azureの仕組み

次に、Azureの仕組みについてお話します。Azureでできるサービスの例にIaaS(Infrastructure as a Service)PaaS(Platform as a Service)があります。

IaaS(イアース/アイアース)

サービスを提供するコンピュータ(サーバ)やそれに必要な回線などの基盤部分をインターネット経由で使えるようにするサービスのことです。

PaaS(パース)

サービスを提供するコンピュータ(サーバ)やコンピュータを動かすためのソフトウェア(OS)などの動作に必要な土台となる環境(プラットフォーム)をインターネット経由で使えるようにするサービスのことです。

ちなみにMicrosoftではこれらのIaaSやPaaSの他にもSaaS(サース)といってソフトウェアをインターネット経由で使えるようにするサービスも提供しています。そのため、ユーザーはこれらのサービスを必要なもののみ自由に選択して利用することができます。

Azureを使用する手順は①Microsoftのアカウント作成、②Azureのアカウント作成、③Azureへサインイン、この3つの順番で使用することができます。

Azureの特徴

  • す べてのサービスがクラウド上で使用できる
  • サーバーなどの設備が不要なためコスト削減になる
  • AI(人工知能)を作成することができる →機械学習の開発

気になるAzureの通信料金

次に、Azureの通信料金についてご説明します。冒頭でもお話ししましたがAzureは「従量課金制」のため、Microsoftアカウントとクレジットカードをお持ちの方であれば基本の通信料金は無料で、アカウントを作成することができます。登録後30日間利用可能な¥22,500分のクレジット付きです。この30日間のお試し期間終了時に従量課金制の価格にアップグレードすることも可能です。また、12ヶ月間無料の製品もあります。

ただし、すべてのサービスを無料で使用することはできませんがAzureの通信料金は通信元や通信先によって変わってくるので注意して使用する必要があります。購入の際は、ID認証のためにクレジットカードの情報を登録する必要がありますが、その他のサービスを購入しない限りは実際に課金されることはありません。Azureではクレジットで課金をし、そこからAzure内の様々なサービスをクレジットから購入して利用します。課金額は¥6,000、¥11,500、 ¥17,000から選ぶことができます。Azureはクレジットカードでの購入ができますがプリペイドカードなどは使用できません。1年分や3年分としてまとめて購入することも可能です。

Azureの通信料金は固定額ではないため、利用する時間や利用する量に応じて価格が変動します。データの保存量が通信料金に影響してくるため、頻繁に使用しないデータはAzureの外に保存しておくといいでしょう。そうすることで無駄な通信料金なしで利用可能になります。

Azureでは、Azureにデータを転送したり、バックアップを送信したりする際に通信料金はかかりませんが、Azureからデータの送信をする際に通信料金がかかってきます。そのため、「Azureを使うとき」に通信料金がかかると認識して問題ないでしょう。

また、Azureには、通信料金の他には24時間体制で対応してくれる有償サポートシステムがあります。そのため、様々なトラブル時も安心して使用することができます。環境や応答時間によって¥3,248/月から必要に応じてプラン選択可能です。

まとめ

Azureとは、Microsoft社が提供するクラウドサービスです。

Azureは通信料金をかけずに使用することができますが、完全に無料でコストをかけずに利用したいという方には少し不向きであるといえます。しかし、「Azureを試してみたい」、「多少のコストがかかっても安心して利用したい」という方には便利なサービスといえるでしょう。

MicrosoftのサイトからAzureの通信料金の見積もりが可能なため、具体的にどのくらいの通信料金がかかるのか気になる方は、見積もりサービスを利用してみるのもいいでしょう。

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