Azureを使用するメリットと冗長化構成の必要性について

皆さんはAzureと呼ばれるツールをご存知でしょうか?
私は業務で触れる機会はありませんでしたが、今回学習する中で非常に便利なツールであることを知ることができました。
今回はAzureとは何なのかと、使用するうえで必要な「Azureの冗長化構成」に焦点を当ててご紹介いたします。

Azureについて

Azureとは?

まずはそもそも「Azure」とは何かから解説いたします。
Azureとはマイクロソフト社が提供する「クラウドプラットフォーム」のことです。
仮想マシンをクラウド上に作成・利用したり、仮想マシンのOS事態をマイクロソフト社が管理してもらうサービスなどを提供しています。
世界に55もの拠点に膨大なサーバが設置されており、強力なWANバックボーンを持っているため、国内外を問わず、
多くの方が利用されています。

Azureを使用するメリット

ここではAzureを使うことによるメリットとは何かについて解説いたします。

・世界中で使用できるネットワーク

AzureはWindowsで有名なマイクロソフト社が提供するサービスです。
そのマイクロソフト社が積極的に投資を行ったため、世界TOP3に入るほどのバックボーンネットワークを保有しています。
先述した通り、世界各国にサーバを管理する拠点が55か所もあり、約140か国でこのサービスを利用することが可能です。

・セキュリティの強さ

Azureは世界中で使用されることが念頭にあるためか、非常に強固なセキュリティを備えています。
ISOやHIPAAなどの国際的なコンプライアンスはもちろん、使用される国ごとにあるコンプライアンスにも適合しているほか、
作業の自動化による人為的ミスの削減や入館者の制限などのデータセンター内部の脅威にもしっかり対策しています。

冗長構成とは?

業務などでサーバーの構成を担当したことのない方には「冗長化構成」という文言もあまり馴染みがない言葉でしょう。
ですので、「冗長化構成」についても軽くご説明いたします。
「冗長化構成」とは、情報システムの構成方法の一つです。
サーバーなどの設備を複数台用意することにより、一部が故障しても運用を続けられるようにしたものになります。
また、普段から複数台を併用することにより、負荷を分散させるという目的を兼ねることもできます。
さらには、データの複製機能や自動切り替え機能などの技術などと合わせて利用することで、可用性の高い安全なシステムを構築することができます。

Azureの冗長化構成の必要性ついて

「Azureの冗長化構成」についてなのですが、そもそも「なぜAzureの冗長化構成が必要なのか」について解説しようと思います。
AzureのサポートサイトではSLA(Service Level Agreement(サービス水準合意書))として以下の記述があります。
『すべての仮想マシンに、同じ可用性セットにデプロイした2つ以上のインスタンスがある場合、マイクロソフトは、99.95%以上の時間において少なくとも1つのインスタンスに対する仮想マシン接続が確保されることを保証します。』
ポイントになるのは「可用性セット」という概念になります。
「可用性セット」とは「冗長性を持たせるために、複数の仮想マシンをグループ化する」というものです。
つまりは、同じ可用性セット(冗長化構成)に複数のインスタンスを当てることでそれぞれ異なる障害ドメインにデプロイされます。
上記の記述を裏返せば、同じ可用性セットが用意されていなかった場合、仮想マシン接続が確保されることを保証できないということになります。
よって、Azureを利用する場合には冗長化構成が必要であるといえます。

まとめ

今回はAzureを使用する上でのメリットと冗長構成の必要性について解説致しましたが、いかがだったでしょうか?
この記事を読んでくださった方に少しでもAzureの魅力が伝わったら幸いです。
私もこの先参画する案件でAzureを利用する機会に恵まれましたら、可能な限り活用したいと思います。

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