Azure PowerShellで使用されるコマンドレット一覧~基礎~

Azure PowerShellとは?

Azure PowerShellは、PowerShellコマンドラインからAzureリソースを直接管理するためのコマンドレットのセットです。

またAzure PowerShellは、簡単に学習して使い始めることができるように設計されていますが、自動化のための強力な機能が用意されてもいます

Windows上のPowerShell5.1およびすべてのプラットフォーム上のPowerShell6.x以降で動作します。

ここでは実際に扱う為のコマンドレットを簡単にですが説明します。

サインイン

Azure PowerShellでは、複数の認証方法がサポートされており、またAzure Cloud Shellを使用すると自動的にログインできるため、簡単に作業を開始できます。

ローカルインストールを利用すると、ブラウザから対話形式でサインインすることが可能です。

サインイン時などに使われるコマンドレットを一覧にして紹介します。

・セッションのアクティブサブスクリプションの変更

Set-AzContext

・Azure PowerShellでログインするときに使用される既定のサブスクリプションを変更

Set-AzDefault 

対話操作でサインインする

・対話形式でサインインする

Connect-AzAccount

・変数にテナントIDを格納する

Get-AzContext

・サービスプリンシパルを使用してサインインする

Connect-AzAccount -ServicePrincipal

※サービスプリンシパルのアプリケーションID、サインイン資格情報、およびサービスプリンシパルに関連付けられたテナントIDも必要になります。

また、サービスプリンシパルでサインインするにはパスワードベースの認証用と証明書ベースの認証用のどちらに構成されているかによって異なります。※

・サービスプリンシパルの資格情報を適切なオブジェクトとして取得する

Get-Credential

このコマンドによってユーザ名とパスワードを入力を求めるプリンプトが表示されます。

・マネージドIDを使用してサインインする

Connect-AzAccount -Identity

・既定ではないテナントで、あるいはクラウド ソリューション プロバイダー (CSP) としてサインインする

Connect-AzAccount -Tenant 'xxxx-xxxx-xxxx-xxxx'

※アカウントが複数のテナントに関連付けられている場合は、サインインで、接続時に-Tenantパラメーターを指定する必要があり、パラメータ値はテナントの Azure オブジェクト ID (テナント ID) またはテナントの完全修飾ドメイン名になります。

また、クラウドソリューションプロバイダー (CSP) の場合、-Tenant値はテナントIDとなります。 ※

・別のクラウドにサインインする

Connect-AzAccount -Environment 

※リージョンクラウド内のアカウントの場合は、サインインするときに-Environment引数で環境を設定します。※

・使用可能な環境の一覧を取得する

Connect-AzAccount -Environment 

基礎コマンド

Azure PowerShellの基礎コマンドレットを一覧にして紹介します。

・Azureに接続する

Connect-AzureRmAccount

・Azure PowerShellモジュールの更新(管理者権限で実行する)をする

Update-Module -Name AzureRM

・サブスクリプションの一覧を取得する

Get-AzureRmSubscription

・既定のサブスクリプションを選択する

Select-AzureRmSubscription -Subscription

・使用できるロケーションの一覧を表示する

Get-AzureRmLocation | select Location

サービスプリンシパル,仮想マシン(VM)

サービスプリンシパル、VMに関するコマンドレットを一覧にして紹介します。

・サービスプリンシパルの作成をする

New-AzADServicePrincipal

・既存のサービスプリンシパルの取得をする

Get AzADServicePrincipal

・仮想マシン(VM)の作成をする

New-AzVM 

・仮想マシン(VM)のパブリックIPアドレスを確認する

Get-AzPublicIpAddress

・リソースグループ、VM、およびすべての関連リソースを削除する

Remove-AzResourceGroup

まとめ

コマンドレッドを簡単にですが紹介しました。

Azure PowerShellを使用するには、コマンドレットが必要不可欠なので少しでも参考になれば幸いです。

参考文献:
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/authenticate-azureps?view=azps-1.8.0
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/authenticate-azureps?view=azps-3.8.0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

前の記事

Microsoft Azureとは?