GCPの料金について

はじめに

昨今データサイエンスが注目されるようになり、データを扱う企業が増えてきました。扱うデータ量が増え、高度な機械学習技術が利用されるようになると、それに伴いコストも増大してきます。今回はクラウドサービスの中でもGCP(Google Cloud Platform)の価格、料金体系についてご紹介していきたいと思います。

GCPの料金について

GCPの料金は従量課金制となり、利用した分だけ料金がかかります。無料トライアル期間もあり、気軽に試すこともできます(Gsuiteなど一部サービスではベーシックプランで月額600円かかる定額制が採用されていることもある)。そもそもGCPは設備が必要のないクラウドサービスであることから初期コストが発生しません。
GCPは他のクラウドプロバイダーと比べて、平均で60%低価格に設定されており、コスト削減が期待されます。継続利用による割引があるなど、GCPの最大の魅力はその料金の安さにあると言えます。安さの秘密は、Google自体のサービスの規模(検索、Gmail,ドライブ)から来るものや、完全独自設計のサーバー、データセンター、機械学習による省電力化、コンテナによる仮想化など先に進んだ技術、提供サービスの少なさが影響しているのだと思う。他のクラウドと同じサービスをGCPでやると高確率でコストが抑えられるので、コストを削減を考える方は一度見積りを出す価値はあります。

わかりやすい料金体系

前払い金が不要

前払い金なしで、Google Cloud Platform の優れたサービスを手頃な料金で利用できます。

従量課金制

データセンターの構築は多くの利用者にとって専門外でしょう。GCPではサービスの利用に応じて支払うことで経費を削減し、本来の業務に集中できます。

解約金が不要

サービスを無効にすると、その瞬間に課金も停止されます。

料金を抑えるイノベーション

継続利用割引

持続的なワークロードで Compute Engine と Cloud SQL を長期間利用する月は、最大 30% の割引が自動的に適用されます。

プリエンプティブル VM インスタンス

データ マイニングやデータ処理など、中断が可能なワークロードについては、最大 79% の割引が適用されます。

秒単位の課金

クラウド利用の実情を考慮して、秒単位で課金されます。

Coldline

テープ並みのコストで、ディスク並みの速度のアーカイブ ストレージをご利用いただけます。

カスタムマシンタイプ

CPU とメモリを自由に構成できるため、一定のマシンタイプしか提供されない他のクラウドと比べて最大 48% もコストを削減できます。

確約利用割引

前払い金またはインスタンス タイプによる制限なしで、最大 57% の割引が適用されます。

適正サイズの推奨

使用状況に応じて推奨サイズが提案されるため、管理にかかる経費と時間を節約できます。

料金に見合った最先端のパフォーマンス

お得な正規価格

Compute Engine の正規価格は、AWS EC2 と比べて平均 8% 以上低く設定されています。

より優れたインフラストラクチャ

効率を最大限に高められるよう Google がインフラストラクチャを構築するため、利用者は本来の業務に専念できます。

高速

Google の技術インフラストラクチャは秒単位で起動し、高速なインスタンス ネットワーキング、高速なローカル SSD、高速なストレージ スループット、100 万 QPS までスケールできるグローバルなロードバランサを備えています。

スマート

Google は機械学習を使用してあくなきシステムの最適化を追求しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。GCP(Google Cloud Platform)ではGoogle社内で使われているインフラやテクノロジー、高度な機械学習技術などサービスが使用でき尚且つ料金が安く抑えることができます。GCPの料金は従量課金制となり、利用した分だけ料金がかかります。無料トライアル期間もあるので気軽に試す価値もあります。GCPなら価格を抑えることができ、本来の開発業務に集中して取り掛かることができるでしょう。もちろんサービスや使い方によって 他のクラウドサービスであるAWS や Azure の方がコストメリットがある場合もありますが、完全独自設計のサーバーやデータセンター、機械学習による省電力化、コンテナによる仮想化など、Google 独自の先端的なアイデアと技術力を備えたGCPは競合クラウドに負けないコストパフォーマンスを実現してくれるでしょう。