Java Silver取得への勉強方法

Java Silverとは

Java Silver(正式名称 Java SE Programmar Ⅰ)とはOracle公認の資格であり、初級者向けであるJava Bronze、上級者向けであるJava Goldの間にある、中級者向けの資格です。この資格を取得することで上級者の下で作業ができる技術レベルであると認識されることが多くなります。テストの概要としては、全150分、77問のテストで合格率は65%です。

Java Silver取得のきっかけ

Javaの学習時、Javaの学習内容を活かした強みを「目に見える形」で発揮できるものが欲しいと思い、取得を決意しました。今回の記事はJava Silverの勉強法について、自身の体験をもとに記載させていただきます。今後同資格の取得を考えておられる方の参考になればと思います。

Java Bronzeとの比較

Java Bronzeと比較すると、引っ掛け問題は少ないですが、1つ1つの単元の内容が深く、覚える内容が一気に増えたので一筋縄ではいかなかったです。所感ですが、Java Bronze受験後の方が内容ができていないかよりは、変なミスがないかの方が不安でした。また、時間配分に関しては150分あるので、あまり時間を気にせず問題を解き切りました。

勉強方法

使用教材は以下になります。(Bronzeも記載)

Java Bronze対策:白本(スピードマスター) 2周、紫本(オラクル認定資格教科書)1周

Java Silver対策:白本(スピードマスター) 2周、黒本(徹底攻略)3周

Java Silverのテストを受験したとき、出題傾向がほぼ黒本通りだと感じたので、黒本を徹底することを強くお勧めします。紫本はJava Silver対策の時は使用していないのですが、細かい説明がないと不安という方は使用することをお勧めします。(Bronze対策時はかなり参考にしていました。)白本は主に実力確認用です。

勉強期間は約1か月、集中して取り組んだのは試験1週間前からになります。その他の期間は1日1単元を目途に勉強を進めていきました。

Java Silverの資格取得に向けた勉強の進め方ですが、順番的には「白本→黒本→白本→黒本→黒本」の流れで進めていきました。同じ問題のみを繰り返すことに不安を覚えてしまうので、白本も間に挟みながら進めました。

Java Bronzeのとの出題共通単元は、まず問題を解き、解説を見て理解するところから始めました。ある程度はスムーズに解けますが、コードは複雑になっているので、しっかり1つ1つのコードを追っていかないとミスをします。解答を見たときに「あ、そうだった」と思ったことは多々ありました。

新単元(例外処理・API)に関しては、間違ってもいいのでまずは解答し、解説を読みながら自分の認識との違いと各問題の注意点を徹底的に把握することを努めました。新しい知識を増やすというよりは、間違った理由と解答が正しい理由をしっかり理解することが大切だと思います。※ただし、ラムダ式に関しては、Java Silverの範囲であればまず式の形を覚えてしまってから内容を理解しようとした方が良いと思います。

1周目、内容の理解はざっくりでも大丈夫だと思います。参考として、私が1週目の最後に解いた模擬試験での正答率は5割5分でした。少し焦るぐらいが、2周目のモチベーションにつながったので、今思えば良かったと思っています。この後で、一旦白本を1周挟みました。出題範囲・内容は同じですが、傾向が少し異なるので、解説の理解を中心に行いました。

2周目を解いた時には1周目の黒本と白本の解説・ポイント自体が少しは頭に入ってきているため、解説を再度見たときポイントがすっと入ってくるようになります。最後に解いた模擬試験での正答率は7割5分まで上がりました。この時点で少し自信がついてきました。ミスの仕方も細かいミスというよりは内容が抜けている部分が数点あるという印象でした。

3周目は最終確認用です。この時の模擬試験はの正答率は8割5分でした。過去問で8割を越すことができれば合格が視野に入ってくると思います。

過去問が8割を超えた段階でテストを実施しました。ちなみに当日の朝は間違えた問題の復習を行い、準備を整えて挑みました。結果無事に合格することができました。得点率は7割後半です。解き終わった後の感想としては、変なミスをしていなければ大丈夫だろうと思ったため比較的気持ちに余裕はあったと思います。

まとめ

自分が行ったJava Silverの勉強方法と結果については以上になります。1周に時間を掛けるというよりは、徐々に理解を深めていき、演習量を増やして行く方法が良かったと思いました。どうしても分からない問題は、問題のコードを実際にコードに書いて挙動を見ていくこともお勧めします。また、継承等の問題は各クラスの関係性を図示できるようにしておくと状況が把握しやすくなると思います。よろしければこちらも参考にしてください。ご拝読いただきありがとうございました。