ゲーム制作について

ゲーム制作とは?

近年、たくさんのゲームがリリースされていますが、どのような工程で作られ、どのようなツールが使われているのか知らない人も多いと思います。今回、実際の工程の流れや、どのような開発ツールが使われているのか開発ツールの選び方、どんな職業の人がいるのかについて紹介します。

ゲーム制作の流れ

1. ゲームの企画を考える

個人個人が市場調査、ニーズ、いろんなものを加味してどの層を狙ったなにが面白いゲームなのかを煮詰めてゲームそのもののコンセプトとビジネス面での結果の可能性について考える。開発規模や、人数により大きく作業自体が変わる場合もある。

2.会議やプレゼンテーションをする

考えてきた企画を会議でプレゼンテーションしブラッシュアップする。具体的な中身や、フロー、計画について他人の案を加味して磨きをかけ、開発を始める準備をする。

3.仕様書の作成ならびにデザイン開始

さらに詳しくゲーム制作全体のながれや、シナリオ、キャラクターなど詳細なゲームの仕様書を作成する。この仕様書の完成度がゲームの完成度といっても過言ではない。規模が大きくなればなるほど詳細な情報がないとズレが生じる。少人数のコアメンバー、リーダーたちで完成させる場合が多い。キャラクターデザインなどイラストの制作を開始する。

4.プログラミング

プログラマーがプロト版(α版)の制作。この段階のプログラマーの力量で制作過程が大きく動く。単純作業の繰り返しの場合が多い。プログラマーとプランナーの連携により仕様書にどれだけ近いものが作れるのかがわかる。また考えていたものができない場合やより良い案が生まれたりと一番制作している実感が多い。ゲーム制作でこの過程が一番作業は多い。

5.UIやサウンド、キャラクターデザインの導入

プロト版のプログラミングが終わった段階でUIやサウンド、キャラクターデザインの導入を始める。またプランナーは作業管理や各役割の人との連携に動く。デザインやサウンドはそのゲーム自体の雰囲気や世界観のイメージを大きく担っているため、作り直しや修正が多い。プログラマーはこのデザインやサウンドの導入でバグが大量に発生する。修正やブラッシュアップになる。α版からβ版などこの段階で何回も修正が必要になる。

6.デバック

ある程度完成したプロト版を実際に遊んでみる。シナリオやイベント、動きなど実際に遊びバグや改善点を見つける作業です。ゲーム制作でかなり重要な過程でバグなどを見つけさらにブラッシュアップする。

7.完成

ローカライズし配信や販売をスタートさせる。販売してプロジェクトのものありますが、近年はアップデートや追加コンテンツの管理、サーバー管理などそのあとも続く場合が多い。制作チームの規模が落ちる。これで完成になります。規模が大きく期間が長ければ長いほど完成した時の達成感はすごいです。ゲーム制作プロジェクトも様々な規模のものがあり、多少の誤差はある場合がありますがこれが実際のゲーム制作の大まかな工程です。

ゲーム制作での開発ツールの紹介やツール選び方

まず、ゲーム制作でのプログラムや全体開発自体の使用ツールは様々なものがあり、自社のゲーム制作ツールをつかったり、有名なものだと、Unity、Unreal Engine、DIRECTXなど、たくさんあります。デザインではAdobe関係のツールやMaya、AutoModellerなど様々あります。デザイナーによって使うものが違います。プランナーではエクセル、ワードなどなど一般的なものから、規模が小さいものではプランナーがデザインやプログラムを担当することもある。ツールの選び方では、使うものが毎回きまっているのではなく、それぞれのプロジェクトやゲームの内容や構成に合わせて、何を使うべきかを判断しより効率的につかうことが多いです。

ゲーム制作での様々な職業について

ゲーム制作にはたくさんの職業の人が関わり協力して制作しています。一部紹介させていただきます。

・ゲームディレクター
ゲーム制作全体の責任者、全体を指揮監督する。スケジュール管理や、企画にも参加する。

・ゲームプランナー
市場やトレンドを調査し企画を担当する。幅広い知識と高いコミュニケ―ション能力が必要。

・ゲームプログラマー
開発言語を使い企画書に沿いゲームそのものを作っていく役割。なんども修正や改善が必要になり単純作業が多いが重要な役割。

・ゲームグラフィックデザイナー
ゲームに登場するキャラクター、背景、UIなど企画書やプランナーの人と話し合い世界感やイメージを絵やCG化していく役割。

・サウンドクリエイター
BGMや効果音を作成する。世界観やイメージに合ったサウンドの作成する役割。

・声優
ゲームのキャラクターの音声やナレーションなどに声を吹き込む役割。キャラクターごとの印象に大きなイメージを残すため重要な役割。

・ゲームテスター
デバックを行いバグの発見や改善点を見つける役割。作業自体に余裕が出てきた人が行うこのも多々あり。

ほかにもたくさんの職業の人がゲーム制作に関わっています。興味がある人はぜひ調べてみてください。