AWSを勉強したいプログラマー必見|初心者向け10の勉強方法

AWSとは


AWSとは、Amazonが提供するクラウドプラットフォーム「アマゾン ウェブ サービス」の略称です。大手インターネット通販会社としても知られるAmazonによるサービスとして、コンピューティングやストレージをはじめとした、インフラストラクチャテクノロジーに加えて、分析やデータレイクといった分野も幅広く扱っているのが特徴でしょう。AWSならではの豊富な機能の中から、業務に必要なサービスを自由に選択できます。

AWSを利用するメリット


AWSには複数のメリットが存在します。そのひとつとして挙げられるのが、構築コストの削減が可能ということです。AWSなどのクラウドプラットフォームは、サーバーやストレージなどを自前で用意しなくても、すぐに業務を始められるため、構築コストの削減にも役立つのではないでしょうか。クラウドプラットフォームの中でも、AWSは多くの機能とリソースを備えています。業務を進めるうちに必要になったリソースなども利用できるため、魅力的でしょう。

AWSを利用するデメリット


便利なクラウドプラットフォームとしてメリットの多いAWSですが、一方でデメリットがあることも覚えておきましょう。自由度の低さもそのひとつです。利用者にとって都合が悪い日であっても、AWSでは予告通りにメンテナンスが行われます。メンテナンス日時を予定に合わせて変更するといった、自由は存在しないものと思ったほうがよいでしょう。また、ランニングコストの高さなども、AWSのデメリットとして挙げられます。

AWSを勉強するにあたって


AWSを勉強するにあたっては、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、AWSを勉強する際のポイントを紹介します。ほかのサービスと同様に、AWSならではの特徴があります。勉強を効率よく進めるためには、AWSでできること、クラウドのメリット、多数の利用者から選ばれる理由などのポイントを、あらかじめしっかり押さえておくことをおすすめします。

勉強方法1:AWSでできることを理解する


勉強を始める際に、まずはAWSでできることを理解しましょう。AWSにはたくさんのサービスが用意されています。165を超えるサービスの中から、業務に役立つものも見つけられるのではないでしょうか。AWSでできること、できないことをチェックしたうえで、ストレージ、コンピューティング、ユーザーマネジメントといった多彩なカテゴリーの中から、勉強するべきサービスや、業務に適したサービスを見つけてみましょう。

勉強方法2:クラウドのメリットを理解する


AWSがクラウド型のサービスであることも、勉強する際に押さえておきたいメリットです。クラウドプラットフォームを使用すれば、サーバー構築をはじめとした初期費用が発生しません。つまり、ITリソースにかかる初期費用は、AWSを利用することで削減できるでしょう。また、自前でサーバーや環境を構築するといった従来の形式に縛られることなく、用意されたITリソースを利用できます。そのため環境構築にかかる時間も、AWSの利用で短縮が可能です。

勉強方法3:AWSが選ばれる理由を知る


クラウドプラットフォームはAWSだけではなく、さまざまな企業から提供されています。その中でも、なぜAWSが多くの利用者から選ばれるのかも勉強しておくとよいでしょう。初期費用やコスト、多彩なサービス、柔軟に対応可能なITリソースとしての価値など、AWSには利用者に選ばれる理由が存在します。また、即時対応が可能なインフラは、ビジネスチャンスを逃さないための強力なサポーターとしても活躍するのではないでしょうか。

勉強方法4:AWSサービスの全体像を掴む


豊富に用意されたAWSサービスを勉強する前に、全体像を掴んでおきましょう。AWSにはカテゴリーごとにたくさんのサービスが用意されています。あらかじめ全体像を把握しておけば、業務に利用したいサービスを、素早く見つけられるのではないでしょうか。AWSサービス群の例としては、ストレージ、コンピューティング、セキュリティ、マシンラーニングなどが存在します。

勉強方法5:AWSの各サービスに詳しくなる


全体像を掴んだら、AWSの各サービスについて詳しく勉強しましょう。それぞれのサービスによって、できることが異なります。実際の業務では、案件ごとに適したサービスの選択が求められる可能性があります。また、業務によっては、複数のサービスを組み合わせる必要があるかもしれません。各サービスを個別に勉強しておくことで、利用するべきサービスをすぐに指定できるでしょう。

勉強方法6:AWSの新しい情報に気を配る

AWSの新しい情報をチェックしておくのも、おすすめの勉強法でしょう。AWSは頻繁にアップデートが繰り返されているため、数日前に勉強したことが、すでに古い情報になっている可能性も考えられます。アップデートをはじめとするAWSの情報には、常に気を配っておくのがベターです。スムーズに勉強を進めて、実際の業務に活かすためにも、日々変化する情報のチェックは必要です。

勉強方法7:学習したことをまずは実践してみよう

勉強で得た知識やスキルは、実践によって定着しやすくなります。勉強した知識を活かし、ハンズオンなどを使ってみましょう。知識として勉強するだけではわからないような、実際の使用感なども、手を動かすことで理解できるのではないでしょうか。勉強で得た知識の実践には、セルフペースラボの利用などもおすすめでしょう。セルフペースラボでは、AWSのサービスについて順番に勉強できるほか、実際にAWSが稼働している環境で学ぶことが可能です。

勉強方法8:AWSのトレーニングを受ける

AWSではトレーニングも提供しています。AWS公式のトレーニングを利用すれば、さらに理解を深められるのではないでしょうか。AWSのトレーニングには、デジタルトレーニング、クラスルームトレーニング、プライベートトレーニングなどが用意されています。1人での勉強に行き詰ったときにも、これらの公式トレーニングをぜひ活用してみてください。また、AWSの資格試験に向けた勉強にもトレーニングは役立つでしょう。

AWSデジタルトレーニング

AWSデジタルトレーニングでは、実践的なスキルを勉強できます。デジタルトレーニングはオンラインで学べるため、自分の都合に合わせて学習を進められるのも便利なポイントでしょう。無料のデジタルトレーニングには「開発者のための Alexa」や「データ分析の基礎」などがあります。また、トレーニングの内容によって基礎コース、中級コースといった各コースが用意されていて、基礎から段階を踏んで勉強できるのも魅力です。

AWSクラスルームトレーニング

仮想もしくは対面で行うAWSクラスルームトレーニングは、さらにしっかりとAWSを勉強したい人におすすめでしょう。AWSの認可を受けたインストラクターがトレーニングを担当し、ライブ授業で具体的なスキルを学習できるのがポイントです。AWSクラスルームトレーニングでは、ディスカッションやプレゼンテーションに実地学習を組み合わせ、AWSに関する知識やスキルを徹底的に学習できます。

AWSプライベートトレーニング

クラスルームトレーニングが苦手な場合は、プライベートトレーニングを選択してもよいでしょう。AWSプライベートトレーニングは、クラスルームトレーニングと同じく、AWSの認可を受けたインストラクターが担当しています。対面かオンラインで展開するAWSプライベートトレーニングは、個別環境でじっくりとAWSを学びたい人におすすめでしょう。自分のペースで学習を進めたいときにも、ぜひ活用してみてください。

勉強方法9:AWS認定に挑戦しよう

学習の成果を確認するために、AWS認定への挑戦もおすすめです。AWS認定試験をクリアすれば、AWSに関する知識とスキルを証明できるでしょう。AWSにはAWS認定試験に合格するためのトレーニングが複数用意されています。トレーニングの中には無料のものもあり、気軽に利用可能です。AWS認定クラウドプラクティショナー、AWS認定デベロッパーなどの試験に向けたトレーニングも、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

勉強方法10: その他の認定試験にも挑戦しよう

努力を重ねてAWSに関する知識をしっかり勉強した、AWS認定試験にもクリアしたという人は、その他の認定試験に挑戦してみましょう。IT関連には、AWS認定試験の他にもたくさんの試験が存在します。AWSのクラウドプラットフォームを学ぶ過程で得た知識を利用して、ぜひ学習を続けてみてはいかがでしょうか。認定試験に合格すれば自信が深まり、キャリアアップにも役立つかもしれません。

AWSを勉強できるサービス


AWSに関する知識を深めたいけど、独学では限界があると感じている人も多いのではないでしょうか。1人きりで続ける勉強には、限界があります。効率よく学習を進めたいなら、AWSを学べる各種サービスを活用してみてください。ここでは、AWS学習コースなどが用意されたサービスを3つ紹介します。オンライン環境があれば手軽に学べるサービスも充実していて、自分の都合に合わせて利用できるのが魅力です。

Schoo

Schooは、さまざまなジャンルの授業を放送しているサービスです。生放送コミュニティとして、チャットなどでコミュニケーションを取りながら、好みの授業を学べるのが特徴でしょう。AWSに関する授業も放送しているため、1人では学習が進まないという人におすすめです。わからないことは質問しながら、仕事や学校、家事の隙間にAWSに関する知識を習得できます。

ドットインストール

忙しい毎日の中でも学び続けたい、さくっと勉強したいという人は、ドットインストールを試してみてください。ドットインストールでは、すべてのレッスンが3分の動画にまとめられているため、隙間時間に学習できます。ドットインストールのメリットとしては、スマートフォンからの視聴が可能な点も挙げられるでしょう。通勤・通学の暇つぶしを兼ねて、3分動画で気楽に学ぶことが可能です。

paiza

AWSに関する知識はもちろんのこと、IT、プログラムといった各種スキルも磨きたい人にはpaizaがおすすめでしょう。スキルチェックによるプログラミング力診断など、さまざまなサービスを備えています。paizaラーニングとして、要点をわかりやすくまとめた3分動画や練習問題が用意されているのもポイントです。短い時間でさくっと学習を続けながら、実力アップを目指せるでしょう。

AWSを勉強して能力をあげよう!


初期費用や構築コストを削減して各サービスを利用できるAWSは、さまざまな業務に活用されています。AWSの勉強方法を工夫して能力を磨けば、理想の環境への就職やキャリアアップなども期待できるかもしれません。AWSの勉強にチャレンジして、ぜひ能力アップを目指してみてください。