未経験からPythonエンジニアになるためのポイント7つを解説

Pythonエンジニアとは


Pythonは、アプリ開発やWebサイト構築、情報収集などの分野で活躍するプログラミング言語です。近年はAIが製品やシステムに取り入れられることが増えてきたため、今後Pythonを扱うことができるエンジニアの活躍場所はより増えていくでしょう。また、科学分野の分析処理に向いているので、pythonエンジニアはIT業界以外でもビッグデータを使用する場面で必要とされています。

未経験からPythonエンジニアになれる?


未経験の方がPythonエンジニアを目指すのは難易度が高いと感じているでしょう。しかし、学習方法を工夫さえすれば、未経験であっても知識やスキルを身につけることは可能です。Pythonはプログラムの読みやすさに重きを置く言語のため、文法が初心者でもわかりやすい簡単なものになっています。未経験でも勉強時間をきちんととって、継続的に学習を続けていけばPythonエンジニアとして働くことができます。

未経験からPythonエンジニアになるためのポイント7つ


Pythonはプログラミング超初心者の方でもわかりやすい言語です。他の言語に比べて文法が簡単なのに、いろいろなことができるので、少しコードを書けるとやりたい事をすぐに実現することができます。しかし、未経験の方がPythonエンジニアになるために必要なことは、プログラミングの勉強以外にもあります。まずは途中で挫折しないように、自分の目指すゴールに合わせて学習方法をアレンジしましょう。

Pythonエンジニアになるためのポイント1:エンジニアの業界知識を付ける


まずはエンジニアの業界自体を理解することがポイントです。もしエンジニアの業界知識がないまま転職活動を進めていった場合、自分の求めていた仕事像と全く違う職種についてしまったり、面接で求められていることが理解できなかったりなどの状況に陥るでしょう。エンジニアとして働くと言っても、コードを書くような仕事だけではなく、バグを見つけるためのテストをするSE職というものもあります。

Pythonエンジニアになるためのポイント2:案件をたくさんみておく

他の方が書いたPythonのコードを読むことで、コードの書き方を学びましょう。聞くだけ読むだけの基礎勉強も大切ですが、エンジニア達の実践的な案件を参考にしていくことでより実用的な知識が身につきます。短いコードが大量に載っている、「Active State Code」というサイトがおすすめです。英語で書かれているサイトですが、コードさえ読めれば参考になるでしょう。

Pythonエンジニアになるためのポイント3:ポートフォリオを作成する

ある程度基礎ができてからの段階ですが、実績としてアピールできるポートフォリオサイトの作成をしてみましょう。ポートフォリオサイトを作るということは1つのウェブサイトを作ることになるので、それだけ技術が身につきます。また、Pythonエンジニアとして仕事を請け負う際の案件獲得にも役立つでしょう。最初の実績作りとしてポートフォリオサイトを作成するのもよいでしょう。

作成方法

先ずはPythonをインストールし、現在使っているパソコンのPython環境を確認しましょう。続いてDjangoをインストールし、実際にポートフォリオ作成に取り掛かりましょう。Djangoで任意の画面が表示できるようになったら、デザインを記述するCSSを使って見やすいデザインにしましょう。この3つを使うと基本のサイトができあがるので、ここからカスタマイズを進めていきましょう。

Pythonエンジニアになるためのポイント4:実務経験を積もう

いくら未経験からPythonエンジニアになることが可能と言っても、やはりデータ分析などの実務経験がある方は実績が評価され、採用に繋がりやすいのも事実です。いくら未経験OKの案件だとしても、何の実績もなければ採用は厳しいと心得ておきましょう。そのためにも、現役のエンジニアのサポートをしてみたり、ポートフォリオサイトを作ったり、アプリを作ってみたりと言った実務経験を積むことを強くおすすめします。

Pythonエンジニアになるためのポイント5:キャリアアドバイザーを活用する


未経験からPythonエンジニアをめざしている場合、ただの転職サイトではなく、キャリアアドバイザーのいる転職エージェントに登録しておくとよいでしょう。そうすることで、さらに業界の情報を得られたり、給与交渉や面接対策などをしてくれる可能性が高くなります。複数の転職エージェントに登録して、たくさんの職務内容や必須経験を比較してみると自分の目的に合った案件が見つかりやすいでしょう。

Pythonエンジニアになるためのポイント6:ある程度英語も学ぶ

IT系の最新情報や公式サイトの多くは、英語で書かれています。英語に苦手意識を持っているのであれば、早い段階で克服しましょう。勉強をしていてわからない部分を検索したら、海外のページばかり出てくる可能性もあります。この機会にPyhonの日本語訳サイトと現文の英語のサイトを照らし合わせて勉強してみてはいかがでしょうか。公式のドキュメントを現文の英語で内容が理解できれば、他のプログラム勉強にも役立ちます。

Pythonの学習方法5つ


プログラミングは、未経験であっても独学であっても身につけることができます。しかし、独学での学習は挫折してしまうことも多いのが事実です。自分に合った方法で楽しく学習を続けましょう。

Pythonの学習方法1:スクールに通う

スクールと聞くと通学しなければいけないイメージがありますが、最近ではオンラインや夜間、土日も対応している社会人向けのスクールも増えています。お金をかけてでも短期集中でPythonを習得したいのであれば、スクールに通うのがいちばんの近道でしょう。

Pythonの学習方法2:サイトやSNSを参考にする

プログラミングの勉強をしていると、何かしら腑に落ちない部分や理解できない部分、またはもっと詳しく知りたい部分が出てくるでしょう。そのような時には、エンジニアのためのQ&Aサイト「teratail」を利用してみるのがおすすめです。質問をしたことは忘れにくいですし、自分で質問しないにせよ、最新技術に関する質問も多いので知識の幅を広げるという意味でも有益なサイトです。

Pythonの学習方法3:本を参考にする


やはり体系的に学習ができ、信頼できる情報が多い参考書も1冊は手元に置いておきたいものです。問題集や過去問をこなすことも必要ではありますが、古い本だと開発環境のバージョンが異なり操作がわからないということがよくあります。プログラミング言語は日々進化しているため、できるだけ発行日が新しいものを選びましょう。

Pythonの学習方法4:講習会に参加する


プログラミングは初心者向けの基礎構築のものから、上級者向けの応用技術のものまでたくさんの講習会が活発に行われています。講習会に参加することで新しい知識を得るだけではなく、自分の知識のアウトプットだったり、他のエンジニアと交流することで学習へのモチベーション向上につながるでしょう。完全独学で進めていくと挫折してしまう可能性が非常に高いので、講習会などの集まりを上手く活用していきましょう。

Pythonの学習方法5:オンライン学習アプリを活用する

近年ではスマートフォンのアプリでも手軽にプログラミングが学べるのはご存じでしょうか。基本的には無料で使うことができ、さらにパソコンがない状態からでも始められます。すきま時間を活用して、ゲーム感覚で楽しく学ぶことができるのがアプリ学習の魅力です。ただし、アプリ学習だけでPythonエンジニアとして仕事を獲得するまでに成長することは難しいです。あくまでも、補助教材としての活用と考えておきましょう。

Pythonエンジニアの求人の探し方


ただ闇雲に「Pythonエンジニア・未経験OK」などで転職サイトを探すのは得策とは言えません。なぜなら、そう簡単にコードを書くような仕事にはつけませんし、自分の理想とするPythonエンジニアに就ける可能性を下げてしまうからです。しっかりとプログラミングの基礎を学び、クローンアプリから練習し、最終的にオリジナルアプリまで開発した上で、直接転職エージェントのキャリアカウンセラーに相談するべきです。

Pythonエンジニアを目指そう


海外ではすでに高い人気があり、またPythonエンジニアは将来性も非常に期待できます。AIや機械学習・ビッグデータなどの分野は日本国内でも注目され始めていますが、需要に対してエンジニアは圧倒的に足りていません。また、プログラム言語の中でも文法がシンプルでわかりやすく汎用的に使用できるので、プログラミング初心者でも始めやすいと言えるでしょう。ぜひエンジニアになるための始めの一歩を踏み出してみましょう。