未経験女性がエンジニアに転職するためのポイント5つと面接対応のポイント

女性エンジニアの仕事とは


エンジニアの仕事は、8割以上を男性が占めています。女性エンジニアを目指す人も増えてきていますがまだまだ珍しい存在です。IT業界は急速に発展をしているため常に人手不足です。将来的には多くの職種がAIに奪われるといわれる中で、IT系の技術職はロボットではなく人が担当する分野なので、女性の進出が期待される職種です。

そもそもエンジニアとは


エンジニアとは、機械、建築、土木、電気などの技術者や技師のことを言いますが、ITエンジニアは大きく4つに分けることができます。ITエンジニアは、業務システムの設計や運用支援をするシステムエンジニア、設計書に基づいたプログラムをするプログラマ、企業内のネットワーク構築や保守を担当するネットワークエンジニア、Webやモバイルサイトのアプリケーション開発やコンサルティングを担当するWebエンジニアに分類されます。

女性エンジニアの割合と年収


2014年エンジニアの女性の割合は全体の15%ほどでしたが、2019年は約30%になり近年人気が高まってきています。しかし、男性のエンジニアが多数を占めるので、男性社会のイメージが強いかもしれません。エンジニアは需要があるので年収は高い傾向にあります。技術力があれば男女関係なく評価され、新しい仕事を任せてもらいどんどんスキルを身につけることも可能なので、やりがいのある仕事と言えます。

未経験の女性のエンジニア求人状況


未経験の女性のエンジニアの求人状況としては、人手不足から人材確保を優先するために、転職後に仕事をしながら知識を習得する求人があります。未経験でも応募が可能ですが、人気があるため応募が集中する傾向が強いです。企業側の人手不足などにより十分な教育できない可能性もあるので、入社前に教育環境をしっかり確認しましょう。

未経験から女性エンジニアに転職するメリットとデメリット


女性は結婚、出産などで家事育児を優先させることで、仕事を継続することが難しい場合があります。ITエンジニアは、女性が長期に働く上でライフステージの変化にとても強く、柔軟に対応しやすい職種と言えるでしょう。未経験から女性エンジニアに転職することで、どのようなメリットデメリットがあるのかをみていきましょう。

メリット


未経験から女性がエンジニアに転職するメリットは、専門的な技術を身につけることでどこでも働くことができます。結婚出産などで休職、退職をしなくてはならない時も、しっかりと技術を習得していれば、即戦力として再就職や職場復帰がしやすくなる可能性があります。また在宅での仕事など、自分のライフスタイルに合った働き方ができるでしょう。

デメリット


未経験の女性がエンジニアに転職するデメリットは、IT業界は目まぐるしく新しい情報が出てくるので、常に新しい知識を身につけるために努力が必要です。慢性的な人材不足のため、労働時間が長い傾向にあります。長時間の過酷な労働は、女性エンジニアが増えない原因でもあります。体力的にも精神的にもタフさが要求される業種です。

未経験から女性エンジニアへ転職するための5つのポイント


慢性的な人材不足に悩むIT業界は、シニア、女性、外国人など多様な人材の育成や確保に取り組むために力を入れています。未経験から女性エンジニアに転職する場合は、どのようなことに気を付けたらよいのか5つのポイントをみていきましょう。

1:未経験からでも応募可能なエンジニア職種を探す


未経験から女性エンジニアへ転職するには、未経験でも応募可能なエンジニア職を探すことが大切です。まずは転職サイトなどを見て、未経験でも応募可能な求人をピップアップしてみましょう。未経験可の求人は、未経験でもいきなり高い技術を要求されるということは少ないため、実務を通して技術力を学ぶことができるでしょう。ただし、忙しくて現場はそこまで手が回らない可能性もあるので、入社前に学ぶ環境が整っているかをしっかりと確認する必要があります。

2:求められる技術・経験を知る

未経験から女性エンジニアへ転職するためには、どのような技術や経験が必要なのかを良く調べて、自分の仕事として向いているのかどうかをしっかりと確認しましょう。求められるスキルとしては、コミュニケーション能力や理論的思考などがあげられます。こういった能力が高ければ、未経験の女性でもエンジニアへの転職は可能と言えるでしょう。

3:必要な技術を学べる専門学校に通う


未経験から女性エンジニアへ転職するには、必要な技術が学べる専門学校へ通うとよいでしょう。最近の専門学校は、Web上で受講可能なものもあるので、仕事をしながらでも無理なく続けることができます。また、転職支援制度のある専門学校では、実践的な技術を学ぶことができ、卒業後に企業への転職支援も受けられるため、効率よく転職活動をすることが可能です。

4:未経験から応募できる求人サービスを活用する


未経験から女性エンジニアへ転職するには、未経験でも応募可能な求人サービスを調べて利用するとよいでしょう。転職サイトはたくさんありますが、それぞれに特徴があり強みも違います。その中から女性向けの転職サイトや女性の求人に強いサイトをピックアップして、ITエンジニアの求人から応募するとよいでしょう。また、転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーに相談する方法もあります。

5:独学で技術を習得し求人にエントリーする

未経験から女性エンジニアへ転職するためには、独学で技術を習得して求人にエントリーする方法もあります。独学の場合のメリットは、自分の都合で好きな時間に好きなだけ勉強できることです。決まった時間を技術習得に使えない人は、ちょっとずつでも時間を作って勉強することができます。しかし、一人で勉強をしているとわからないことを調べるのに時間がかかり、つまずいてしまうこともあるので根気が必要となります。

未経験の女性の面接対応のポイント


未経験の女性がエンジニアに転職する際、面接はどのようなことに気を付けたらよいでしょうか。エンジニアは男性が多数を占めるため、面接をする人はほぼ男性だと考えられます。面接する側に、未経験でもエンジニアとして十分にやっていけるな、と思われることがポイントとなります。

志望動機の書き方

未経験女性がエンジニアに転職するときの志望動機は、どのように考え、まとめていくと伝わりやすいでしょうか。まずは企業側がどのような人物を求めているのかを募集要項で確認しましょう。それを踏まえて企業や業種を選んだ理由や、将来はどのように成長していきたいかをしっかりとアピールすると、志望動機を明確に伝えることができるでしょう。

身だしなみ


未経験女性がエンジニアに転職する際の面接の身だしなみは、服装については何も指定がなければスーツで面接に行きましょう。ITエンジニアは、ラフなイメージがあるかもしれませんが、何も言われないと私服でOKということではありません。スーツやメイクは、良い印象の清潔感のあるものを選ぶとよいでしょう。私服で来てくださいと言われて場合は、面接者に不快感を与えないオフィスカジュアルで行くことをおすすめします。

アピールポイントの強調

未経験女性がエンジニアに転職するためには、まず企業がどのような人を求めているかを明確にし、自分がその仕事をするうえで活かせる能力は何かをアピールすることが大切です。アピールは自分の強みばかりを主張するのではなく、自分の中での課題を伝えつつ強みを伝えることで、効果的に相手に良い印象を与えることができるでしょう。

未経験でも事前準備とアピール方法によって転職は可能


未経験女性がエンジニアに転職することは、しっかりとした事前準備と明確なアピールをすることで可能でしょう。エンジニアは様々な分野がありますが、その分野がどのような仕事なのか、自分に適性があるのかを見極めて、その仕事をする際、自分の能力がどのように活かせるのかを考え行動することで、転職をすることができるでしょう。