【種類別】Pythonのおすすめのフレームワーク9選と選び方を紹介
Pythonのフレームワークの選び方
この記事では、Pythonのフレームワークの選び方や、それぞれのフレームワークの特徴について紹介しています。
Pythonには、アプリケーション開発に役立つフレームワークが数多く存在します。
ここでは、フレームワークの選び方について紹介します。
フレームワークとは
フレームワークとは、アプリケーション開発の際に、その土台として機能するソフトウェアのことです。
一般的には、土台になるフレームワークに必要な機能を追加して、アプリケーション開発を進めていきます。
フレームワークを使うと、アプリケーション開発のための土台ができているので、開発工程の大幅な削減ができます。
フレームワークの選び方
フレームワークは、自分が開発したいアプリケーションに合わせて選ぶのが一般的です。
フレームワークには、Webアプリケーション開発に適したフレームワークや、ディープラーニング向けのフレームワークなど、さまざまな種類があります。
特に、Pythonのフレームワークの中には、非同期フレームワーク、汎用性のあるフルスタックフレームワーク、小規模開発に適したマイクロフレームワークの3種類があります。
Pythonのおすすめの非同期フレームワーク3選
Pythonには、おすすめの非同期フレームワークが3つあります。
非同期フレームワークとは、非同期通信ができるフレームワークのことです。非同期通信とは、データの送信者と受信者の間で、タイミングをとらずに通信をして、複数の処理を並行して行うことです。
ここでは、Pythonのおすすめの非同期フレームワークを、3つ紹介していきます。
Pythonのおすすめの非同期フレームワーク1:Growler
1つ目のPythonのおすすめの非同期フレームワークは、Growlerです。
Growlerは、Python3.4の標準ライブラリにある、非同期ライブラリのasyncioを基に構築したWebフレームワークです。
Growlerは軽量なフレームワークで、必要な機能を簡単に追加でき、複雑のアプリケーションの実装も簡単にできます。
Pythonのおすすめの非同期フレームワーク2:Tornado
2つ目のPythonおすすめの非同期フレームワークは、Tornadoです。
Tornadoは、PythonのWebフレームワークと非同期ネットワークライブラリから成り立っています。
Tornadoは、非同期接続によりWebSocketなどの各ユーザーが長時間の接続を必要とするアプリケーションの開発に適しています。
Pythonのおすすめの非同期フレームワーク3:aiohttp
3つ目のPythonのおすすめの非同期フレームワークは、aiohttpです。
aiohttpは、Pythonの非同期フレームワークで、クライアントとHTTPサーバーの両方をサポートしています。また、すぐに使えるWebSocketをサポートしていて、コールバック地獄を回避できます。
aiohttpの多くは、大規模開発やWebアプリケーション開発の現場で使用します。
Pythonのおすすめのフルスタックフレームワーク3選
Pythonには、おすすめのフルスタックフレームワークが3つあります。
フルスタックフレームワークは、アプリケーション開発に必要な機能を一通り備えた、汎用性のあるフレームワークのことです。Pythonのフルスタックフレームワークには、Django、Cubicweb、Pylonsなどがあります。
ここでは、Pythonのおすすめのフルスタックフレームワークを、3つ紹介していきます。
Pythonのおすすめのフルスタックフレームワーク1:Django
1つ目のおすすめのPythonのフルスタックフレームワークは、Djangoです。
Djangoは、Webアプリケーション開発に必要な機能がそろっていて、セキュリティミスなどを回避して、安全にアプリケーション開発ができます。
Djangoは、フルスタックフレームワークなので、SNSや科学計算プラットフォーム、コンテンツ管理システムなど、さまざまな用途で使用できます。
Pythonのおすすめのフルスタックフレームワーク2:CubicWeb
2つ目のPythonのおすすめのフルスタックフレームワークは、CubicWebです。
CubicWebは、セマンティックWebアプリケーションフレームワークです。
CubicWebを使うと、コンポーネントを再利用し、オブジェクト志向の設計原則に従って、Webアプリケーションを効率的に開発できるようになります。
Pythonのおすすめのフルスタックフレームワーク3:Pylons
3つ目のPythonのおすすめのフルスタックフレームワークは、Pylonsです。
Pylonsは、Pythonのプログラムの再利用をして、Webアプリケーションを簡単に構築できるように設計されたフルスタックフレームワークです。
Pylonsを使うと、より複雑なWebアプリケーションの開発ができるようになります。
Pythonのおすすめのマイクロフレームワーク3選
Pythonには、おすすめのマイクロフレームワークが3つあります。
マイクロフレームワークは、必要最低限の機能を持つフレームワークで、軽量かつシンプルなのが特徴的です。Pythonのマイクロフレームワークには、Dash、Flask、Bottleなどがあります。
ここでは、Pythonのおすすめのマイクロフレームワークを3つ紹介していきます。
Pythonのおすすめのマイクロフレームワーク1:Dash
1つ目のPythonのおすすめのマイクロフレームワークは、Dashです。
Dashは、Pythonでデータを扱うWebアプリケーション構築のためのシンプルなフレームワークです。
Dashは、Pythonの高度なユーザーインターフェイスを持ち、データを可視化するアプリケーションの開発に適しています。
Pythonのおすすめのマイクロフレームワーク2:Flask
2つ目のPythonのおすすめのマイクロフレームワークは、Flaskです。
Flaskは、軽量でシンプルなマイクロフレームワークで、既存のコードを再利用して設計されています。
Flaskは、小規模なアプリケーション開発に適していて、関数から関数を呼び出して利用する際に、スレッドセーフが保証されるなどのさまざまな機能を持ちます。
Pythonのおすすめのマイクロフレームワーク3:Bottle
3つ目のPythonのおすすめのフレームワークは、Bottleです。
Bottleは、必要最低限の機能だけを持つフレームワークで、高速で軽量かつシンプルなWSGIマイクロWebフレームワークです。bottle.pyというファイルで構成され、Python標準ライブラリ以外の依存関係を持ちません。
Bottleは、シンプルなマイクロフレームワークなので、小規模なアプリケーション開発に適しています。
Pythonのフレームワークを使用するメリット3選
ここまでは、Pythonのおすすめのフレームワークについて紹介しました。どのフレームワークも、アプリケーション開発に役立つことでしょう。
Pythonのフレームワークを使用する上で、3つの大きなメリットがあります。
ここでは、Pythonのフレームワークを使用するメリットを、3つ紹介していきます。
Pythonのフレームワークを使用するメリット1:ルールの統一化
Pythonのフレームワークを使用するメリット1つ目は、ルールの統一化ができることです。
異なるスキルを持つ多数のエンジニアが作成するプログラムのソースコードは、ばらつきが出やすく、コードが読みにくくなり、メンテナンスが難しくなってしまうことがあります。
フレームワークを使用すると、大人数の開発でもコードのルールを統一化でき、質の高いシステムの開発ができます。
Pythonのフレームワークを使用するメリット2:セキュリティが高い
Pythonのフレームワークを使用する2つ目のメリットは、セキュリティが高いことです。
Pythonでは、Webサービスの開発やビッグデータを扱うシステムで、機密情報を扱うことがあり、高いセキュリティを保つ必要があります。
Pythonのフレームワークには、高いセキュリティの実現に必要な機能をサポートするものがあり、重要な情報を守るために役立つことでしょう。
Pythonのフレームワークを使用するメリット3:効率良く開発ができる
Pythonのフレームワークを使用するメリット3つ目は、効率良く開発ができることです。
フレームワークを使用すれば、コードを1から作成する必要がなく、アプリケーション開発に必要なコードの作成を削減できます。
そのため、効率よく開発ができ、作業時間を短縮できることでしょう。
Pythonのフレームワークを使用して効率的に開発を進めよう
ここまで、Pythonのおすすめのフレームワークや、フレームワークを使用するメリットについて紹介してきました。
Pythonのフレームワークは、アプリケーション開発に必要な機能がそろっていて、開発の役に立つことでしょう。
アプリケーションの開発に携わりたい方は、ぜひPythonのフレームワークを使用して効率的な開発を進めてみてください。