【プログラミング言語別】おすすめのフレームワーク総合18選を紹介!
フレームワークとプログラミングとの違い
フレームワークとプログラミングは同じ立ち位置にあるものではなく、プログラミング>フレームワークという包括関係にあります。
プログラミングはコンピューターに動作を行うよう指定をする情報処理を指し、フレームワークはそのプログラミングに効率的な機能を付加することを指します。
【プログラミング言語別】おすすめのフレームワーク
プログラミング言語は1種類だけではありません。Java、Ruby、PHP、JavaScriptなどさまざまなプログラミング言語が存在しています。
フレームワークもプログラミング言語の数にあわせて数多く存在しています。その言語の特性に合わせてより効率的に作業が行えるように用意されています。
Rubyのおすすめのフレームワーク3選
オブジェクト指向のプログラミング言語のRubyはシンプルでわかりやすい言語として有名です。年々プログラマーの人口が増えつつある昨今、使いやすい言語としてそのユーザーの更なる広がりが期待されています。
Rubyのフレームワークを使用することで、プログラムを開発する上でさまざまなメリットをもたらしてくれます。
おすすめのフレームワーク1:Sinatra
Sinatraはアメリカの歌手フランク・シナトラの名前が由来となっています。楽しもうというコンセプトの元で作られたフレームワークで、その名前からも楽しむことを奨励していることが理解できます。
フレームワークはとてもシンプルで、初心者の方が初めて習うにはうってつけです。最小限の制約しかなく覚えることもすくないのでストレスレスなのも大きなメリットです。
おすすめのフレームワーク2:Ruby on Rails
Ruby on Railsは、多くのプログラマーがRuby on Railsを通じてRubyを知るきっかけを作った有名なフレームワークです。
その大きな特徴にMVCが挙げられます。 MVCはModel、View、Controllerの頭文字で、それぞれが独立性を有しており、1つの要素にプログラムの変更を加えても他の要素に影響を及ぼさないため分業が容易に可能です。
おすすめのフレームワーク3:Padrino
PadrinoはSinatraをベースに作成されているフレームワークで、さまざなテンプレートエンジンと連携することができるgeneratorの存在が大きな特徴です。
generatorはプロジェクト、モデル、コントローラー、マイグレーション、管理画面などを生成する機能で、一度作成したらそれを追加して使用できるため開発しやすいメリットがあります。
JavaScriptのおすすめのフレームワーク4選
JavaScriptはWebページの見栄えを良くするためのプログラミング言語です。Webの知識がなくても気軽に始められ、開発環境もブラウザとテキストエディタがあれば大丈夫です。
JavaScriptはブラウザでWebサイトを表示するクライアントサイドスクリプト上の世界で、動的な表現をさせたりWeb制作を簡単に早くすることができます。
おすすめのフレームワーク1:Vue.js
Vue.jsは仮装DOMを採用しているフレームワークなので、無駄なレンダリングを省き、結果パフォーマンスの向上につながります。
特徴はデータと描画を同期することができる双方向データバインディングを採用しています。また、コンポーネント指向でもUIコンポーネントというリユース可能な共通部品を設定しているため、手軽でスピーディーにWeb制作をすることが可能になっています。
おすすめのフレームワーク2:React
Reactの特徴は宣言的viewにあり、シンプルな設計でデータが更新された時に、適切なコンポーネントを更新してくれるため予測性が高いフレームワークです。
コードのデバッグもしやすく、JavaScript内に HTMLタグを格納するような応用もしやしすいため、より具体性を持たせたレンダリングが期待できます。
おすすめのフレームワーク3:AngularJS
AngularJSはJavaScriptの中でも人気のあるフレームワークです。MVWフレームワークの定義には「M (Model)、V(View)の議論なんて意味はない、Whatever(なんでも)いいからコードを書こう」というメッセージです。
双方向データバインディングをはじめ、ディレクティブよるHTML拡張など機能多岐に渡り、現在Angular2まで実装されています。
おすすめのフレームワーク4:Express.js
Express.jsとはJavaScriptを実行する環境の1つであるNode.jsをより使いやすくするフレームワークです。RubyがNode.jsとすれば、Ruby on RailsがExpress.jsのポジションにあります。
Express.jsはフロントエンド・バックエンドも1つの言語で実行することができ、Webの様々なサービスやIoTの活用も可能にさせます。
Javaのおすすめのフレームワーク3選
Javaは世界で利用者が多いプログラミング言語です。サーバーで管理されるサーバーサイドプログラムのため、多様なコンピュータ(OS)で同じような動作が可能で汎用性が高いのが大きな特徴です。
Javaはオブジェクト指向という概念によって大規模開発でも利用されており、集団の作業にも向いているという特徴も見逃せません。そのため、企業などの最前線で活用されています。
おすすめのフレームワーク1:Spring Framework
Spring Frameworkの特徴の1つにDI(Dependency Injection=依存性の注入)が挙げられます。
大規模開発のアプリなどでは、途中の修正や変更などが多く入ります。そこでDIを採用することでプログラムが外部依存するため、1つ1つのコンポーネントの独立性が保たれ、最小限の軌道修正で済むことにつながります。
おすすめのフレームワーク2:Play Framework
Play Frameworkは軽量であることが大きな特徴のため、他のプログラミング言語であるScalaにも使うことができます。またコンパイルがしやすく作業速度の向上も期待できます。
Play FrameworkはRuby on Railsから着想を得ており、MVC設計であることも特徴の1つです。分業で開発することも可能な仕様なため、大規模開発で効率的な作業ができます。
おすすめのフレームワーク3:JSF
JSFはJavaServer Facesの略で、「顔」という言葉からもわかるように、ユーザー側からの使いやすさを追求したフレームワークです。
大きな特徴はWebアプリを作る上で基本的なプレゼンテーションコンポーネントが実装されていることです。ボタン、テキストフィールド、セレクトボックスなどのコンポーネントが表現されているため、使いやすいといわれています。
CSSのおすすめのフレームワーク3選
CSSはWebページを構成するHTMLをスタイリングするためのプログラミング言語です。HTMLの要素をどのように修飾するかを指定する役割を担っているので、HTMLとセットで考えられています。
CSSが必要な理由は、HTMLと役割を分担することで、的確な情報活用に寄与するためです。HTMLの中に見栄えを良くする制御を組み込むと、文書構造が崩れてしまう可能性があります。
また、HTML上でスタイリングをしないことで、ブラウザの閲覧環境に左右されないことも理由の1つです。意図するレイアウトで閲覧できるような機能を備えているのがCSSの役割になります。
おすすめのフレームワーク1:Foundation
FoundationはデバイスによってWebページが変化するレスポンシブデザインにも有効な人気のフレームワークです。
グリットシステムを実装しているためサイトの枠組みを容易に構築できる他、オフキャンバスメニューを標準装備されており、スマホなどのメニューが多いデバイスには有難い機能を有しています。
おすすめのフレームワーク2:Bootstrap
Bootstrapはルールに沿って利用すれば整ったページが構築できてしまう便利なフレームワークです。そのため初心者でも簡単にWebページが作成できます。
特徴はその使いやすさ以外に、Foundation同様、レスポンシブデザインに対応しているところです。グリッドシステムを採用しているため、マルチデバイスに対応可能です。
おすすめのフレームワーク3:UIkit
Ulkitもレスポンシブデザインに対応した人気のあるフレームワークです。しかも使いやすい特徴がいくつか存在しています。
Ulkitは軽量で、他のCSSのフレームワークと併用しても問題ない仕様です。テクストアイコンはBootstrap同様、標準装備されていますが、Ulkitはよりシンプルな記述で済み、簡略化が期待できます。
またスライドショーなどの拡張機能も充実しています。
PHPのおすすめのフレームワーク3選
PHPは、サーバーサイドのプログラミング言語で動的にWebページを生成することが可能です。他のプログラミング言語より文法が簡単なため、比較的容易に習得できる言語として人気があります。
PHPは同じサーバーサイドのMYSQLと連携しやすいことでも有名です。そのため、WordPressなどのアプリケーションに使われています。
おすすめのフレームワーク1:CakePHP
CakePHPは日本で有名なPHPフレームワークで、その特徴はComposerに対応していることにあります。
Composerとは依存性管理ツールで、あれこれ探さず欲しいライブラリを入力すれば、自動的に提示してくれます。又、オートローダーやvendorディレクトリ管理など多機能で便利です。
おすすめのフレームワーク2:FuelPHP
FuelPHPは高速軽量な上にMVC設計を採用しており、高い独立性と同一保持性を担保しているフレームワークです。
「最先端のフレームワーク」という概念からも解るように、古いPHPを全面サポートしています。またRuby on Railsとは逆の「規約より設定」がコンセプトのため、複雑な設定をせずに済み、解読性の高いコードを書けるという特徴があります。
おすすめのフレームワーク3:Laravel
LaravelもCakePHP同様、Composerに対応しているフレームワークで高い人気を誇っています。そして何より「自動生成」システムが大きな特徴としてあげられます。
制作の初段階の時点で自動生成してくれるので、データ構造や文法を考える時間が省かれるため、短納期の案件や初心者には入りやすいフレームワークと言えます。
Pythonのおすすめのフレームワーク2選
Pythonの特徴はシンプルな構文で覚えることが少なく、1行で多くの処理を記述可能なため、言語の文字数を少なくすることが期待できるプログラミング言語です。
さらに言語に様々な機能を付加する標準ライブラリが予め用意されており、数多くの用途に使用可能なPython向けの外部ライブラリも豊富です。
おすすめのフレームワーク1:Flask
Flaskは小規模なWebアプリケーションを制作することに適しているフレームワークです。その特徴はマイクロフレームワークという標準で提供している機能が最小限となっていることが挙げられます。
余計な機能が付加されていないため、非常に軽く、カスタマイズ性に優れているのがFlaskの大きなメリットです。
おすすめのフレームワーク2:Django
DjangoはInstagramやPinterestにも活用されています。高度な処理速度を実現していることが大きな特徴で、memcashedという分散型キャッシュシステムがそれを可能にしています。
また、Djangoは「ユーザー認証」「管理画面」「サイト案内」「RSSフィード」などの実装に必要な機能が揃っており、実用性に優れています。
プログラミングにフレームワークを活用するメリット3つ
主要なプログラミング言語にはもれなくフレームワークが用意されていることが理解できたのではないでしょうか。
フレームワークには様々な特徴あるので、中身を理解しないで、闇雲に実装することはおすすめできません。そのフレームワークの特徴を理解した上で、自らのWeb開発に有用かどうかを判断した上で取り入れることが大切なポイントです。
フレームワークを活用するメリット1:シンプルにコードが書ける
フレームワークのシンプルなコードの記述はプログラミング全体のコーディングの量を減らすことにも貢献しています。
シンプルなコード記述にするためには、プログラミング言語だけではなく、その言語のフレームワークの書き方をマスターする必要があります。
フレームワークを活用するメリット2:開発速度の向上
フレームワークは統一したコードにより、部分的にプログラマー間の開発スピードの差が生じなくなる点も大きなメリットです。
全て一からはなく、ある程度決まったテンプレートが準備されているので、メインプログラミングに集中特化することができます。
フレームワークを活用するメリット3:コードが読みやすくなる
シンプルなコード進行により、コーディング量を全体的に減らす効果があるということは、プログラム全体のコードを読みやすくすることにもつながります。
また、フレームワーク自体もシンプルなコードが多く、統一したコードであるため、誰が見ても理解しやすいコード内容になりやすいことも大きなメリットです。
プログラミングに最適なフレームワークを見つけよう
いかがでしたか。フレームワークはWebの開発に大きな役割を担っていることが理解できたのではないでしょうか。
現在は企業間の開発競争が活発で、開発スピードの速さと運用管理の的確さのどちらのスキルも求められています。この要求を満たしてくれるのがフレームワークなのです。
フレームワークの特性を勉強し、プログラミングに最適なチョイスができることが、多くの需要を満たすことにつながります。