データサイエンティストに役立つおすすめの資格10選!仕事内容とは?

データサイエンティストとは?

データサイエンティストとはデータを分析、解析する職種です。

一般社団法人データサイエンティスト協会では、データサイエンティストはデータから価値を引き出し、課題に答えを出すプロフェッショナルだと定義しています。

データサイエンティストはビッグデータを分析し、予測をしたり有益になる発見をしたりする仕事です。

データサイエンティストに役立つおすすめの資格10選

データサイエンティストに役立つおすすめの資格をご紹介します。

さまざまなデータを収集し、分析を行なって結果を出すことがデータサイエンティストの仕事です。データサイエンティストに国家資格は必要ありませんが、取得するのであればどのような資格が良いのでしょうか。

ここではデータサイエンティストに役立つおすすめの資格10選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめの資格1:基本情報処理技術者試験・応用情報技術者試験

基本情報処理技術者試験・応用情報技術者試験はITエンジニアにとって定番の資格です。

基本情報処理技術者試験と応用情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験の1つです。基本情報処理技術者試験はエンジニアの登竜門と呼ばれており、応用情報技術者試験は基本情報処理技術者試験の次に取得を目指す資格となっています。

IT人材として幅広い知識を持っていることの証明として、資格を取得しておくのがおすすめです。

おすすめの資格2:オラクルマスター

オラクルマスターは日本オラクル社が認定しているデータベースの資格です。

データベースの資格としてはもっとも有名な資格で、現在はSilver SQL、Bronze DBA、Silver DBA、Gold DBAという4つのレベルがあります。

より高いレベルの資格を取得すれば、データサイエンティストとして必要なデータベースを扱う技術や知識を保有していることの証明になります。

おすすめの資格3:統計検定

統計検定は統計に関する知識や活用力を保有していることを証明できる資格です。

統計検定はデータサイエンティストに必要な、データに基づいて客観的に判断し、科学的に問題を解決する能力について評価する試験です。

そのため、統計検定を受験して資格を取ることで、データサイエンティストとして仕事をするために必要なスキルを持っていることの証明になるでしょう。

おすすめの資格4:データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験はデータベースの技術を保有した専門家であることを証明できる資格です。

データベーススペシャリスト試験は情報処理技術者試験のスキルレベル4に相当する試験となっているため、前述の基本情報処理技術者試験・応用情報技術者試験と比較しても難易度が高いでしょう。

しかしデータベーススペシャリスト試験に合格すれば、データベースを扱うデータの専門家として評価してもらえるでしょう。

おすすめの資格5:G検定・E資格

G検定・E資格は一般社団法人日本ディープラーニング協会が認定している資格です。

G検定がディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業活用する能力を評価するもの、E資格がディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を評価するものとなっています。

まとめて「ディープラーニング検定」と呼ばれており、データサイエンティストとして人工知能分野のスキルを習得できます。

おすすめの資格6:Python3 エンジニア認定データ分析資格

Python3 エンジニア認定データ分析資格はPythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う資格です。

Pythonの資格試験には「Python3 エンジニア認定基礎試験」と「Python3 エンジニア認定データ分析試験」の2種類があります。

このうち後者の「Python3 エンジニア認定データ分析試験」はPythonを利用したデータ分析基礎の方法を問うため、データサイエンティストにもおすすめです。

おすすめの資格7:統計士・データ分析士

統計士・データ分析士は統計やデータを扱う能力を評価する資格です。

どちらも実務で統計やデータを扱う人向けの資格です。一般財団実務教育研究所の通信講座である「現代統計実務講座」を受講し、修了することで資格を取得することができます。

受験資格は特になく、統計士の取得なら8ヶ月間、データ解析士の取得なら4ヶ月間受講する必要があります。

おすすめの資格8:画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定は画像処理分野の開発、設計の知識を評価する資格です。

画像処理はデータサイエンティストとしても日頃行う業務となっているため、画像処理の資格を取得するのもおすすめです。

画像処理エンジニア検定は画像処理に関する開発や設計に必要な知識を問う試験で、基礎知識の理解を測るベーシックと、専門知識の理解と応用能力を測るエキスパートの2種類にわかれます。

おすすめの資格9:OSS-DB技術者認定試験

OSS-DB技術者認定試験はオープンソースデータベースに関する技術や知識を認定する資格です。

データサイエンティストとしてデータを保管、抽出する際に利用するデータベースの技術者を認定する試験です。

OSS-DB技術者認定試験の資格を取得することで、データ分析の際に必要となる基礎的なデータベースの運用スキルを持っていることの証明になります。

おすすめの資格10:アクチュアリー

アクチュアリーは保険や年金、金融などで必要な数理業務を行うスキルを認定する資格です。

アクチュアリーは、直接データサイエンティストとは関わらない仕事ですが、アクチュアリーの仕事では統計や確立を扱うため、データサイエンティストと業務内容が似ています。

そのため、高度な統計、確率のスキルを身につけるためにもおすすめです。

データサイエンティストの仕事内容5つ

データサイエンティストの仕事内容をご紹介します。

ここまでデータサイエンティストにおすすめの資格についてご紹介してきましたが、実際にデータサイエンティストとして働く場合、普段はどのような仕事を行うのでしょうか。

ここではデータサイエンティストの仕事内容5つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

データサイエンティストの仕事内容1:顧客にヒアリングをとる

データサイエンティストの仕事は、まずは顧客にヒアリングを行います。

データサイエンティストは最初から明確な目的が決まっており、いきなりデータ分析を始めるというわけではありません。

まずは顧客からどのような課題を抱えていて情報をどのように利用したいのか、何のためにデータ分析を行うのかなどをヒアリングするところから始まります。

データサイエンティストの仕事内容2:課題の解決をする

データサイエンティストの仕事は、課題解決のためにデータの収集や加工を行うことです。

ヒアリングができたら、ヒアリングをもとに課題解決に必要なデータを収集し、加工していきます。また、収集するだけではデータの中に不要なデータも含まれているため、不適切な情報や不要なデータなどを取り除くデータクレンジングを行います。

データサイエンティストの仕事内容3:データを分析して集計する

データサイエンティストの仕事は、データを分析して集計を行うことです。

ビジネスに活用するデータをさまざまな視点から分析していきます。分析には既存の統計ツールを利用したり、データサイエンティストが開発したシステムを利用したりすることもあります。

また、データ分析には統計学的な知識や数学の知識などが必要とされます。

データサイエンティストの仕事内容4:レポートを作成する

データサイエンティストの仕事は、レポートの作成を行うことです。

データ分析の結果は基本的にレポートとしてまとめることになります。レポートは専門家ではない人が見てもデータから何がわかるのか、取るべきアクションが何かがわかるようにする必要があります。

そのため、データサイエンティストはデータを整理し、解決策を顧客に提案するためにもわかりやすいレポートを作成します。

データサイエンティストの仕事内容5:データの保存をする

データサイエンティストの仕事は、データの保存をすることです。

収集した膨大な量のデータは、データサイエンティストがデータベースに保存することになります。また、その際には不要なデータはカットするといった加工も行います。

データサイエンティストに求められる能力とは?

データサイエンティストにはさまざまな能力が求められます。

データサイエンティストにはデータ分析に必要となる統計学的な知識や機械学習の知識、データベースの知識やスキルだけでなく、システム開発ができるだけのプログラミングスキルなども必要になります。

また、データサイエンティストとしてキャリアアップしていきたいなら、コミュニケーションスキルやマネジメントスキル、提案力なども必要になってくるでしょう。

データサイエンティストで役立つ資格を取得しよう

資格を取得してデータサイエンティストを目指しましょう。

データサイエンティストになるための国家資格はありませんが、データサイエンティストになるために役立つ資格は多くあります。

ぜひこの記事でご紹介したデータサイエンティストにおすすめの資格を参考に、データサイエンティストに役立つ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。